実験ログSCP-1247
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第一効果実験

実験SCP-1247-E1-A

目的: SCP-1247の第一効果の基本的な理解を確立する。
研究者: 黄博士

実験SCP-1247-E1-A-01
刺激: 解剖学的に標準な人間男性
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。全裸。

実験SCP-1247-E1-A-02
刺激: 解剖学的に標準な人間男性。対象は一連の動きを実行する。
知覚結果: シャイア・ラブーフは同じ動きを実行する。

実験SCP-1247-E1-B

目的: 非人間の対象に関連するSCP-1247の第一効果の調査。
研究者: 黄博士

実験SCP-1247-E1-B-02
刺激: 解剖学的に標準な馬
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。馬の体勢を模倣し、四つん這いになって立っている。

実験SCP-1247-E1-B-03
刺激: 解剖学的に標準なミミズ
知覚結果: 地面に横たわる解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。シャイア・ラブーフはミミズの実際の位置と動きを模倣する。全ての四肢が麻痺しているように見える。

実験SCP-1247-E1-B-04
刺激: 解剖学的に標準なアリ
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。シャイア・ラブーフはアリの実際の位置と動きを模倣する。アリの前脚はシャイア・ラブーフの腕に対応し、アリの後肢はシャイア・ラブーフの足に対応している。アリの中央の脚はシャイア・ラブーフの如何なる部位にも対応していない。

実験SCP-1247-E1-C

目的: 解剖学的に非定型の対象に関連するSCP-1247の第一効果の調査。
研究者: 黄博士

実験SCP-1247-E1-C-01
刺激: 解剖学的に標準な人間の死体
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。

実験SCP-1247-E1-C-02
刺激: 人間の死体。左腕が欠如している。
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。

実験SCP-1247-E1-C-03
刺激: ビーフステーキ(未調理)
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ(未調理)。

実験SCP-1247-E1-C-04
刺激: ビーフステーキ(ミディアムレア)
知覚結果: 解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ(未調理)。

実験SCP-1247-E1-C-05
刺激: ビーフステーキ(ミディアムレア)。研究者は外科用メスを使用して半分にステーキを分割。
知覚結果: メスは明白な影響無しにシャイア・ラブーフを通過する。ステーキの完全な分割の際、シャイア・ラブーフは、瞬時に2体の解剖学的に標準なシャイア・ラブーフに置換された。

実験SCP-1247-E1-C-06
刺激: 20個の小片に分割され、雑に積み上げられたステーキ
知覚結果: 1体の解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。研究者たちは、このシャイア・ラブーフはSCP-1247が最も鮮明に知覚しているステーキの一片であり、これが他のステーキ片をSCP-1247の視界から遮って、追加のシャイア・ラブーフとして知覚するのを妨害していると理論上想定した。

実験SCP-1247-E1-C-07
刺激: ビーフステーキと9種類の独特な肉を混ぜて作ったミンチ
知覚結果: 1体の解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。

実験SCP-1247-E1-C-08
刺激: ミンチから作成された懸濁液。ペトリ皿に入れて提示。
知覚結果: 1体の解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。ペトリ皿に座っている。

実験SCP-1247-E1-C-09
刺激: 懸濁液とおが屑を10:1で混ぜ合わせたもの。ペトリ皿に入れて提示。
知覚結果: 1体の解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。ペトリ皿に座っている。

実験SCP-1247-E1-C-10
刺激: 懸濁液とおが屑を10:1で混ぜ合わせたもの。ペトリ皿に入れて提示。
知覚結果: 1体の、部分的におが屑で覆われた、解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。ペトリ皿に座っている。

実験SCP-1247-E1-C-11
刺激: 懸濁液・おが屑・赤インクを1:10:20で混ぜ合わせたもの。ペトリ皿に入れて提示。
知覚結果: 1体の、部分的におが屑と赤インクの混合物で覆われた、解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。ペトリ皿に座っている。

実験SCP-1247-E1-C-12
刺激: 懸濁液・おが屑・赤インクを1:10:20で混ぜ合わせたもの。試験管に入れて提示。
知覚結果: 1体の、部分的におが屑と赤インクの混合物で覆われた、解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。試験管に指が1本突き込まれ、それ以外のシャイア・ラブーフの体は空中に延びている。

実験SCP-1247-E1-C-13
刺激: 懸濁液・おが屑・赤インクを1:10:20で混ぜ合わせたもの。試験管に入れて提示し、攪拌棒を中に入れた。
知覚結果: 1体の、部分的におが屑と赤インクの混合物で覆われた、解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。試験管に指が1本突き込まれ、それ以外のシャイア・ラブーフの体は空中に延びている。シャイア・ラブーフの左の鼻の穴には攪拌棒が刺さっている。

実験SCP-1247-E1-C-14
刺激: 懸濁液・おが屑・赤インクを1:10:20で混ぜ合わせたもの。水溜まりの状態で提示され、そのほとんどが引っ繰り返されたテーブルに隠れている。水溜まりは2つの点としてテーブルの下から伸びている。
知覚結果: 2体の、部分的におが屑と赤インクの混合物で覆われた、解剖学的に標準なシャイア・ラブーフ。

黄博士は管理業務に再割り当てされた。

実験SCP-1247-E1-D

目的: SCP-1247の第一効果は心理的なものか、真に感覚に影響を与えるかどうかを判断する。
研究者: 陳博士

実験SCP-1247-E1-D-01
刺激: 1つのマークの上に前脚を、もう1つのマークに後脚を乗せた馬。
知覚結果: 各マークから等距離に立っているシャイア・ラブーフ。

実験SCP-1247-E1-D-02
刺激: メッセージが馬の後ろの壁に書かれた。SCP-1247の視点からは馬の後部が邪魔で読めないはずである。
知覚結果: SCP-1247はメッセージを読むことができる。知覚されたシャイア・ラブーフの解剖学的構造は、メッセージを遮るには不十分である。

実験SCP-1247-E1-D-03
刺激: SCP-1247の目に低強度のレーザーを向け、馬の後部でレーザーの通り道を遮ってから照射。
知覚結果: SCP-1247はレーザーに反応する。研究者たちは、レーザーが正常に馬によって遮られていることを確認した。

実験SCP-1247-E1-E

目的: SCP-1247の第一効果における、直接的な視線から消え去る動物との関係、および実験SCP-1247-E1-C-06で概説された仮説を調査する。
研究者: 陳博士

実験SCP-1247-E1-E-01
刺激: 解剖学的に標準なアリ。アリはSCP-1247の視線から外れる。
知覚結果: シャイア・ラブーフは瞬時に消失する。

実験SCP-1247-E1-E-02
刺激: 透明容器内に配置されたアリ。容器の容積は4cm3
知覚結果: 容器の表面に押し付けられたシャイア・ラブーフ。シャイア・ラブーフは容器内のアリの動きを模倣するが、容器にへばり付いたまま。

実験SCP-1247-E1-E-03
刺激: 20匹の解剖学的に標準なクロバエの群れ
知覚結果: SCP-1247は高まっていく苦痛の兆候を見せた。実験は一時的に中止され、SCP-1247は実験エリアから退出。SCP-1247は後に、瞬間的かつランダムに出現・消失する一貫性の無い数の空飛ぶシャイア・ラブーフを見たと報告した。SCP-1247は各シャイア・ラブーフの「いやらしい目付き」と「涎がズルズルの口」を強調している。

実験SCP-1247-E1-F

目的: 動物の写真に関連するSCP-1247の第一効果の調査。
研究者: 陳博士

実験SCP-1247-E1-F-01
刺激: 人間の被験者、D-2474の写真
知覚結果: SCP-1247は正確に写真を知覚する。SCP-1247は強い正の感情的な反応を示す。


第二効果実験

実験SCP-1247-E2-A

目的: 解剖学的構造に関連するSCP-1247の第二効果を調査する。
研究者: 陳博士

実験SCP-1247-E2-A-01
対象: 解剖学的に標準なミミズ
実験: SCP-1247はシャイア・ラブーフの腕を引いて部屋を横切るよう指示された。
結果: SCP-1247は、ミミズの近くにある不可視の腕を掴んだように見える。ミミズは瞬時にSCP-1247の手の位置に瞬間移動する。SCP-1247は部屋を横切って身体を引きずるパントマイムを行っているように見える。目標は適度な難易度で達成された。

実験SCP-1247-E2-A-(02, 03, 04)
実験SCP-1247-E2-A-01は、その後、対象を人間、牛、鶏の胸肉に入れ替えた状態で繰り返された。全ての実験において結果は同一。SCP-1247は4対象全ての体重が同一であることを報告した。

実験SCP-1247-E2-B

目的: 重量に関連するSCP-1247の第二効果を調査。
研究者: 陳博士

実験SCP-1247-E2-B-(01, 03, 05, 07)
対象: 一般的なミミズ、人間、牛、鶏の胸肉
実験: SCP-1247は各対象をファイヤーマンズキャリーの体勢で担ぎあげるように指示された。
結果: 対象の解剖学的構造が行為を困難または不可能にする場合でさえも、SCP-1247は同レベルの適度な難易度で目標を達成した。SCP-1247は4対象全ての体重が同一であることを報告した。

実験SCP-1247-E2-B-(02, 04, 06, 08)
対象: 一般的なミミズ、人間、牛、鶏の胸肉
実験: SCP-1247は対象を担いで体重計の上に乗るように指示された。
結果:

SCP-1247の重量: 82.409 kg

ミミズの重量: 0.001 kg
総重量: 82.410 kg

人間の重量: 72.020 kg
総重量: 154.429 kg

牛の重量: 640.500 kg
総重量: 722.909 kg

鶏胸肉の重量: 0.350 kg
総重量: 82.759 kg

実験SCP-1247-E2-C

目的: SCP-1247の第二効果が間接的に適用された場合の調査。
研究者: 陳博士

実験SCP-1247-E2-C-01
対象: 鶏の胸肉
目標: SCP-1247は、直接接触することなく、シャイア・ラブーフの顔にマスクを配置するよう指示された。
結果: SCP-1247は目標を達成。SCP-1247が離すと、マスクは鶏胸肉の上に浮かんだ状態になった。SCP-1247が観察を終了すると、第二異常効果は鶏胸肉に影響を与えなくなり、マスクは床に落ちた。

実験SCP-1247-E2-C-02
刺激: 柔らかい発射体が、馬の後部で遮られるような軌道でSCP-1247に向けて発射された。ただし、SCP-1247が知覚するシャイア・ラブーフは、軌道を遮ることが不可能な位置にいる。
結果: 発射体が馬の後部によって遮られた。SCP-1247は、命中時、発射体を阻止する位置にシャイア・ラブーフが瞬間移動するのを見たと報告。

実験SCP-1247-E2-C-03
刺激: 2つの柔らかい発射体が、1つは馬の後部によって、もう1つは同じ馬の首によって遮られる軌道で、同時に発射された。どちらも知覚されているシャイア・ラブーフには妨害が不可能。
結果: 前の実験と同様の結果。シャイア・ラブーフはそれぞれの発射体を阻止するため、ほぼ瞬時に移動したと報告された。

実験SCP-1247-E2-C-04
刺激: 水飛沫が広範囲にホースから噴射された。これは主に馬の体によって遮られるが、知覚されるシャイア・ラブーフには妨害が不可能。
結果: シャイア・ラブーフは所定の位置に留まり、水飛沫は馬の形をした不可視の障壁によって遮られた。


第三効果実験

実験SCP-1247-E3-A

目的: SCP-1247の第三効果の基本的な理解を確立する。
研究者: 張博士 / 陳博士

第三効果の発見
SCP-1247の第三の効果は日常的なセラピー中に発見された。SCP-1247は様々な動物、および動物に属さない生物の画像が印刷されたカードを提示された。アミガサダケの画像を見せられた際、SCP-1247は空白のカードを知覚した。

実験SCP-1247-E3-A-01
刺激: 生きたアミガサダケ
知覚結果: SCP-1247は刺激を知覚できない。

実験SCP-1247-E3-A-02
刺激: 生きたアミガサダケ。研究者はメスで半分にキノコを分割した。
知覚結果: SCP-1247は刺激を知覚できない。SCP-1247は不快感を表し、軽い頭痛を報告した。

実験SCP-1247-E3-A-03
刺激: 分割されたアミガサダケ。研究者はキノコに火を付けようとした。
知覚結果: SCP-1247は多大な苦痛(悲鳴)を表した。キノコは不可視の力によって研究者の下から飛んで行った。SCP-1247は意識を失って倒れ、壁に頭を強打。SCP-1247は実験室から運び出され、MRI / CTスキャンが予定された。

MRI / CTスキャンの結果
SCP-1247は無傷。しかしながら、分析結果は、外来の菌類実体がSCP-1247の脳内で更に拡張したように見えることを明らかにした。菌類実体は現在SCP-1247の脳の██%超を占めている。

SCP-1247の第三効果の実験は無期限に中断された。SCP-1247は現在、常にパッド入り安全ヘルメットの着用を必要としている。

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