実験記録777-A
SCP-777(これより複数のO5の認可に基づきブレイドと呼びます。そのほうが短いからです)に礼儀正しく実験で財団を手助けしてくれないか依頼しました。我々が彼に何かを強制する手段を何一つ持ち得ないにもかかわらず、彼は自分が財団に不朽の敬意を払っているからとの理由で同意してくれました。実際我々は彼の協力なくば彼を観測することもできないのです。
重ねてブレイドの協力に謝意を表します。
実験A-1-S: 様々な攻撃方法でブレイドのアタックシールドをテストした。3.4ギガトンの核爆発に耐え、SCP-055の性質を詳細に説明することができたことにより、これが通常ダメージ(ダメージダメージ)と同調的マインドコントロール精神子ダメージ(幸福ダメージ、別名幸福へのダメージ)の双方を逸らせることが明らかになった。
実験L-8-P: ブレイドはSCP-524に食べられないことを示した。明らかにSCP-524は特別獰猛で激しい戦いが予想されたがブレイドはこれを簡単に刀で両断した。研究者全員が感激したがブレイドはとても謙虚だった。
実験R-7-O: ブレイドは他の二つの被験体同士の戦いを観戦するよう依頼された。試合の途中でブレイドは戦闘展開に落胆の意を表し、みずからリングに上がって双方を速やかに始末した。SCP-682とSCP-076が予定外に早く廃棄されたことについて関連する研究者諸氏にお詫びを申し上げます。
実験O-7-I: ブレイドがベークドポテトを食べている間彼を観察した。彼は味について意見しそして [削除済]
実験L-K-F: ブレイドは退屈したと述べアブラハムの宗教の過ちについて議論するためにSCP-001のもとへ去った。
実験X-X-X: ブレイドが持つ両性に対する抗いがたい魅力をテストした。エージェントV████は幸福な結婚生活を送っているにも関わらずブレイドと寝ようと試みた。観測者全員がブレイドが"マジでセクシー、本当にマジで"あることに同意した。
実験B-F-S: これは意図して行われた実験ではないが、ブレイドがSCP-572を用いて忍者のクラスD数名の手足を斬り飛ばしているのが観察された。これらのクラスDはそのような実験目的に財団が維持している人員である。
実験F-U-!: SCP-056に引きあわせた時、SCP-056はうやうやしくと言っていいほど敬意を表した。
SCP-056: "おお、ダークブレイド、お会いできて光栄です。とても印象的なお方だ。"
エージェントV████と代理C███は二人ともSCP-056がこれを本心から言っていたという点で意見の一致を見た。ブレイドは上品かつ謙虚に彼の自我は肥大していないのでそのような賞賛は心地が悪いと再び謙遜した。
実験E-Y-G: SCP-887をブレイドに引きあわせ、二人を同じ部屋で14時間過ごさせた。翌朝SCP-887が部屋の壁と家具を"麗しき髪靡かせる漆黒の鎧の士"を称える美辞麗句とのどかな草原を笑うお日様が照らしているかわいい絵で埋め尽くしているのが発見された。
実験O-M-343: SCP-343が封じ込めを突破し、ブレイドの隣に再出現してハイタッチしようと試みた。ブレイドは彼を無視し、「貴様など信じぬ」と告げた。SCP-343は直ちに消滅し、現在Decommissionedに分類されている。
実験WTF-LOL-BBQ: 別次元から刀を取り出し、上述の刀で違う別次元から小さい刀を取り出すことによってSCP-076-2をひどく辱めた