拝読しました。
「猫の事務所」はお役所仕事に対する風刺がある作品だった記憶がありますが、そのような風刺を財団で行うためにはひねりというものが必要に思えます。もとより財団は官僚的な組織ですし非人道的な組織ですが、一般的な腐敗やそれを是正できない無能さとはかなり縁遠い組織と思えます。ですがここで語られる財団の腐敗とは一般的な企業や団体でみられるような腐敗や無能さです。私はそこに強い違和感を覚えます。財団の存在意義を丸呑みしないで、風刺の対象として捉えたほうが良かったのではないでしょうか?
以上、ご参考になれば幸いです。