われわれの周囲には、なお数多くのアドヴェンチュアが求められるであろう。山でも、空でも、海上でも、地球の内部や大洋の海底でも、はたまた月の世界へ達することでも、それは到るところにあるであろう。そしてどんな高さでも、どんな深さでも、より高き聖霊にみちびかれた人間の精神ならば、きつと到達することが出来るに違いない。
53年英国隊隊長 ジョン・ハント
わかばコンテストのブルー免許ブロック、SCP部門に参加します。
Dr_rrrr_2919 様の「マックV.S.マクド」にマクド派で参加します。マク↑ドです。
スペシャルサンクス
批評していただいた方々 (アルファベット順)
DocRone 様
FattyAcid 様
Hasuma_S 様
k-cal 様
Kigoremon 様
kskhorn 様
Nekokuro 様
参考記事
設定参考
SCP-5140 - エベレスト by Rounderhouse 様
SCP-1343-JP - 日奉柃 by sanks269 様
SCP-2222-JP - 灯 by Fennecist 様
サーキシズム-ハブ by Metaphysician 様
セキュリティ施設 (英語版) by EstrellaYoshte 様、
HarryBlank 様、
Liryn 様、
Jerden 様、
L200 様、
Ralliston 様
構文参考
SCP-2910-JP - 魔法少女はマンハッタンの紅き闇を飛ぶ by O-92_Mallet 様
SCP-2911-JP - 合衆国の一番長い日 by islandsmaster 様
SCP-2912-JP - 我らの壊れたる機動精神 ブロークン・ガンダム by stengan774 様
Q & A
Q: 「SCP-5140 - エベレスト」との関係は?
A: 非メタ的には一切ありません。この物語中においてエベレストは死体で構成されていない、非異常の山です。
Q: 「エベレストは実際のところ簡単に登れる」と聞いたことがあるが。
A: じゃあ登ってみてください というのは冗談として、この物語は1955年、今から70年ほど前を舞台にしています。「エベレストは簡単に登れる」というのは、現在の発達した装備と多くの人員によるルート工作の恩恵に預かるからです。登山シーズン前に南東稜ルートに沿って最後まで張られたロープ伝いに、一般の登山者が登っていくのです。それでも酸素濃度は平地の三分の一、死者も出ることがあります。
Q: 「ネパール王国」ではなく「ネパール」では?
A: 1955年当時はネパール王国でした。時代考証が間違っていたらお伝えください。
Q: アイランド・ピーク山とするよりイムジャ・ツェ山とした方がいいのでは? また、53年イギリス隊がこの山に登っているはずだが。
A: イムジャ・ツェという名前は1983年からの名前です。また、53年には南西峰が登頂されたのであって、主峰の初登頂は56年です。
Q: バナースカーンター県はグジャラート州では?
A: 1955年当時はボンベイ州でした。60年にボンベイ州が分割され、その一つがグジャラート州になったようです。
Q: 登山描写はどこまで本当なのか?
A: renerdはエベレストに登ったことがないため全て創作です が、いくつかのエベレスト登山記録を参考にしています。勿論実際高峰に登らないと分からないところはあるでしょうし、そういったところが表現できていないかもしれませんが、主要読者層はエベレストに登ったことがないと思うので…… 評価が安定したら著者ページに参考文献を記載する予定です。
Q: 現実のこの時期、他の国はエベレストに登っていないのか?
A: 登っていません。54年、55年に登る権利をそれぞれフランス隊・スイス隊が取っていたのですが、これらはいずれも「53年イギリス隊が登頂に失敗したら」という条件付きのものでした。「55年スイス隊に偽装して〜」という文がそれにあたります。ただし、55年には国際隊がエベレストから南に3 km離れた位置にあるローツェ峰に挑戦しています。物語中では構成の関係上触れることができませんでしたが、この隊は財団によって挑戦許可を取り消された、という設定があります。
Q: 「6000メートル峰」や「キャンプVI」など、表記の不統一があるが。
A: 前者に関しては、英語の「six-thousander」などの翻訳、という体裁のため、カタカナ表記をしています。後者は全て日誌内のみにおいての表現です。報告書の文中では全て半角アラビア数字にしていますが、これに当てはまらないものはミスと思われるためお伝えください。
Q: 色々な名称の元ネタについて。
A: 「サード・ポール」は北極・南極に次ぐ第三の極地、ヒマラヤ山脈はエベレスト山の頂上を指す言葉です。「ドモワゼル」はヒマラヤ山脈の高度7000mを飛ぶ鳥、アネハヅルの英名であるdemoiselle craneから (元々は単に「アネハヅル」としていたのですが、FattyAcid 様に提案していただきました!)。財団特殊装備の型番はどちらもイギリス隊が使用した装備を一部もじっています。隊員の名前は実在の登山家・宇宙飛行士・医者から取っていますが、実在人物との関係は一切ありません。「プロジェクト・パンディット」はイギリスによるインド大三角測量の担い手、密偵たちの名を冠しています。wikipediaに日本語の項目があります。
Q: 画像出典によるとファイルストレージのページタイトルは「聖母峰エベレスト」となっているようだが。
A: 「聖母峰」はエベレストのチベット語名「チョモランマ」の訳語です。このため適当に訳すと「エベレストエベレスト」になってしまいますが……まぁ、二つ名を付けたい気分だったためです、二つ名があるとカッコいいので。真面目に答えるならば、SCP-5140のメタタイトルとの差別化を考えていた時期の名残です。
Q: エベレスト初登頂者である可能性がある、マロリーとアーヴィンについて。
A: 果たして、現実世界で真のエベレスト初登頂について解明される日は来るのでしょうか。この物語の中では語っていませんが、現状でもPoI-2848-JPとマロリー、アーヴィンに関する設定は決まっています。これは「カイラス」で触れる予定ですが、もしかすると設定が変更されるかもしれません。
Q: 「カイラス」について。
A: もうしばらくお待ちください カイラス山に関する資料を集めている最中です。ただ、何せ未踏峰ですのでなかなか難しい側面もありまして…… ともあれ、続きを書く予定はあります。ちなみに「カイラス」はSCP報告書形式になる予定で、その内容は「財団機動部隊・極圏の密偵たち VS 確信犯カルキスト登山家 異常登山バトル!」になる予定です。
ライセンス情報
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-1
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mount_Everest_in_clouds.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Mount Everest in clouds
著作権者: Bernard Gagnon
公開年: 2018
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
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ファイルページ: 聖母峰エベレスト-2
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:DamHelicopters_C-GAWW_CZNL_2-13-2008_AerospatialeSA315B_2392_1974.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: DamHelicopters C-GAWW CZNL 2-13-2008 AerospatialeSA315B 2392 1974
著作権者: Calfo
公開年: 2008
補足:
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- トリミング
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-3
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Edmund_Hillary_and_Tenzing_Norgay.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Edmund Hillary and Tenzing Norgay
著作権者: Jamling Tenzing Norgay
公開年: 1953
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- 画像サイズの縮小
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-4
ソース: https://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:SCP_Foundation_(emblem).svg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: SCPロゴ-透過版
著作権者: The original SCP logo was designed by far2, based on a free asset from Adobe Illustrator's "Mad Science" asset library, which in turn was based on the electrostatic discharge warning symbol. The first high-resolution PNG version of the logo was made by Aelanna, based on the original SCP logo.
公開年: 2011
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- 透過処理
- 透明度変更
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-5
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:6442226-22-tp3u
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: エベレスト南東稜ルート
著作権者: renerd
公開年: 2022
補足:
renerdが、以下の二枚の画像に編集を加えました。
作品名: Mount Everest 3D Map without labels
作者: Tom Patterson
ライセンス: Public Domain
作品へのリンク: https://shadedrelief.com/Everest-3D-Map/
公開年: 不明
作品名: Mount Everest 3D Map with labels EN
作者: Tom Patterson
ライセンス: Public Domain
作品へのリンク: https://shadedrelief.com/Everest-3D-Map/
公開年: 不明
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-6
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Walter_Bonatti_1964.jpg
ライセンス: パブリックドメイン/CC0
タイトル: Walter Bonatti 1964
著作権者: Giorgio Lotti (Mondadori Publishers)
公開年: 1964
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- トリミング
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ファイルページ: 聖母峰エベレスト-7
ソース: https://en.wikipedia.org/wiki/File:Royal_Robbins_2_by_Tom_Frost.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Royal Robbins 2 by Tom Frost
著作権者: Tom Frost
公開年: early 1960s
補足:
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-8
ソース: https://www.flickr.com/photos/73216620@N08/6615842481/
ライセンス: CC BY 2.0
タイトル: Thile Sherpa
著作権者: Sam Hawley
公開年: 2011
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- トリミング
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- レタッチ
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-9
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:KhumbuIcefall.jpg?uselang=ja
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: KhumbuIcefall
著作権者: Uwe Gille
公開年: 2005
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- 画像サイズの縮小
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-10
ソース: https://www.flickr.com/photos/53973575@N05/5725934682
ライセンス: CC BY 2.0
タイトル: Western Cwm - 14th May 2011
著作権者: Moving Mountains Trust
公開年: 2011
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- 画像サイズの縮小
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-11
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Western_Cwm_and_Lhotse.jpg
ライセンス: CC BY 2.5
タイトル: Western Cwm and Lhotse
著作権者: Uwe Gille
公開年: 2006
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
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ファイルページ: 聖母峰エベレスト-12
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Summit_camp_Everest.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Summit camp Everest
著作権者: Tirthakanji
公開年: 2013
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- トリミング
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ファイルページ: 聖母峰エベレスト-13
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Amanecer_desde_la_cima_del_Everest_por_Carlos_Pauner.JPG
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Amanecer desde la cima del Everest por Carlos Pauner
著作権者: Carlos Pauner
公開年: 2013
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
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ファイルページ: 聖母峰エベレスト-14
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:6442226-31-7tj1
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: エベレスト南東稜ルートの現実性強度
著作権者: renerd
公開年: 2022
補足:
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-15
ソース: http://scp-jp-storage.wikidot.com/file:6442226-32-s5q6
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: 機動部隊シグマ-8 (“極圏の密偵たち”) ロゴ
著作権者: FattyAcid,
renerd
公開年: 2022
補足:
ファイルページ: 聖母峰エベレスト-16
ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2005_Kailash_Tibet.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: 2005 Kailash Tibet
著作権者: Yasunori Koide
公開年: 2005
補足:
renerdにより以下の編集が加えられています。
- トリミング
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ディスカッション上部の言葉: 『エヴェレスト登頂』(ジョン・ハント著、朝日新聞社訳、朝日新聞社発行、1954年) より引用