記事の破綻を防ぐ様々な力技が目立ちます。転移&転移&精神影響&改変&転移という印象です。
最後の一文を読ませないとDPSが出なそうな記事だけに、途中に好印象なセクションがあんま無いです。
老衰の影響により、SCP-2058-JP-1の多くはおおよそ10年以内に死亡します。また一連の改変事象によるSCP-2058-JPに関する記憶消去の影響で、優勝者はSCP-2058-JP-1の生存を認知しつつ、しかし積極的な関与は行いません。したがって、コストや正義論の観点から、SCP-2058-JP-1を観察対象として扱うことが決定されました。SCP-2058-JP-1に対し、収容は行われません。
これは数ある力技の中でも、すさまじいパワーが込められた力技に感じました。
補遺2あたりでまだまだ議論が続けられることが明かされている当オブジェクトな訳ですが、そんな先行き不透明な実体を「安全っぽいから」「道徳的に考えて」「小銭がもったいないから」と野放しにしているのは物語の都合以外の何物でもないのではないでしょうか。
財団は残酷ではないが冷徹、財団はホテルではなく監獄……、であれば財団は保護者ではなく看守です。この処置には違和感が残ります。