第〇八四五番 / ディスカッション

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islandsmaster 15 Dec 2021 15:15

全体的に物語の筋が蒐集院とはあまり関係がなく、中途半端な記事になっている印象を受けます。また、物語としてもあまり引き込まれるものではありませんでした。

+ 所感

まず前提として、GoIフォーマットはあるGoIの視点で異常な物品や出来事について描写していることが多い作品ジャンルだと思います。しかしながら、この記事では蒐集院のフォーマットの体裁をとっているものの視点が定まっておらず、概ねIJAMEAの視点で進行しています。蒐集院はアイテムの回収すらしていません。どちらかといえばこれはIJAMEAフォーマットで書かれるべき内容だと思います。

書き手の立場や態度も明示されていません。多くの場合、GoIフォーマットにおいては筆者の主観やそのGoI特有の価値観が描写され、そのある意味で歪んだ物事の捉え方や財団とは異なる問題解決手法が読者の関心を引きます。また、蒐集院やIJAMEAといった現代とは異なる時代のGoIでは、当時の歴史的な価値観が付加されることもあります。しかしこの記事では、まるで現代的視点から歴史を俯瞰するように淡々と歴史的事実や文書(それも蒐集院と少なからず利害対立しているはずの組織の内部文書)について引き写しがされるだけで、このフォーマットを書いた蒐集院の構成員の思考や価値観、また物語的な盛り上がりの構造が見えてきません。ログもあまり魅力的な内容とはいえませんでした。むしろ全体的に、著者の「歴史の裏にはこんなことがあったんだよ！」という想像をただ書き出しただけのように見えます。

細かいところでは、扶桑紀カノンでは複数の記事において蒐集院とIJAMEAは利害を対立させています。また、(これは扶桑紀カノンに限りませんが)蒐集院は組織としては国内での活動を重視するふうに描写されることがほとんどで、(その時点で歴史的に)日本国の領内に組み込まれていない地域で積極的に蒐集を試みるような描写は蒐集院のイメージに合わないような気がします。少なくとも私は、この記事内の蒐集院の描写は扶桑紀カノンにおける既存の描写と噛み合わないように感じました。

また、最後で葦舟がこの件の黒幕だったことが明かされるのはよい演出だと思いますが、策謀家として描写されているにもかかわらず計画の証拠になる文書を何故か残しているのは都合が良すぎるのではないでしょうか。文書内では計画が全てうまくいったように語っているのに、結果として文書が残って陰謀への関与が発覚しているので、読んでいる側としてはあまり凄味を感じず、むしろ間が抜けている印象を受けました。

上記の理由によりdvです。もう少し物語としての面白さ、視点となるGoIの価値観を掘り下げたほうが良いと思います。

Re: -1

kukusasa 15 Dec 2021 16:14

貴重なご意見をありがとうございます。

なるほど…GoIフォーマットにする上で大事な点がかなり抜けていました。確かに当時の価値観や筆者の主観ということよりも歴史の流れというものを重視しすぎていたように思います。GoIフォーマットならではの記事にできるよう再度、推敲して参ります。

また、できれば物語の大筋はこのままでいきたいですが、扶桑紀カノンとの噛み合わせの悪さもありますので、物語の筋についても再考いたします。

改めましてありがとうございました。GoIフォーマットのなんたるかをここで学べた気がします。

kukusasa 15 Dec 2021 16:29

皆様、一読していただきありがとうございます。

先ほどこの記事に批評をいただき、自分でもその通りだと納得しました。そのため、この記事をさらにGoIフォーマットらしく、読み物としておもしろく改良すべく、誠に勝手ながら一旦この記事は削除させていただきます(これはフォーマットの変更も視野に入れているということが最大の理由です)。

この記事の評価がどうなるかはわかりませんが、1週間位を目処に削除させていただきます(あるいは低評価により削除)。ただ、どうせ消えてしまう記事ではありますが現状の評価も知りたいのでぜひVoteをお願いします。

より良い作品にしてまた投稿したいと考えていますのでご理解ください。

現在、多くの方に(UV、NV、DVかかわらず)評価していただいてることを鑑み、削除はしないことにしました。コロコロと方針を変えてしまい、申し訳ありません。

一方でislandsmaster様の批評をもとにこの記事を改善することは続けていきたいと思います。そのため、記事を削除しない範囲での改善となりますが、なんとかGoIフォーマットらしく、物語としておもしろくするために順次改稿して参ります。

最後の編集 16 Dec 2021 08:08 by kukusasa さらに表示

ShinoguN 26 Dec 2021 01:52

IJAMEAは蒐集院の提案を受け入れ、SCP-XXX-JPが存在する中華民国河南省までの軍事行動を決定した。
以下は後バンコ計画のタイムログです。
IJAMEAはバンコ計画および後バンコ計画の失敗を正式に宣言しました。

最初はSCP報告書として書かれていたのでしょうか。SCPとしての記述や敬体調のままになっている箇所が残っています。

kukusasa 26 Dec 2021 15:59

ご指摘ありがとうございます。すべて修正いたしました。
おっしゃる通り、最初にSCP記事として書き上げたものを途中からGoIフォーマットに変更したため、SCP記事の頃の名残が残ってしまっていました。見落としがないよう努めてまいります。
改めまして、ありがとうございました。

G-ananas 09 Jan 2022 05:30

この記事に書かれている実在した事件について私は詳しくないということを前提に批評をさせていただきます。
感想としては物語が見えてこないというのが所感です。作戦名や人物名、団体名の固有名詞が多く誰が何をして結果どうなったのかが非常に判別しにくいです。政治的な駆け引きや侵攻作戦を行ったのは理解できたのですが、未だに全体的な物語の構造を掴みかねています。最小限の登場人物と最小限の出来事で物語ができるのであればそちらの方がいいと思うので、歴史の要素をもっと削った方がいいのではないでしょうか。

kukusasa 10 Jan 2022 10:41

貴重なご意見ありがとうございます。

歴史的事象を細かく記載することで、大日本帝国や異常事例調査局特殊部隊があの手この手を使って侵攻する様を描きたかったのですが、確かに個々の事象がどのようにストーリーと関係しているのかわかりづらく、ひいては全体のストーリーのわかりづらさにも繋がってしまっていました。ご指摘の通り、歴史的な要素を精選していく方針で改稿して行こうと思います。

改めまして批評ありがとうございました。