H
SCP財団ロシア語支部史上2番目に成立したカノン。ヴェールが剥げていく世界で最後に残された希望である/を求める財団や、異常な世界に生きる市民の姿を描く。
カノン始端記事SCP-001-H著者cleveremptYはラテン文字・Hエイチをカノン名として採用している。これはHopeの頭文字である。
ただ他ユーザーからはしばしば、キリル文字第字・Нエヌだと認識されているようである。単純にHとНは同型だし、SCP-001-H原語版タイトルが「SCP-001-H - Зона максимальной нормальности」であって画面開いて最初に目に入る文字列にこの字が含まれているし、「Hope」を露語訳すると「Надежда」となって結局頭文字がНになるし、その他もろもろの事情が重なってこのような認識が生まれた。ちなみに当ハブ上部に表示されるイラストもファイル名が「Khab_N.jpg」である。
敗倫乱常
ロシア語支部では異常性保持人事とかそんなにありふれてないこともあり、「異常」という単語はしばしばネガティブな意味合いで用いられる。なお英語で「abnormal」と「anomalous」でちょっとニュアンスが違うのと同様ロシア語にも「異常」を表す語が二つあり、「аномальный」はどっちかというとニュートラルなニュアンスで、「ненормальный」は「頭のネジが外れてる」みたいな感じ。一般的な文章ではそこまで厳密に使い分けられているわけでもない気がするが、当カノンの一部記事では差別的なニュアンスで「ненормальный」が使われている場面もあることを考慮し、こちらを「敗倫乱常1」と訳している。
ライセンス
ソース: https://scpfoundation.net/h
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: «H»
著作権者: cleveremptY
公開年: 2021
翻訳時参照リビジョン: rev.32 (2022年9月6日付更新)
補足: «» はスラヴ系言語等で固有名詞の使われる強調符。和訳時にはいちいち訳出しないか「」やダブルクォーテーションなどに置き換えるのが本来妥当。だけどこの方がかっこいい気がするので露語カノン名をそのまま流用している。