人類の神話に於ける最も古き謎はエタナの叙事詩の結末です。聡明なる王は混沌の到来を回避するため後継者を残そうと必死になりました。この現実では、我々は彼がそれに成功したことを知っています。しかしどうやったのかは分かっていないのです。Tretterと私は答えを与えました(ひょっとしたらエタナを正当に評価したものにはなっていないかもしれませんが)。
この記事で用いられている翻訳は、シュメール王名表及び私たちが持つエタナの叙事詩についての石碑の実際の訳文をかなり修正したものです。聖書外典(モーセについて言及している)を転用した人間は私が初めてというわけではありませんが、それでもサルゴンの豪語のうち同時代のテキストに忠実なのは半分だけです。
この記事にはクロスリンクがいくつか含まれています(CSSのテキストカラーによって、初見ではわかりづらくなっていますが)。
素晴らしいパートナーとなってくれたTretter。
美しいO5CSSを使うことを許可してくれたdjKaktus。
批評、アドバイスをしてくれたWeizhong、Weryllium、CadaverCommander、Filenum(sp?)、ARD、Captain Kirby、Gabriel Jade、その他数名。
彼らのX000コンテストへ出品するものの構想を鼓舞してくれたFortuneFavorsBoldとTheDeadlyMoose。
ラザルスというのはSCP-2000のことですが、上でも述べたようにテキストカラーのせいでリンクを見逃してしまっていたかもしれませんね。財団は人類のクローン集団を高速に生成するため使用されていた「ブライト-ザーション人類複製」を実行するため生誕の草を求めていましたが、その調査の過程で彼らはそれ以上のものを発見しました。人類とは本質的に異常なものであり、ただ存在するだけで異常現象を引き起こしてしまうのです。この性質は生誕の草(シュメール神話についてはご存知でしょうか? それに出てくるとても有名なマクガフィンです。ギルガメッシュ叙事詩も、この生誕の草を探し、そしてそれに失敗するところで終わります)及びより暗喩的な王位継承順序と引き換えに、不明で敵対的な神格(正体についてはご想像にお任せしますが、私は解釈の手助けになるかもしれない手掛かりを二つ残しておきました)に託されました。
これから数千年、より多くのアノマリー(このサイトのTaleなどで冗談半分に述べられているように、今まで現実世界に於いてもskipの数が増え続けています)は人類が担保としたものが尽きつつあることの兆候となります。しかし人類の本質が問題なのならば、そして財団が今、ヒトの集団を生み出し、思い付きによってそれらを作り替えようと試みるのならば… そうですね、ここは2000からの引用と共に終わりましょう。
我々はなぜこれを造らねばならなかったのか?
いつやったのか?
どれほど続けているのか?
そもそも我々は知っているのか?!