ENの更新を反映し、後半のログ部分を変更しました。また、それに伴い”要翻訳”のタグを外しました。
変更箇所の訳文はサーキシズム-ハブより拝借しました。
以前のログはこちらに残しておきます。
<サイト66監視映像[24:00]>
[収容サイトに三名が進入する。各々アルバート・クローネンバーグ博士、警備職員ジェイコブ・D・ムーア、同ジョナサン・リーと確認されている。]
アルバート・クローネンバーグ博士: 私と話したいと要求したって?あなたの言いなりになる訳じゃないんですよSCP-2075。
SCP-2075: されど君は招きに応じて来た。
アルバート・クローネンバーグ博士: [聞き取れる程のため息]私の我慢もそう長くは保たない。さっさと用件を話してください。
SCP-2075: ここで見るべきものはもう十分に見た。今から君の元を去る。
アルバート・クローネンバーグ博士: 収容違反を脅迫しているのか?
SCP-2075: 長いこと君の肩越しに見ていた。真実、君が今監視する檻の中の男はその望むままに立ち去れる。我が欠片の総和を君は計算違いしていたな。答えてくれ、蛸の足を檻に入れたとして、その蛸は本当に囚われているのか?これには多数の替わりがある…
アルバート・クローネンバーグ博士: どういう意味だ?
SCP-2075: 私の収容だよ。全く問題にならなかった。常に自由の身だったのだ。振り向きなさい博士。監視カメラに微笑みを。伝言が送られている。
アルバート・クローネンバーグ博士: [警備用カメラを一瞥する]
SCP-2075: 『私は15の階梯の降下と光の位階への上昇を遂げた。それこそは我が身体の下劣さを剥落させ、新生させる聖絶の司祭、そして要あって捧げられたことで、私は霊魂と化した。』
ジェイコブ・D・ムーア: 『苦行にある全ての者に忠告する。落ち着いて彼の手の内にある皮革の巻物を取り、彼の手によって記し、その両の眼を上に向かせ、口を開かせるのだ、その血が流れ出づるまで。』
ジョナサン・リー: 『君の見ていたこの男は犠牲の司祭にして生贄にして自らの肉体を吐き出せし者。彼を通じて、血族と苦行にある者たちに権威が与えられる。』
アルバート・クローネンバーグ博士: やめろ!おい![クローネンバーグ博士がリー職員と争っているのが見られる]
SCP-2075: 『私はイオン、アディトゥムの崇高なるカルキストにして、尋常ならざる力を帯びたもの。ある朝私の下へ無謀にもやって来た何者かによって、我が身は剣で切断され千々に引き裂かれた、これは調和の厳しさによるものだ。それから、剣により斬首され、彼の者に私の肉体と骨は叩き潰され、火によって焼き払われて、ついに我が身体は変容し、霊魂になる術を会得したのだろう。そして同様の尋常ならざる力を受け止めたのだ。』
[リー職員がクローネンバーグ博士を取り押さえている間にムーア職員が博士の腹部に儀式的な装飾の短剣を突き立てる。この武器は後に異常物品に指定された。]
<監視カメラ破壊により映像途絶>