1. 「ジョーク記事を執筆したい人向けのヒント」の設置可否について
こんな記載が元々あったんですね。このガイドを書いた方が高評価ジョーク記事をバンバン残している方であれば文句はありませんが、別にそういうことではないと思います。また、抽象的すぎて役立たないとも思います。
過去のガイドオーバーホール時に紛れ込んだ、当時のスタッフの個人的な自我みたいなものだと思うので、こういったものはこの機に消してしまって良いと思います。設置に反対です。
3. ListPagesモジュールによる自動リストの設置義務化とそうではない手動リストの設置任意化について
NorthPole氏の案が最も負担が少ないと思います。現状のスタッフの皆さんの業務量を考えれば、これ以上ルールを増やして業務を肥大化させるのは避けたいところです。
おそらく詳説する必要もないので飛ばしますが、「自動リストを義務化」した場合と「完全な手動リスト、ないし自動リストを義務化」した場合だと後者の方がルール違反発生タイミングが増加します。したがって前者の方が運営負担が少ないと考えられるでしょう。自動リストの設置義務化に賛成です。
2. 世界観用語ハブの"ハブは絶対ではない"という文面の表記義務の廃止について
ここまでの議論が難しくてよくわからないのですが、Nanigashi Satoさんは次のような前提に基づいて文面表記を主張されているのでしょうか?
- 「ハブは絶対ではない」というのは共通認識である。
- 「ハブは絶対ではない」は明文化されていない暗黙のルールと化しており、新人・読専には理解できない。
- 「ハブは絶対ではない」を知っているかどうかの差により、参加者間でVote基準に差が出る。
- Vote基準に(このような在り方で)差が出ることは良くないことである。
- Vote基準を是正するために各ハブに「ハブは絶対ではない」表記をすべきである。
間違っていた場合は恐縮ですが、とりあえず上のようなお考えといううえで話を進めます。
まず①ですが、
ハブに書かれた内容は、あくまで既存作品に基づいた傾向や指針にすぎないということを明記してください。ハブが新たな創作の芽をつぶすことに利用されるべきではありません。後進の執筆者がハブの内容に背くことはまったく問題のない行為であり、むしろ推奨さえされる行為であることをわかりやすく書きとめておいてください。
すでに指摘がある通り、下線部は共通認識ではないと考えます。今までの執筆経験で既存カノンの積極的に背くこと自体を推奨したことも、推奨されたことも記憶する限りではありません。特に批評ではカノン違いはDv原因になるので可能な限り避けるように指摘しています。すなわち「まったく問題ない」とも言い切れないです。
共通認識ではない下線部はまず削ったほうがよいと考えます。
一方でこの記述があるのは、非常に保守的な人々による新しいアイデアの駆逐を防ぐと同時に、新しいアイデアを出すことへの過剰な遠慮を防ぐためです(私はこれが最も重要な点だと考えています)。前者は「芽を潰すためではない」という風にすでに書かれていますから、後者を強調するために「後進の執筆者がハブの設定を採用するかどうかは自由です。例えハブの設定と食い違うアイデアを採用したとしても、それは作品への評価の枠を超えて非難されるべきものではありません」くらいの弱めの表現を置いておくことは有用だと思います。
②、③はその通りだと思います。右も左もない中でこういったハブの設定を見せられたなら、これは絶対だと思ってしまうでしょう。最初は私もそう思っていました。こういった暗黙の了解による勘違いは、Voteにもたらす影響を抜きにしても色々なすれ違いを生むので確かに良くないものだと思いますが、各ハブに書くまでしなくても、どこかのガイドで明文化しておけば、積極的にサイトに参加しているうちに理解できていることでもあるでしょう。実際に私もそうでした。
④については話が必要以上に複雑化するのであまり触れたくありません。「Voteとはクオリティコントロールのためのシステムである」という唯一の共有された前提から、無数の抽象的な結論が導き出せてしまいます(既存の設定をしっかり参照しているのもクオリティが高いといえるでしょうし、既存の設定を多少無視してでも面白いのであればそれもクオリティが高いといえます。結局何を重視するかという主義主張の話になってしまいます)。抽象的な理念の話ですらこれなので、実質運用の話になるとさらに話は紛糾します。なのでこの論点は一旦無視します。もしどうしてもこの点が重要ならば、論理を詳細にご教授ください。
最後に、掲載場所については、各ハブに置く必要は薄いと考えています。確かに各ハブに置いてあるほうが読者の目にはつくと思いますが、わざわざ設定をまとめてくださった方々に自身で「設定は無視していいよ」という文言を書かせるのは気が引けます。また、非常に個人的な感想としては、いちいちこの内容を提示されたら「へ~こういう設定があるんだ!」というワクワク感が削がれます。「その他のページ投稿ガイド」のどこかに書いておけばよいのではないでしょうか
ここまでの私の論理をまとめると、
- 非常に保守的な一部の人々による新規アイデアの駆逐を防ぐこと
- 新規アイデアを出すことに対する過剰な遠慮を防ぐこと
- 「ハブの設定に背くことは全く問題のないことであり、推奨される行為である」という内容は共通認識ではない
以上三点の根拠のもとに、その他のページ投稿ガイドのいずれかの場所に、以下のような文言を追加する(この際、ハブの設定に背くことについて、「全く問題ない」や「推奨される」などの記述は削除すべきである。)
ハブに書かれた内容は、あくまで既存作品に基づいた傾向や指針にすぎません。ハブが新たな創作の芽をつぶすことに利用されるべきではありません。後進の執筆者がハブの設定を採用するかどうかは自由です。例えハブの設定と食い違うアイデアを採用したとしても、それは作品への評価の枠を超えて非難される行為ではありません
補足1: 「ハブが新たな創作の芽をつぶすことに利用されるべきではありません」の記述は、Voteに関わるというよりも、非常に保守的で声が大きな参加者が生じたときの保険のようなものだと考えています。この文言は、新しいアイデアを委縮させる極めて保守的な言論に反対するための根拠になります。
補足2: 自由なアイデアはサイトの維持に不可欠です。したがって、「自由なアイデアが駆逐されすぎる」ことは避けなければいけない事態です。設定の硬直化は創作幅の低下に伴う作品の陳腐化、新規参入障壁の増加などに繋がります。実際、数年このサイトに参加している身として、陳腐化した要注意団体が新しいアイデアによって息を吹き返し、それに伴って面白い作品がいくつも生まれたことを目にしています。