決定的な致死性を持つわけでもないのに底知れぬ危機感を抱かせる特性と雰囲気、本SCPを構成する諸要素が持つ人間の根源的恐怖を誘う造形、実に素晴らしい作品だと思います。
細かいことですが一点気になったというか妙な感覚を受けたのは、折り畳み文中の「暗闇にねこが現れるには曝露した対象が監視されている様に感じられます。」という文の「現れるには」という部分です。
これは恥ずかしながら私が知らない用法なのか、それとも「現れた際、現れたら」あたりの意味の単なる誤りなのか、あるいは意図的なものなのか、判断がつきかねました。