完全に重箱の隅をつついていると承知で指摘をします。
物語の本質に無関係ですので、ご了承ください。
1.犬は嗅覚が優れているが、別に人間の嗅覚を増幅しているわけではない。
イメージとしては目のいい人は虫眼鏡や双眼鏡のように見えているわけではない、に近いです。別に明るい部屋がまぶしくはなりません。下限が広がり、複数の匂いが混ざっても区別できるようになる。だけ、という形になります。そして、犬は嗅ぎなれていない匂いに警戒はしますが、例えば線香の匂いは慣れてしまえば警戒しません。ただ、人間と感性が違うので特定のにおいを忌避することはあるかと思います。
2.犬は他種族に対して従順にならない。
犬が人間の言うことを聞くのは、人間に育てられて自分を人間の一種だと思っているからです。彼らは自分は犬型の人間程度の認識を持っていると推定されています。かつ大きい個体は強いから目上になりやすいという要素も加わります。そのため、同族にしか従順にならず、人間が別種族に見えるなら反抗的になるか怯えるか、状況次第では会話ができないレベルのはずです。更に結構な率で反抗的な犬というのもいまして、彼らは人間を目上と思っていないために反抗的です。以上から反抗的なDクラスがイエイヌ化しても反抗的だと思われます。これらは犬の特徴ではなく人間を含む社会性動物の大まかな特徴なので、大きく変化しないはずです。
3.たぶん地球は人間が支配してない。
地球上もっとも栄えている種族は昆虫だと思います。人間の数十倍から数百倍いるので。食物連鎖の頂点に立っていることを支配というならその通りですが、人間もまれに捕食されますし。この辺の基準があいまいに思えます。
4.イヌではなく学術的にはイエイヌです。
一般的に犬として認識される生き物の種族名はイエイヌです。あと、品種で形状全体が大きく変わる生き物ですので、その辺の言及がほしいかな? とは感じました。
以上の点から犬ではなくその人が犬の特徴と認識してるもの、になっている気がしますし、犬の生態に詳しい者はすぐにその点に気が付くはず、だと感じました。
蛇足ですが将棋になら犬(走狗)の駒があるルールもあります!