鏡にまつわる怖い話、逸話などなど
私は、中学生の頃、体育社会科トイレ(屋外にあるトイレ)があるのですが、当時、校庭とこのトイレの出入りが自由であったので、私は友達と一緒に部活動が終了した夜にそのトイレを寄りました。入って手前左側に、流し台とその上に大きな板鏡が設置され、まっすぐ奥に一枚の窓があり、月明かりが差し込んで明るかったので電気をつけませんでした。
私たちは、トイレを済ませた後、手を洗いにいくためその流し台に向かいました。
ここで違和感を感じました。私は、鏡を見ているのに、鏡は真っ暗で映っているのは、私と友達だけです。後ろのコンクリートの壁と月明かりがまったく映っておらず一瞬何かに吸い込まれる感覚を感じました。
友達は、鏡をまじまじと見て、徐々に鏡に顔を近づけていきます。嫌な感じがした私は、すぐさまここ離れよとしたのですが、体が動かず鏡に映った自分から目が離れなくなりました、その時、顧問の先生とコーチ先生がこのトイレを閉め出すために、ここの見回りに来ました、ドアが開いた瞬間、私たちは鏡から目を逸らすことができ、身動きがとれるようになりました。「早く帰れ」と言われ事情も説明できませんでしたが、それ以来、暗いところで鏡を見るのが怖くなりました。