自分が殺人を起こしたのに、友人が死刑となってしまったこと。そのことについて自分は止められなかったし、誰も止めなかったからとても恨みがある
「誰が」「誰に対して」「何についての」恨みがあるのでしょうか。この書き方ですと、
- 「恨みを持っている人=殺人を犯したが自分ではなく友人が死刑になった人物=現場で過去に自殺した人物」
- 「恨みの対象=『止めなかった』人達」
- 「恨みの内容=友人が死刑になるのを『止めなかった』こと」
と受け取れますが、これは意図された通りでしょうか。
遺書に書かれている友人について調査したところこのSCPの実験によって死亡していた
この記述を読むと、上記の「恨みの対象」には第一に「死刑になった友人」が含まれている、と読み取れます。こちらは意図された通りでしょうか。
そうであるとしますと、そもそも「恨みに思っている」理由自体が判然としません。冤罪で死刑になるのを恨みに思うというならともかく、「自分の犯罪で友人が死刑になる」「それを誰も止めてくれなかった」「だから(その友人含め)恨みに思う」というのは論旨が破綻していませんか?
加えて、
自分は止められなかったし、誰も止めなかったから
という言い分にも、精神的幼稚さを感じこそすれ共感をかんじられません。この人物は、既に殺人を犯している上に友人が冤罪で死刑になっていることを知っているはずです。だとすれば、「誰も止めなかった」は責任転嫁に過ぎないし自分が自首するなりして責任をとるべきところを言い逃れしているようにしか現状では受け取れません。
あくまで推測ですが、「誰が」「何について」「誰を」恨んでこのような事態になっているのかが、
beacon88さんの中でまだ十分に整理されていないのではないでしょうか。一度、ストーリーの時系列や人間関係などのアウトラインを作って事の顛末を整理してみるとよいのではと思います。
拝