サンドボックスⅢで投稿記事と同じ評価の仕方で+評価が〇〇個以上になったら本投稿ができるなどにしたらどうですか。
もしよろしければ理由をお聞かせ願えますでしょうか。
個人的には、評価する作業が二度手間になったら読者も作者も煩雑に感じると思います。
一般に提案をする場合、その根拠や理由を提示されないと提案に対しての同意を得られることは難しいでしょう。
ashiddoさんは何故「サンドボックスⅢで+評価が〇〇個以上になったら本投稿ができる」ようにしたいのでしょうか?何か現状の制度に課題があるのか、それとも本提案を実施することでメリットがあるのか、など提案理由をお聞かせ願えますと幸いです。
また、SCP財団日本支部には提案スレッド設置についてのエッセイという素晴らしいエッセイがありますので一度ご覧になってはいかがでしょうか。
まず、提案スレッドを立てる前にこちらのエッセイを読むことをお勧めいたします。このサイトで提案スレッドを立てるに際して守るとよい慣習などが分かるでしょう。
さて、こちらの提案は「自分の下書きを今の状態で投稿したら評価されるか手っ取り早く把握したい」というニーズから提案されたものではないかと愚考いたします。(もし違うようでしたら、先述のエッセイにあるように、提案の背景を挙げていただけると、以降議論に参加される方の助けとなるでしょう。)このようなニーズから、批評にもrateモジュールを利用したいという意見は、理解できないものではありません。
しかしながら、いくつかの理由から、「サンドボックスⅢで投稿記事と同じ評価の仕方で+評価が〇〇個以上になったら本投稿ができる」ようにすることには私は反対します。
1. 自由主義的な観点
「~したら本投稿ができる」というルールは、逆に言えば「~しなければ投稿できない」ということです。
実際のところ、実力のある(または幸運な)著者は批評など受けずとも、直接このサイトに作品を本投稿する1ことができます。そのような著者にとってこの規定は足枷にしかなりません。
一般にサンドボックスで批評を受けることは推奨されますが、「サンドボックスⅢで投稿記事と同じ評価の仕方で+評価が〇〇個以上になったら本投稿ができる」という規律を立てることは行き過ぎており、コミュニティの発展を阻害すると考えます。
2. 監視コスト
ルールを作ったら実効性を確保しなければなりません。このルールの場合、新規に投稿された作品についてスタッフが下書きを探し出して、下書きの評価が一定以上になっているか確かめることになるでしょう。そんなことをしてまで得られる利益はあるのでしょうか?
無論、JPの現行の批評・投稿方式が完全であり、変える余地がないわけではありません。例えば、ENのグリーンライト制度のように、JPの現行制度と全く違う手法をとる支部もあります。
しかしながら、ashiddoさんのご提案は、あまり洗練されておらず、得られる利益より弊害が勝るように感じます。
ashiddoさんが提示された案は、後述の観点を加味した上でもあまり得策ではないように感じました。
まず、上記の意見である+評価(以下、便宜上UVとします)は"単にUVが押された数"なのか"-評価(以下、同様にDVとします)を含めた上でのUV数"なのかが不明である為、少々意見の表明が難しいです。ですので、+評価の定義を前述の2つであると仮定した上で、それぞれ意見を述べていこうと思います。
+評価=UVが押された数 とする場合
※若干先入観を含んでおります。予めご了承ください。
執筆に慣れていない加入間もない方などは、執筆の経験がある方と比較した場合、(ごく少数の例外を除いて)UVを獲得する事は難しいように感じます。仮にこの制度を取り入れた場合、そうした方は中々サイトへの投稿が出来ないと思います。そうなると、記事を執筆をする意義を失い、モチベーションの低下に繋がってしまいます。
+評価=(UVが押された数)-(DVが押された数)とする場合
記事の評価数については様々なものがありますが、(結構稀ですが)中にはUVとDVの数が拮抗しているものがあります。仮に+評価の定義をこれとした状態で取り入れようとすると、そうした作品も投稿できない事になってしまいます。
しかしながら、通常の下書き批評と比較して簡単に意見表明をしやすいという点では、この意見には少なからずメリットがあると考えています。少しでも参考になっていれば幸いです。