ウィキ運営チーム所属スタッフのNanigashi Satoです。
SCP-JP用アトリビュートタグとして、以下のようなものがあります。
- 現実改変 - 異常な手段によって現実を操作できるSCPです。外部エントロピーに取って代わります。
このタグは、かつてSCP-ENで「ontokinetic」タグが実装された際、その輸入形式を巡った議論を経て実装されました。
- ontokinetic - SCP is capable of manipulating reality (aka "reality-bending") through anomalous means. Supersedes ectoentropic.
議論を要約すると、ontokinetic(造語です)の音写である「オントキネティック」という表記は日本人には意味の類推が難しいこと、なじみ深い単語である「現実改変」はontokinetic1ではなくreality-bendingの対訳であり翻訳で混乱が生じる可能性があること、実装直後でありタグが付与されていたページがまだ少なかったためにontokineticとreality-bendingに違いがあるのか推測ができなかったことなどを主な理由として、「ontokinetic」の翻訳ではなく互換したタグとして「現実改変」を実装しました。
そして時は経ち、ENに「ontokinetic」が付与されたページは大量にあります。どっかの今は亡きラクダとはくらべものにならないほどです。そして、当時はWiki上で見られなかった語であるontokineticという造語も、EN内でちらほら見かけられます。以下に既訳の例と、ontokineticの日本語訳を並べます。
さて、これらを踏まえた上で、改めて「現実改変」と「ontokinetic」のタグについて、意見を募りたいと思います。「現実改変」を「ontokinetic」の翻訳タグという風に改めて定義しなおすことについて、どう思いますか?
つまり、タグリストの「現実改変」を以下のようにするということです。
- 現実改変 (ontokinetic) - 異常な方法で現実の操作(「現実改変」とも称されます)ができるSCPです。
かつての議論において、kotarou611氏は「ENでの"ontokinetic"という用語の扱いがはっきりしない以上、少なくともそれが解消されるまではこの形での運用がベストだと考えます。」というコメントを、
y33r41氏は「超長期的に"ontokinetic"の使い方を意識する必要があります(つまり年単位で見ると変わる可能性がある)。」というコメントをそれぞれ残しています。このスレッドは、当時から数年経ち、タグ改革プロジェクトというよい機会もあったため、かつてこのタグが実装された時と現在とでサイトメンバーの意識が変わっているかどうかの確認を目的としています。
意見募集期間は1週間とします。必要に応じて更に1週間延長します。
4/3追記: 延長します。