実験記録447-A
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SCP-447-2の実験記録

承認 O5-█
監査 O5-█、O5-██、O5-█
計画責任者: A. クレフ博士

SCP-447を扱う全ての研究者は次の形式でこの実験記録に結果を追記してください:

日付: ████/██/██
実験対象:

手順:

結果:

注:



日付: ████/██/██
実験対象: SCP-882

手順: SCP-447-2を潤滑剤として精製し、海水より一時的に取り出したSCP-882の全ての接触部へ潤滑剤として使用した。

結果: SCP-447-2により摩擦とノイズを50%低減する事に成功したが、錆も取り除かれてしまった。SCP-882は直ちに海水へ戻し、扱ったスタッフは検査のため隔離された。

注: 「二度と試さないように、いいね?」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: モルモット1体。ペットショップにて購入。

手順: 死なないよう頭部を液面より高く保ちながら、対象をSCP-447-2に5分間浸した。

結果: 毛皮が液体まみれになったので、実験対象はSCP-447-2を除去するための毛繕いに数時間を要した。それ以上の有害な影響は報告されていない。

注: SCP-447-2を慎重に毛皮より取り除いた後、実験対象はペルー出身のエージェント・███████の食事となった。エージェント・███████はその肉を、彼の言葉によると、「これまでで最高のcuye(食用モルモット)」だと報告した。SCP-447-2をマリネに使用するための承認は現在のところステーキが死体を構成しているかどうかを評価するために保留となっている。


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-500

手順: 対象をSCP-447-2に5分間浸した。

結果: あらゆる病気を癒す効果に加え、対象はいまや患者の息に新鮮なミントの香りを残すようになった。

注: 「何を期待してこの実験を行ったんだ? 君は、真剣に、なにが起こると思ってた?」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-076-2

手順: 500mlのSCP-447-2と500mlのウォッカ(███████)を混ぜ、2ダースの氷を加えて良く振り、ピッチャーに濾した。混合物の約0.2Lをグラスに注ぎ、ミントとライムを添えた。この混合物は、「やあAble、これ飲んでみない? 凄くいいよ」とSCP-076-2に渡された。

結果: SCP-076-2はこの液体が、彼の言葉によると「さわやか」であると同意したが、SCP-447-2と死体の相互作用を聴くやいなや興味を失った。

注: SCP-076-2は死体になるかまたは死体を作る傾向があるため、さらなるSCP-447-2との接触はこれを禁止する。


日付: ████/██/██
実験対象: ペンティアム4 コンピューター 1台、1.5 Ghz [データ削除済]付属

手順: 対象から電源ケーブルを外し、SCP-447-2に5分間浸した。

結果: 対象はべたべたに固まり、もはや役に立たなくなった。

注: 「こんな事を思いつく頭は蹴り飛ばせ」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-063

手順: ███博士はSCP-063で歯を磨くためSCP-447を歯磨き粉の代わりに使った。

結果: ███博士はそもそもあまり歯磨き粉を使う必要がないと考えられる。

注: 「おい、一体何でそんなことを?」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: 死体 1体

注: テストは中止され、実験を計画した研究者はクラスD職員に割り当てられた。

注(2): 「君たち、本当にそんなに難しい事か? 死体は無しだと言ってるだろう? 全く、決して、絶対にだ。考えるのも冗談にするのも、ましてや試すのは絶対に駄目だ! まったく。」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: A. クレフ博士

手順: A. クレフ博士を廊下で待ち伏せ、SCP-447-2で満たした浴槽へ引き摺り込み、約25秒間浸した。

結果: 対象は激昂し、もし実験手順に違反しないなら実験を行ったスタッフを殺してやるところだと脅した。

注: 「この混乱が片づいたらすぐに貴様らとはお別れだな。」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: 硝酸カリウムと砂糖の混合物

手順: スプーン1杯のSCP-447を硝酸カリウムと砂糖の混合物に加え、間に合わせのスモークグレネードとした。

結果: 新しい混合物は燃焼を遅くするだけでなく、発煙量を10倍、持続時間をオリジナルの約5倍に改善した。ただし、煙はミントの香りがする緑色になった。

注: 「安価なスモークグレネードには悪くないが、野外では役に立たないだろう。死体に煙が接触する確率がただ高すぎる。」


日付: ████/██/██
実験対象: Snider教授

手順: SCP-447 2滴(1ml/滴)、1滴ずつをSnider教授の両目に(追記、スナイダー教授は乱視で通常は補正眼鏡を掛けている)。

結果: 6時間ほど視野が明瞭になり、焦点も合っていたが、全てが緑がかって見えるとSnider教授は報告した。対象の視力は直ちに正常に戻ったが、以前より両目が鮮やかな緑になった。

注: 「まあ、とにかく眼鏡の方がよく見えるな」 - スナイダー教授

注(2): 「視力矯正として市場価値があるかもしれないが、人々は余計な緑色にも気付くだろう。ただそれでも、私は個人使用のためにこれを数Lほど要求したい。」 - エージェント・マー


日付: ████/██/██
実験対象: スキムミルク グラス1杯 8オンス(236ml)

手順: 小さじ2杯(10ml)のSCP-447をミルクによく混ぜた。

結果: ミルクは明るい緑色になり、わずかにとろみを増し、ミントの香りがついた。後に化学分析によってラクトースが含まれていないことが示された。

注: 「おい、これは販売できるかもしれないな。死体がミルクを飲まないことは確かだ。」 - スナイダー教授


日付: ████/██/██
実験対象: 速乾セメント 15ポンド(6.8kg)

手順: 標準の小型ミキサー内にセメント粉末を5ガロン(19L)のSCP-447を入れて混ぜた。

結果: 緑がかった混合物の硬度は通常のコンクリートより50%増しであったが、固化には倍の時間が掛かった。

注: 「有望そうだが、作るのに時間が掛かりすぎるし、死体が中に落っこちる危険性が高すぎる。」 - スナイダー教授


日付: ████/██/██
実験対象: 水 カップ2杯(475ml)

手順: 大さじ1杯(15ml)のSCP-447-2をよく水に攪拌した。

結果: 水は緑色になったが、それ以外は正常。汚染が78%まで減少した。

注: 「これはスイミングプールへ塩素の替わりとして使うのに良さそうだ。臭いもなく髪が脱色される事もない清潔な塩素水として。ただ残念なことに、いくらかのスイマーは不注意で死体になってしまう。」- Ray A██████博士


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-458により生成されたピザ 1枚

手順: エージェント・Palhinukが片手に1小カップのSCP-447-2を、もう片方の手にSCP-458を持った。

結果: SCP-447-2の構成に明らかな変化は見られていない。SCP-458はチーズ練り込み生地のハンバーガーピザを生成。SCP-447-2に一切れを浸けて食べた後、エージェント・Palhinukはクリーミーイタリアンドレッシングのような味がすると告げた。彼がピザを食べるにつれ、エージェント・Palhinukの息はフレッシュミントの香りになった。その後、彼は数時間ほどピザの箱を溜めにかかった。

注:SCP-458の性質に新たな効果をもたらしたものの、特記事項としては、Palに過食の傾向がある程度である。軽い心理療法を受けると良いだろう。」 - del Morrino博士

「ドレッシングとして販売する事をお勧めしたいのですが、ピザを頻繁にたくさん食べる方は死体になりがちでして……」 - エージェント・Palhinuk


日付: ████/██/██
実験対象: 携帯電話 ██████製 1台

手順: ██████の携帯電話を、電源を切ってバッテリーを外した状態で、1LのSCP-447-2で満たされたプラスチック容器に5分間浸した。

結果: ██████の携帯電話は駄目になったため、近くの炉に放り込まれた。燃える██████の携帯電話から出る灰や煙は緑色でミントの香りがしたと報告された。

注: 「ねえ、誰か僕の携帯電話しらない?」 - エージェント・Palhinuk


日付: ████/██/██
実験対象: コンドーム Trojan製 1個

手順: コンドームをA██████博士の[データ削除済]に装着し、SCP-447-2を適用した。それから彼はSCP-447-2で覆われたコンドームを[データ削除済]により試験した。

結果: [データ削除済]。A██████博士はこの手順を「非常によくいった」と報告した。

注:それ用の潤滑剤として売れるかもしれない。ただ、警告ラベル程度じゃ屍姦愛好家が手に取らないようにするのに十分とは思えないな。」 - A██████博士


日付: ████/██/██
実験対象: 乗用車3台。ホンダシビック 2006、ダッジ・ストラトス 06、シボレー・マリブ 06 各1台

手順: SCP-447をそれぞれの車へ同様に、オイル、ウィンドウのウォッシャー液、またはラジエーターへと混入させた。

結果: それぞれの車へ個別にそれぞれの液を加えた結果、各車の様々な要素が改善された。

-ホンダのラジエーターは車両の平均温度の2倍以上である340℃を超えるまでオーバーヒートを起こさなかった。排水された水は緑がかって見えた。

-ストラトスのフロントガラスは新品のように完璧に綺麗になり、ほこりや汚れを寄せ付けなかった。副作用としてガラスは緑色に染まった。

-マリブのエンジンパーツは動力計上で16万マイルにわたって完璧に潤滑され続けていた。排気は緑色に染まっていた。

注: 「素晴らしい。だが、運転手の知能レベルによっては死体で汚染される確率が高すぎる」 - Ax██████博士


日付: ████/██/██
実験対象: ██████ブランドのダクトテープ1本

手順: ダクトテープを切り取って接着面にSCP-447を塗布し、すぐセメントブロックに貼り付けた。

結果: テープは通常の2倍の接着力でブロックに貼り付いた。テープを剥がすと、テープの形に緑色の染色域が残った。

注: 「これは売れるかもしれないが、ダクトテープの使い道を考えると死体に接触する可能性があまりに高すぎる。」 - スラヴ博士


日付: ████/██/██
実験対象: サイト-██の原子炉

手順: 定期メンテナンスの際、████LのSCP-447-2を減速材に添加した。

結果: 減速能は[編集済]倍に増加したが、それにより内部の温度が急上昇、高温警報アラームが作動した。炉のチャンバーはやや緑がかるとともに仄かなミントの芳香が残された。

注: 「いいね。ただ、核爆発とそれに伴い放射性スライムが広範囲にわたって死体に接触する危険が大きすぎるな。」 - Kaczka博士

注(2): 「Kaczka博士はその認可されていない、非常に危険な試験を行ったかどで拘束され、矯正施設へ送致された。」 - O5-█


日付: ████/██/██
実験対象: 8インチのコルト・パイソン1丁

手順: 銃は標準的な清掃のため分解されている。掃除用の布はSCP-447-2の小さな桶に入れられ、5分間浸される。通常通りに清掃され、油をさす際にSCP-447-2を使用した。

結果: 銃を撃った際の反動は35%減少した。最大速度は約210%、加速度は55%増加した事が確認された。精度は近距離で3.7%、最大射程で486%増加した。最大射程も40%増加した。ガンスモークは緑がかっていた。興味深い事に、銃に装填されていた未使用の弾丸はミントの香りがし、緑がかった色合いになっていた。しかしながら、これらの弾丸を取り出し別の銃で発射しても何らの有益な事象も起きていなかった。

注: より多くの試験をするごとに、私はより技術は進んでいたのではないか、と考えるのです。もしこの死体の「呪い」さえなければ……多くの面で有益なものとなっていたでしょう。この試験では銃は非常に効果的になる事を示しましたが、銃は人殺しに使われるため、ある時点で死体に触れる事になるでしょう。


日付: ████/██/██
実験対象: 1Lの蝋

手順: 蝋をSCP-447-2に比率が2:1となるように加えた。蝋燭の作成のため、蝋燭の芯をその混合物に浸した。

結果: 蝋燭は10mの距離でも50%以上の光を放ち、またミントの強い香りも放ちながら燃焼。しかし、単に蝋のみで作られた蝋燭の約半分の時間で焼失し、消火が非常に困難であった為CO2消火器の使用を要した。

注: 販売するのは良いアイデアかもしれませんが、ミントの香りが吐き気を催す程にあまりにも強かったです。また、光源として使用するにも燃え尽きるのが早過ぎます。私は仮にあなたが空気清浄器としてそれを使用したとして、火災になれば危険且つ消火が難しいと思いますし、そして、早い話がその内どこかで死体に触れる可能性も十分にあるでしょう。


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-586

手順: 10mlのSCP-447-2を、SCP-586に直接往いだ。

結果: SCP-586の構造、組成、効果に顕著な変化は認められなかった。しかし、その後廃色の色合いが激しく発光し、ミンクの強い香りが報告された。

注: 「この実験の継続には意味がないように思えるが、これは安全だ。死体に触れる可能性は非常に低い。」 - █████博士


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-914

手順: 円筒状のガラス容器に入れた1LのSCP-447-2をSCP-914に設置し、"Rough"にセットして「改造」した。

結果: 全てが正確に元々の10分の1の質量を持つ、円筒状のガラス容器10個がそれぞれ100mlのSCP-447-2を保持している。

注: 「それで、君は一体何を期待していたのかね?」 - █████博士


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-914

手順: 円筒状のガラス容器に入れた1LのSCP-447-2をSCP-914に設置し、"Coarse"にセットして「改造」した。

結果: 円筒状のガラス容器に入れた1LのSCP-447-2。全てのSCP-447-2はTursiops truncatus(ハンドウイルカ)に類似した組成及び2時間の半減期を有する[編集済]が含まれており、これを徐々に分解させる方法で回収した。

注: 「大部分が十分に分解された後、この新たな液体を以前と類似する手段での実験に通すことを提案する。」 - █████博士

注(2): サイト-██の料理長であるエージェント・R████は、この新たな液体が「シンプル且つ素朴」なうえ「驚くほど魅力的な」味を持つことを報告し、料理での使用の為に5Lを要求しました。要求は拒否されました。


日付: ████/██/██
実験対象: SCP-914

手順: 円筒状のガラス容器に入れた1LのSCP-447-2をSCP-914に設置し、"1:1"にセットして「改造」した。

結果: 1体の死体

注: SCP-447-2とSCP-914との更なるクロステストはO5-██の指令によって禁止されています。


日付: ████/██/██
実験対象: █████ブランドの塗料下塗り液2L

手順: 250mlのSCP-447-2を塗料下塗り液に満遍なく混ぜ合わせた。

結果: 下塗り液は緑の色相を帯びて、ミントの香りがし始めた。下塗り液の異なる缶と比較した場合、得られた塗料は約200%以上不透明であった。

注: これはホームセンターで販売できるかもしれませんが、塗装面に死体が接触する可能性が高すぎることに加え、部屋全体が下塗り液で塗装された時にミントの香りが非常に強くなるでしょう。


日付: ████/██/██
実験対象: ██████ブランドのサイズ121のランニングシューズ1組

手順: 10LのSCP-447-2をホームセンターに売られている標準的なバケツに注ぎ入れた。██████ブランドのシューズ1組をSCP-447-2に5分間浸し、取り出した。その後O████研究員の足に装着した。

結果: 足裏のゴムの密度が37%増加し、被験者が若干速く走行しているのが認められた。靴紐は13%剛性が増加し、結び目が解ける可能性が若干減少した。靴からはミントの香りが放出された。

注: 「我々はこれを、ある種の靴の調整剤として販売する事が出来るかもしれませんが、私は多くの死体が靴を履くという事実に注意が必要だと思います。」 - O████研究員


日付: ████/██/██
実験対象: レヴィ博士の物である様々な衣服

手順: 洗濯機において100mlのSCP-447-2が洗剤の代わりに使用された。レヴィ博士の衣服は30分間洗われ、乾かされた後にレヴィ博士が着用した。

結果: 衣服は破れに強くなり、また縮みにくくなったようである。レヴィ博士は以前より衣服が心地よくなったと報告した。衣服は僅かに緑の色合いを帯び、僅かにミントの香りがするようになった。

注: 「これを洗剤として売り出すことが出来ますが、緑の色合いと臭いが好きではない人もいるでしょう。それに死体はよく服を着ているという問題があります。」 - レヴィ博士


日付: ████/██/██
実験対象: ヘイッキラ博士の手

手順: 一滴のSCP-447-2を、スポイトで吸って対象の手の甲に垂らした。

結果: ヘイッキラ博士は近くの研究員の顔面を甲で叩きつけた。研究員は叩かれた後、口からミントの香りがすると語った。ヘイッキラ博士は同様の行為を他の人物に行ったが、効果は消えていた。

注: 「まず第一に……なぜやった? 第二に……なぜこんな行為を許可した?」 - A. クレフ博士


日付: ████/██/██
実験対象: 標準の手指消毒剤5ml

手順: 対象とSCP-447-2とを2:1の比率で混ぜ、V█████博士の左手に付けた。

結果: 対象はV█████博士の左手の異物を普段より30%多く排除したが、残りの細菌はより有害な菌株に発展し抗生物質耐性も高まった。これにより、付けられた領域に複数の傷が現れ、そのほとんどは数日後に消失した。

注: 「もし我々がスーパー耐性菌の問題を乗り越えられれば、こういった物を消毒剤として販売出来るでしょう。消毒剤が死体に接触する確率はいかほどでしょうか?」 - V█████博士

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