拝読しました。内容自体は好みなのですが、記述にいくつか不自然さを感じました。以下、その具体的な点を挙げます。
精神世界である夢界の位置関係は、夢界主間の精神的な距離と同期します。
ここの印象が一番強いのですが、「精神世界」「精神的な距離」というのが曖昧かつ科学的でない表現に思いました。確かにこの内容をこの文字数で表すにはこの表現がふさわしく、また
taneyamaさん自身が「精神的な距離」というワードの面白さを取ったのかもしれませんが、やはり報告書的に微妙に感じます。
例えば、自分であれば「精神反映性(の形而上)空間である夢界の位置関係は、夢界主間の親密性に依存しています」とするかもしれません。夢界は形而上空間と定義されることも多く、個人的にはそちらの方が「精神世界」よりもクリニカルな表現に感じます。また、「精神的な距離」も「親密性」などの語に言い換えてしまった方がクリニカルに感じます。
SCP-2847-JP事象発生後の流入・混合の対象となった夢界の夢界主の夢
似たような単語が詰まってしまっており、意味を取りにくいです(わからないことはないですが)。単純に「~夢界における夢」としてしまった方がわかりやすいかもしれません。
これはSCP-2847-JP事象によるものではなく、夢界主の精神の変化により引き起こされたものです。
異常現象(TiconderogaクラスでありExplainedクラスではないので…)のプロセス、しかも精神性に由来するところをこうも断言してしまっても良いのか気になりました。「~ものと推定されます」などの表現の方が良いかもしれません。
その他、気になった点も挙げておきます。
タグ: オネイロイ
自分も過去こういう場合にはオネイロイタグをつけてはいるのですが、夢界という概念自体は(特に近年)オネイロイという枠組みからはみ出てきているイメージがあるので、タグは無くてもいいかもしれません。とはいえ、やはり参照性のために付与しておく方が良いのかもしれませんし、そもそもここは
taneyamaさんの好みの問題かもでしょうか。