読みました。サンドボックスで見かけたのでそちらに書くつもりでしたが、投稿されたようですのでこちらに書きます。現状ですとわたしはdv寄りのnvです。uvを集められる作品に仕上がっているとは言えないと思います。
食堂での会話のシーンまでは導入として形になっていたので、そこまで「うーん」と思う部分はありませんでした。
ところが、続く母親との対面のシーンから急激に話がしぼんでいったような印象があります。ここはお話を急転させるための役割があったと思いますが、あくまで会話に終始させてしまったのがその原因です。導入部はそのままでもいいので、ここからのシーンは大幅に肉付けしたほうが良いと思います。
正規の財団職員なので死地に行く際には説明を受けるというのは理解できますが、確実な死が約束された任務だということをあっさり明かしてはなりません。もう少し引っ張ったほうが面白くなります。
収容計画の立案に実の母親が関わっているという部分はやや気になりますが、それ自体をミスリードとして扱うなら、一見安全そうな任務割当を受けたかのように見せかけることにしてはどうでしょうか。
対面シーンからそれまでできていなかった母親へ視点が移るのも急な印象をうけたので、任務を順調にこなす息子視点で進め、途中で母親の独白などを挟んで真実を明らかにするほうが良さそうです。
独白では、手塩にかけて育てたのに役立たずだった息子を有効活用するにはこれしかなかった、みたいな親の異常な心理を描くなどすると印象的なシーンにできるのではないでしょうか。