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静かなホラーという感じでした。
恐ろしい物とか怖い体験と言うのが無いのに、語っているその人の長年の経験から「何か」居るんじゃないかと思わせるしっとりとした読み口でした。とても良かったです。
ただ、聞き手の人の反応が怖いと思ったのか何かを感じているのか描写が分かりにくいかもです。理由としては利き手側の感覚で終わってしまったからです。
どうしてこの話が始まったのかの描写に「聞く方の体験」から始まって「語り手の体験」のような流れがあったら良いかもしれません。
(例:聞き手「最近引っ越そうと思っている。良い物件は無いか?」。語り手「良いところは沢山ある。そう言えばこの前内見した物件〜」)