沈んだ世界で浮かばれず
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ずいぶんと高くなってしまった海面に浮かぶ、それはひどく嘆いている。


もはや何度試しても、沈むことはできなかった。


あの距離なら、もしかしたら。


以前まではそうだったのに。


ああ、またずいぶん遠くなってしまったな、と。


もはやそこに沈んでいるかどうかすらわからない。


でも、どこかで確かに沈んでいるのだという確信があった。


いくら試しても無理だったのに、諦めた方が。


これ以外に私に残された道はないんだよ。


自分自身と会話して、それはまた沈もうとする。


もう、悲しみたくはないんだ。


もう、独りぼっちは嫌なんだ。


もう、一緒にいれなかった事実と向き合っていくのは嫌なんだ。


だから、どうか、どうか。


お願いです。



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