ユニコーンについての記述だと油断していたところで、新たなSCP-1611-JPが現れ驚きました。
とても面白く読ませていただきました。
いくつか説明で引っかかるところがあるのでお尋ねします。
・”SCP-1611-JPは種類の判別できない、たてがみ及び体色が白色の雌のウマ(Equus caballus)です。”
学名は斜体の方が適切だと思います。
この品種が判別できないという解釈はゲノム解析等した上で「まったくの未知の生物であった」なのか「既存の分類に当てはまらなかった」の2つ考えられ、それを明確に示せていないと感じました。特に後者であった場合は近い品種も示すことが出来ないのは科学的な記述ではないと思いました。また、この解釈はSCP-1611-JPの能力の説明にもつながると考えています。
前者の場合は”角”は新たなSCP-1611-JPを作るにあたり複写して、コピー元を消していることを示します。後者の場合は寄生した生物の遺伝子を作り変えていることを示します。
解釈が明確になっていないことは後の疑問にも通じるところです。
・”未知の手段で日本語により会話することが可能です。”
この未知の手段というのは、テレパシーで音声が頭に響いているのか、声道の構造が違うのにも関わらず日本語で発話しているのか、どちらの意味でしょうか?これがはっきりしていない為、インタビューの様子のイメージが不鮮明でした。
・”SCP-1611-JPの遺体”
これは個人的な基準によりけりだと思いますが、遺体というのは通常、人にのみ使われます。他の生物には死体を使います。人とコミュニケーションできる程知性のあるSCiPの亡骸をSCPシリーズでは死体と書くのか遺体と書くのかの基準を探すことはできませんでしたが、SCP-1002-JPでは死体と書かれていました。参考になる記事を多数探し出せず、すみません。
・”サイト-8128入口にて坂本雄一氏(12)及び斎藤優香氏(15)、田中裕子氏(7)が保護されました。”
財団は本人であることをどのように確かめたのでしょうか?馬の品種を特定できなかったことをSCP-1611-JPになることで遺伝子が変化していると解釈する場合、彼らは人間ではなく○○であると自称する生物となるはずです。