全体的に面白く感じたのでUVしました。
ただ「異食症」という一般には馴染みの無い言葉を普通に使っていたので、やや唐突感を感じました。
注釈などで軽く触れておいた方が良いのではと思いました。
構文的批評
オブジェクトクラス:
これはちょっと特殊なので、SCP-4812(未翻訳)を参考にして、以下の様にすると良いでしょう。↓
オブジェクトクラス: 下記参照。
分類メモ: SCP-2000-JP-1、-2、-3の独特な性質のため、それぞれの実体には個々の収容クラスが割り当てられています。
- SCP-2000-JP-1: Keter
- SCP-2000-JP-2: Safe
- SCP-2000-JP-3: Euclid
80℃以上の高熱或いは-20℃以下の低温に晒すことで滅菌可能
酵素はタンパク質なので、
80℃以上の高熱によって変性します。
が正しいです。
みどりのだいちプロジェクト
説明が必要です。
収容当時のSCP-2000-JPは重度の栄養疾患を抱えていました。
SCP-2000-JP-3から「-3」が抜け落ちています。
アイデア的批評
総合評価
UV。
お読みいただきありがとうございます。
これはちょっと特殊なので、SCP-4812(未翻訳)を参考にして、以下の様にすると良いでしょう。
いいですね、これ。使わせて頂きます。
酵素はタンパク質なので、
80℃以上の高熱によって変性します。
が正しいです。
温度から見て低温処理より高熱処理の方が安定する事がわかる=プロトコルの補強になると考えたのですが、今思えばあまり良くなかったかもしれません。修正します。
みどりのだいちプロジェクト
説明が必要です。
注釈で「SCP-1629-JPで存在が確認された団体です。」と書いておくのが良さそうですかね。
SCP-2000-JP-3から「-3」が抜け落ちています。
ああ……こちらも修正します。
ご指摘感謝致します、とても助かりました。
コンテスト終了後に改稿を考えているので、その際一緒に修正させていただきます。
ありがとうございます!
本当に些細で小規模な世界ですが、そう感じていただけたのなら満足です。
変遷は主に時代や文化、様式の移り変わりを意味する言葉ですが、人や自分自身に対して使われる事もあります。
・・・それがこの山の上の港へ漂い着いて、世離れた測候所の技手をして、雲の形を眺めて暮す身になろうなどとは、実に自分ながら思いもよらない変遷なのである。
抜粋元 https://dictionary.goo.ne.jp/word/変遷/example/1/
拙作は「(一個人が抱く)食事という行為への変遷」になっています。
改稿後はその点がちゃんと伝わるような表現にしたいですね……。
話としては好みだったのでuvしたんですが、「酵素(タンパク質。基本的に増殖とかはしないし滅菌の対象にもならない)」と「(酵母などに代表される)酵素を作れる細菌」がごっちゃになってませんか? それがちょっと気になってます。
UV、最初のプロトコルの段階で引っかかりを感じていたのですが、読み進める内にピースがはまり始め最後のインタビューで一気に雷が落ちるような感覚になりました。
実はニッソ絡んでるだろとひっそり片隅で考えてました
お読みいただき、ありがとうございます。
私自身少しずつ全容が明らかになる記事が好きなので、そう言っていただけて嬉しく思います。
ニッソとの差別化は悩む所でしたが、有り体に言えば方針があまり書きたいものと合っていなかったのです。
まず書きたいものが「無機物を食べる人間」「内臓破壊」だったのです。それだけなら先天的な異常性でも良いのですが、それだと幼くして死んでしまう可能性があり、元がまともな人間である方が普通の食卓への憧れが大きいと考え、異常性は後天的なものにと決まりました。
異常性が後天的なものとなると「要注意団体の実験台にされた」「異常物品の影響を受けた」あたりの理由付けが必要になり、前者を選択しました。(後者は上手いこと固まらなかったのです)
後は良さげな団体を選ぶだけだったのですが、「人間が無機物を食べれるようになる事が何の役に立つのか?」「たかだか一般人の、無機物を食べれるようになりたいという願いを何処が聞いてくれるのか?」というのがネックになりまして。
日本生類創研の理念は「研究者の活動を支援し、日本に、世界により良い技術と、それによって明るい未来をもたらすこと」。SCP-2000-JP-3は一般人ですし、彼の願いを良いアイデアだね!と言うほどフットワークの軽い集団ではないでしょう。
それなら寧ろ団体側がSCP-2000-JP-1を作る研究をしていて、その被験体を探していた……という方がスムーズだと考え、以前自著に出した団体である「みどりのだいちプロジェクト」を出しました。
彼らは一言で言えば「行き過ぎた自然保護団体」で、自然保護に繋がらない事には一切動きません。動植物への影響は気にする一方で、人間の事は軽視する傾向にあります。
今回はゴミ問題を改善する方向での自然保護となりました。
「人間が出してるゴミなのだから人間が何とかするのが筋→人間がゴミ食べるようになれば解決するのでは?→異食症改善とかダイエット効果があるとか、表向きはそんな感じで被験者を募りましょう」
経緯はこんな感じだと思います。