ソース: SCP-6004 Rev.29
著者: Dr Balthazaar
作成日(EN): 2021/05/25
翻訳お疲れ様です。ナチュラルに、かつ整然と訳されており、大変読みやすかったです。
ただ、一部の用語については修正を提案したいと思います。軍事用語にはあまり通じておられないようにお見受けしますので、なるべくネット等で調べてから訳されると良いかもしれません。
1ページ目
SCP-6004は攻撃時に自分の「当たり判定」を自分の意志で変えられることが(SCP-6004 possesses a form of selective tangiability, which has been observed at times of attack)
原文の雰囲気に反して「当たり判定」という通俗的な語を使うのは好ましくないかと思います。あえて分かりやすく訳されたものと推察しますが、ちょっと難しく書いても、直後のfootnoteで十分わかるかと思います。
案:SCP-6004は、攻撃時に自身の接触可能性を選択的に操作していることが
魔術型テクノロジーを用いたスキャン(Thaumaturgical scans)
本JP支部ではThaumaturgicalは「奇跡論的」とするのが通例かと思います。3ページ目でも類似表現が出てくるので同様に。
案:奇跡論的スキャン
壊れた神の教会の主な信者(a major sect of the Church of the Broken God )
案:壊れた神の教会の主な宗派(sectの訳は壊れた神の教会ハブより)
2ページ目(offset/1)
何度も突撃を行い(struck at the dam from the air multiple times)
「突撃」は何度か出てきますが、主に軍事用語だと思うので違和感があります。
案:何度も襲撃し
砲台(artillery)
「砲台」は主に固定式のものです。
案:火砲
雷光が定期的にあたりを照らしている。(Lightning frequently illuminates the scene.)
案:雷光が頻繁にあたりを照らしている。
空爆(air force support)
「空爆」は、字義通り主に爆撃によるものであり、航空支援全般を指すにはちょっと違う気がします。
案:航空支援
複数の戦艦(gunships)がSCP-6004に接近し
gunshipは対地攻撃機の一種です。ついでに言えば、「戦艦」(battleship)とはかつて存在した特に大型の水上戦闘艦(定遠とか、大和とかですね。)のことであり、戦艦に分類される艦は現在はどこの軍でも使われていません。
案:複数のガンシップがSCP-6004に接近し
18発の弾道ミサイルが陸から発射され
原文通りなのでいいのですが、近距離の目標に弾道ミサイルを使うかは疑問ですね……。やろうと思えばできるのだろうか。
特攻(deliberately ram)
何度か出てきますが、旧日本軍の特別攻撃隊によるものではない自爆攻撃を正式文書において「特攻」と呼ぶとは考えにくいかと思われます。
案:体当たり攻撃
保定市を食べきり(finishes consuming Baoding)
本JP支部では、consumeは実際の意味にかかわらず「消費」と訳すのが一般的です。その辺がJPでの「SCP翻訳っぽさ」の味なんじゃないかと思っているので私はそちらを支持します。
案:保定市を消費し終え
3ページ目(offset/2)
狙った地点に絶大な被害を与える(produce a devastating directed blast)
案:破壊的な指向性爆発を与える
(マングースの)発射(fire)
最終ページで「照射」と訳されているのを見ると、ビームなのでそっちの方がそれっぽいかなーと思いました。
攻撃のチャンス(opportunity)が無いまま
ちょっとこなれていない表現かと思います。
案:攻撃の機会が無いまま
砲台(weapons platforms)
weapons platformsは砲台とは限りません。
案:火器プラットフォーム
GOCが所有するほうの試作型マングース(the GOC operated MONGOOSE Prototype)
ここも洗練されていない表現かなと……。あと「所有」しているかは不明です。
案:GOCが運用する試作型マングース/試作型マングースのうち、GOCが運用するもの
4ページ目(offset/3)
私は部隊の仲間のために丸太を持ち上げているところでした。(I was holding up a log for my team)
チームで丸太を持ち上げる訓練のことでしょうね。for my teamは「チームの一員として」程度の意味であり、他の誰かのための献身とかではないと思います。
案:私はチームの仲間とともに丸太を持ち上げているところでした。
5ページ目(offset/4)
マングースを数分間照射すること(with only several minutes of concentrated fire by Project MONGOOSE)
案:マングースを数分間集中的に照射すること
修正のご提案ありがとうございます。
軍事関連の用語に関しては、兵器の性質・背景に対する認識の誤りが多かったと反省しております。
その他の洗練されていない訳につきましても、提案して頂いた訳例がベストだと感じましたので
そのまま使わせて頂きたいと思いますが、よろしいでしょうか。
「弾道ミサイル」という用語は、原文に忠実な翻訳という観点からそのまま残しておく予定です。
Mgy32768さん
当ページについて、フラグメントページを用いている元記事と異なりページ遷移構文を用いています。特に理由が無ければこのようなページ遷移の方式も元記事に合わせた方が混乱を招かないと思われますので、ページ遷移方式の変更をお願いします。変更を行わない場合は、その合理的な理由を明示して下さい。
フラグメントページの作成方法は以下のとおりです。
- "fragment:scp-6004-1"→"fragment:scp-6004-2"→……→"fragment:scp-6004-5"の順番でページを作製する
- 各ページに、"フラグメント"タグと"en"タグを付与する
- 原語版を参考に、各ページでscp-6004を親ページ設定する
よろしくお願いします。
This is 2MeterScale, the one makes you pale and writes tale
ご連絡ありがとうございます。
先ほどもポストへ返信させて頂いたのですが、ディスカッションへの追加が確認できませんでしたので再送いたします。
遅ればせながら、提示して頂いた手順に従ってフラグメントページを作成し、
変更をSCP-6004本体に適用しました。ご確認お願いいたします。
追伸: 前回の返信が正常に表示されました。冗長な形になってしまい申し訳ありません。