最近、日本の要注意団体に「蒐集院」という団体が追加されました。
で、私はそれぞれの国家における財団の様々な前身組織と同じく、日本における今の財団の役割を担っていたのがこの蒐集院であると考えていました。また、財団が今のような巨大組織になったのは近代以降、それも1900年以降であるとも考えていました。Unfoundedなどのカノンを見るに、それが適当ではないかと思ったからです。
しかし結構、皆さんは違う意見を持ってられるようです。別にこのへんの財団に関するあれこれはかっちりと決まったカノンではないですが、それぞれどんなふうに思っているか興味深いではありませんか。日本でSCP財団はいつごろ根付いたのでしょう? 皆さんの意見を聞かせて下さい。
私はすでに言いましたが、財団以前には財団のように巨大ではないものの、財団と同じような理念を持った組織はあったと思っています。「Secure,Contain,Protect」は言葉こそ違えど、おそらく太古から理念としてあったのです。故に最初はムラで……そしてクニで……そして国家単位で、最後には近い国同士で、そのやり方が始まったと。で、1900年台に入って、超国家的な今の形の「財団」が生まれて、それぞれの国々で「SCP」を行っていた組織がより合わさっていったのだと。それらの「SCP組織」が例えば「珍品と過ぎ往く幻想の研究の為の王立財団」であり、例えば「蒐集院」だと、私は思っています。
「財団」が明確にいつごろ出来た、というのは考えてませんね。
SCP-001で財団の始まりについて描写されていますが
皆さんご存知のように「どれをカノンとしてもよい」となっていますし。
まあ正直、明確に決めると記事の幅を狭めるので・・・
そもそもSCP-2000とかもありますからね。
国内の財団についてですが
日本統治機構が財団に最初に触れたのは
黒船来航あたりではないかと私は考えています。
戦国時代にもポルトガル経由であったかもしれませんが・・・小規模なものだったと個人的には思いますね。
本格的な財団業務の開始は、第二次大戦後GHQと共に・・・と考えるのが時代背景的にはしっくりくると思ってます。
蒐集院と財団について
私の考えですが、蒐集院は財団とは少々毛並みが異なる気がしますね。
財団は、確保、収容、保護するためには手段を選ばずそれを成します。
蒐集院は、あくまでもそれら異常物質の「管理」「研究」に留まってる様なイメージがあります。
つまり「所在の確認」と「知識の収集」、「(有用ならば)リバースエンジニアリング」くらいまでしかしてないイメージです。
また、最後の要素から「陰陽術」などにも関連性を持たせることが出来るのではと個人的には思ってますね。
危険であれば確保、そうでなければ所在確認して放置、持ち主が居なくなったら収容・・・という感じでしょうか。
個人的な見解ですが。
財団が「財団」と呼ばれるようになったのは1800〜1900年代頃ではないか、と想像しています。
それ以前に財団が存在していなかったわけではなくやはりそこにあったのだ、とも考えていますが。
個人的に蒐集院については、保護よりは使用を目的に置いているイメージでした。
異常存在を蒐め、奉り、そしてそのもたらす利益を得る。
国ぐるみの要注意団体の一つだったのが、第二次大戦を経て財団に合流したのだと考えています。
私も、財団が「財団」になったのは近代以降だと漠然と考えています。
それ以前はヨーロッパ内の活動が主の小団体で、記憶処理技術の発見と独占により、急速に力を付けたのかなぁ…とも思っています。
日本支部発足の流れは、開国期に財団が日本に入ってきて、蒐集院をはじめとする複数の古い団体からの人材の流入、あるいは組織自体の分裂・合流があった、と考えています。
理解できない物への恐怖は人類共通ですから、規模は違えど財団と似たような「確保収容保護」の組織は既にあったでしょうし、そこに無理やり割り込むより上手い事乗っかってしまった方がローコストだと思います。あとは元の組織よりも財団の方が効果的に対処できると考えた人が自分から財団にやってくる、などもあったのではないでしょうか。
現状、前近代から存在した国内の要注意団体は蒐集院ぐらいしかないので目立ってますが、他にも似たような組織があったのだと思います。
あと個人的に『超常現象に頭捻って必死に立ち向かう普通の人間達』という構図が好きなので、財団自体も超常的な物ではない"ただの凄く強い組織"であってほしいと思っています。
私は収容を目的とする組織の最大手が今現在は財団であり、それ以外の小規模な組織は解体・吸収しているのだと考えています。つまり、GOCの様に急速に結束を固めたのではなく、少しずつこつこつと巨大化していったというイメージですねぇ。ですので、財団は昔から存在する小規模な組織の1つであったという考えです。
ただ、財団は科学を中心に考える組織と考えていますので、比較的近代に複数の「科学的思考を持つ人間」によって創設された、というのもしっくり来ますねぇ。
人類が初めて畏怖するべき物体に出くわした時、(おそらく旧石器時代)に、その地域の長老たちの集会で
「畏怖体監視会」(本当の名前は不明)の設立が決定された。
だが文明は発展し、いつしか畏怖体を知るものは散らばってしまった。
そこで、彼らは集合し、組織を作った。
ヨーロッパの文明の多くは、畏怖体の管理組織が国を動かしていたとも言われる。
ルネサンス時代には、畏怖体を隠す本組織と、
本当は隠していないが、それらしい噂を流すことで畏怖体への興味をそらす組織とにわかれた。
って考えています。
その昔、世界中には宗教とオカルトを崇拝する組織が幾つも存在していた。
しかし、時代が進むにつれ、その中には"科学"を心得るものが現れ始めた。
彼らは、やがて、奇怪な存在らをただ崇拝し、恐怖するだけではいけないと考え始めた。
彼らは異端者として追放されたが、他の組織から追放された者達と集まり、
こうして、
「奇怪なる存在を鎮め、"科学"を用いて奇怪なる存在を封じる組織」←財団
「奇怪なる存在と戦い、"科学"を用いて奇怪なる存在を殺す組織」←GOC
になったのだと思います