この記事について大幅な改訂をさせていただこうと思います。
改訳後の記事は[http://scp-jp-sandbox2.wikidot.com/irony-tower-janitor#toc1]においています。
問題がなければ2016/11の第3週あたりで改訂を行わせていただきます。
なお、改訳内容の主要なものについては以下にまとめました。
文体について:
"shit"や"gonna"を使用しているところを見るとこの文は、砕けた口語調で書かれているものと思います。
ですので
- 財団の資料の体を取っている"Dramatis Personae"の人事ファイル部分 → です・ます調
- 書籍の体を取っている"The Local Legends of Sloth's Pit" → です・ます調
- 上記以外 → やや砕けた、だ・である調
とさせて頂きました。
頻出の単語について:
"anomalous activity": 「現象」は通常"phenomenon"ですが、わかりやすさ優先で"activity","event"等も「現象」と一緒くたにしました。
"weird": 原則、名詞(wiredness)の際には「怪異」、名詞形容(weird)の際には「怪奇」(「怪奇現象」等)にしました
6行目:
"Sloth's Pit"はネクサス・シリーズ(非公式wiki)において既に「スロース・ピット」と訳されているため、それに従いました。
"Sloth's Pit, Wisconsin:"が二度訳されていました。
名付けていまし。
"た"が抜けていました。
ドリーネ
「陥没穴」の方が漢字で意味を取りやすいものと思い変更しました。
荘園
原義的には正しいものと思いますが、開拓時代のアメリカに荘園は無かろうと所有地と訳しました。
13行目:
No matter what
成句的に使われている場合には「何があろうと」という意味になるようです。
No anomalous ~
改訂ではNo ×× ever ○○のよくある訳し方である「○○をする××はない」を元に訳しています。
17行目:
dear old
上で「懐かしい」という意味だそうです。
19行目:
"Site 87:"が二度訳されていました。
these items, beasts and beings have yet to have official SCP Reports written about them
「have yet to 動詞」で「まだ[動詞]していない」という意味のようです。よって、「自身のSCP報告書をまだ有していない」がこの個所の意味かと思います。
アノマラスアイテムの記録
サイトページのAnomalousアイテム記録ことかと
25行目:
知覚
"近く"の誤字? "near"ではなく"nearby"(ニュアンス的に隣接を表すらしい)をわざわざ使っているため、改訂では隣町と訳しました。
25行目:
Dramatis Personae
ラテン語ですが、「(劇の)登場人物一覧」を気取って表したいときに使われるそうです。
33行目:
Personnel Files
著者ページ国際版を見てわかる通り、ほぼ「人事ファイル」で定訳化しています。
複合ファイルが開かれました。ロードしています…
"Multiple Files"という言葉は、コンピュータ用語ではないものと思います。(マイクロソフトの独自仕様に複合ファイル(Compound File)というのはあるようですが…)
また、ロードに時間がかかっている表現がされていますので、"Multiple"は「多くの」程度に訳すので十分かと。
36行目:
管理官
"Director"は記事によって管理官とも局長とも訳されていますが、
管理者(Administrator)と字面が似すぎている&公的機関でない財団で「官」の字を使うのに抵抗があるため、改訂では局長と変更しました。
to use a horrible pun
私も自信がないのですが、
"horrible"には、口語で「恐ろしく悪い」という使われ方もするようですので、"horrible pun"は「酷くつまらないダジャレ」かと。
そして、"since its foundation"で「その創設以来」という意味になるのですが、"since its Foundation"と"Foundation"を固有名詞の扱いにしているため、
おそらく財団とかけているものと思います。
38行目:
ピエモンテは"Piemonte"のようです。googleさんで"Piedmont"を検索すると誤検知で"Piemonte"の結果もでるようですね。
41行目:
次元調査の一員
おそらく、"division"と"dimension"を見間違えていませんか。
42行目:
鶏と遊ぶ
"play chicken"で「度胸試しをする」という意味があるそうです
49行目:
死した伝説
"fallen"を「死した」と訳すと彼らが変容しながらも活動している説明内容と合いません。「落ちぶれた」とか「廃れた」あたりが適訳ではないでしょうか。
なおLocal Legendsという時代の変化に翻弄されるジャスパーのテイルもあります。
53行目:
ヤギ男ですであり
"Goat Man"は同じアメリカの都市伝説である「スレンダーマン」や「モスマン」に倣って「ゴートマン」としました。
※ アメリカでこのUMAは結構有名らしいので、このカノンに出てくるものも同じものを起源にしていると思います。
"です"は消し忘れ?
55行目:
その行為が実際に起きるようになるくらい、そのホラーはよく出来ていました。
文意は、「怪談のような(ジェシカが手を下したように見える)事件が(フィクションのはずなのに)実際に起きはじめて、怪談が(タイムズ紙が目論んでいた以上に)効き過ぎた」ではないでしょうか。
よく子供向けに
「より子供向けに」ではないでしょうか
57行目:
血塗れマリー
都市伝説でのそれは「血まみれ」よりも「ブラッディ」のままになっていることが多いので、それに合わせました。
The Wolf Among Us
PCゲームの題です。"Bloody Mary"というキャラクター( http://fables.wikia.com/wiki/Bloody_Mary )がいて、その真の姿(True Form)は「体中から鏡の破片が突き出していて血まみれ」という、確かにパクったと思われるほど似ています。
The other Legends have had favorable to mixed reactions to this drink.
ちょっと、私も自信がないのですが、"mixed reactions"には「賛否両論」という意味があるため、"mixed reactions to this drink"で「このお酒に対する賛否様々な意見」で、"have had favorable to"は「それぞれの意見に対して好意を示している」と私はくみ取りました。
71行目:
Dear Mom and Dad, I'm doing fine
このフレーズは手紙の書き出しかと思います。直訳すると「大好きなパパ、ママへ。私は元気です」ですが、改訂では手紙の書き出しであることを強調するために意訳しました。
73行目:
Coming Soon to a Theater near You!
直訳すると「あなたの近くの映画館にすぐやってきます」ですが、日本語で「近日公開予定」というやつと同義ではないでしょうか。
79行目:
Of Legends and Hallows.
おそらく、テイルの題と合わせて"Dance the Danse of Legends and Hallows."で一文ではないでしょうか。
なので「踊りを踊ろう。伝説の存在と聖人の踊りを」という意味になるかと
80行目:
"私のためにパパに挨拶してくれる?""ああ。約束する。"
テイルの内容を鑑みるにベイリー兄弟の会話と思いますので、成人男性同士の物言いにしました。
81行目:
"gonna"が使われているので、軽口のようなものかと思います。また、文意は「この難事を片付けたら、しこたま飲んでやる」といった意味では?
テイルの最後にどんちゃん騒ぎしている描写があったので。
87行目:
Sometimes you've just gotta get away from it all…
"have got to [動詞]"は"have to [動詞]"と同義ですので「逃げるべきだ」という意味になるのでは?
98行目:
"bar"は、飲み屋の意味のバーかと。
104行目:
"story arc"で「一連の物語」という意味があります。
107行目:
"One For You, One For Me"で「1つはあなたの、1つは私の」という意味なので、これは「お前の取り分は1/20、残り19/20は俺のだ」という意味では?
108行目:
私もこの訳には自信がありませんが、"baseline"はテイル内でも出てきていて、基本となる次元といった意味合いで使われていました。そのため、この"baseline"もそのように訳す方が正しそうです。
118行目:
"just regular folks"は、なんの力も持たない一般人の意味で使われていると思います。
ちょっと自信がないですが"working on the staff"は関係節の一部では? コンドラキを「名前を呼んではいけないあの人」扱いするための部分であり、現実改変者や不死者を職員に限定する必要性を感じないですし、後の文で「それらは収容されている」とあるので職員が収容されるというおかしな文脈になってしまいます。
120行目:
"a bunch of"は"time traveling"ではなく"rednecks"を修飾していると思います。
122行目:
副詞の"pretty"は「とても」という意味で"pretty much"は「ほとんど」という意味になります。なので「ほとんど自由に」では?
"Anthro-"はここでは擬人化を意味する"anthropomorphic"の略かと。なお、"Anthrocon"は実在するようです(英語Wikipediaに記載在。ケモナーたちの祭典の模様)。
128行目:
グラヴィティフォールズ
アメリカのカートゥーンです。日本語版があるため、改訂では日本題である『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』を使用しています。
安全な
サイトを半壊させる大惨事を見る限り、まるで安全じゃないので、一般語としての"Safe"というより、いわゆるSafeクラスのことかと思いますので、改訂では"Safe"をそのまま使用しています。