当記事の翻訳について、改訳を行うべきかと思われる点が何点かあったため、以下で指摘させて頂きます。
Par mesure de sécurité, seules les personnes ou entités suivantes peuvent entrer
安全上の理由から、以下に挙げる存在あるいは団体のみが侵入を許可されます。
personnesとentitesを「存在」と「団体」と訳すことに少し違和感を感じました。この二つは一般的な訳例に合わせて、それぞれ「人(人々)」「実体」と訳してしまって良いかと考えます。
訳案: 安全上の理由から、以下に該当する人物あるいは実体のみが侵入を許可されます。(以下の文章においても、entiteは基本的に「実体」と訳して良いかと考えます。)
Les animaux faisant moins d'un mètre de haut et de masse égale ou inférieure à 19,82 kg (cette masse fut déterminée suite à l'envoi de nombreux animaux dans SCP-002-FR).
身長が高くなく、体重が19.82kg以下の動物(この重量はSCP-002-FR内に多くの動物を侵入させた後に決定した)
「1メートル」という身長制限の数字は明記した方が良いかと。
訳案: 身長1m以下、体重19.82kg以下の動物(この重量はSCP-002-FR内に多くの動物を侵入させた後に決定された)
il sera interdit d'utiliser des enfants "adoptés" (consentants ou non) dans un but d'exploration de SCP-002-FR.
SCP-002-FR内部の探索を行うために(同意の上であろうと)「子供」を用いることは禁止されています。
”enfants adoptés"で「養子」という意味になるそうなので、(前の文との混乱を避けるためにも)ここは「養子」とするべきかと考えます。
訳案: SCP-002-FR内部の探索を行うために(同意の有無に関わらず)「養子」を用いることは禁止されています。
研究者たちは、通気口からドイツ語の歌が流れてきたという幾つかの証言が確認されたことから、SCP-002-02-FRは建物の換気ダクト内に巣食っていると推測を立てています。しかし、それは固体の媒質中に閉じ込めることができないと予測されます。
主述の対応を分かりやすくするためにも、個人的にはここの語順は入れ替えたいです。
訳案: 通気口からドイツ語の歌が流れてきたという幾つかの証言が確認されたことから、研究者たちは、SCP-002-02-FRは建物の換気ダクト内に巣食っているという推測を立てています。しかしながら、これを固体の媒質中に閉じ込めることは不可能であると予測されています。
SCP-002-FRは、中学3年生が消失したという報告を受け、フランスのナッツヴァイラー・ストリュートフ強制収容所にて発見されました。
訳案: SCP-002-FRは、中等部3年の学生が消失したという報告を受けた際に、フランスのナッツヴァイラー・ストリュートフ強制収容所にて発見されました。
Lorsque SCP-002-FR est observé au travers d'un objet tel qu'une vitre, des jumelles, une loupe, une caméra ou autre, il est semblable à la photographie réalisée et apparaît parfaitement normal. Les actions de SCP-002-FR ne sont visibles que par des personnes se situant dans la pièce
SCP-002-FRは、眼鏡、双眼鏡、カメラ、拡大鏡、またはその他の物体を介して観察することにより、画像に写っているように完全に正常に観察することができるようになります。SCP-002-FRの異常性は室内にいる人物にのみ適用されます。
ここのLorsqueの訳は「~した際は」などの表現にした方がより自然になるかと思います。
訳案: SCP-002-FRは、眼鏡、双眼鏡、カメラ、拡大鏡、またはその他の物体を介して観察する際には、画像のように完全に正常に観察できます。SCP-002-FRの異常性を観察できるのは、室内にいる人物のみに限られます。
Une hypothèse veut que les expériences pratiquées
1つの仮説として、SCP-002-FRで行われた実験で
前段落のexperiencesを「手術」と訳すのであれば、ここも「手術」とした方が良いと思います。
訳案: 1つの仮説として、SCP-002-FR内部で行われる手術において、危篤状態にある被害者を生き長らえさせたり摘出した生存に不可欠な臓器の長期の保存をしたりすることに用いられている未知の技術のほとんどが異常性を持っていると考えられています。
SCP-002-02-FR est une entité humanoïde de deux mètres trente de haut, dont la peau semble être celle d'un humain brûlé au troisième degré.
SCP-002-02-FRは身長2.3mの人型の存在で、その肌は第三度熱傷のようになっています。
この段落のentiteは「実体」で良いと思います。また、熱傷の表し方は、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度という表記が一般的なようです。
訳案: SCP-002-02-FRは身長2.3mの人型実体であり、その肌はⅢ度熱傷のようになっています。この実体の頭部は黒い羽で覆われていて、これらは(上着で隠されている)背中にまで伸びており、加えて腕の部分にも存在しています。腕は膝にまで届き、指の長さは80cmに達するとみられています。SCP-002-02-FRは顔に鼻と口がなく代わりにくちばしが付いており、目は猫と同じ網膜を有しています。この実体は白い上着を着ており、いくつかの手術に同伴した際には、常にノートパソコンを使用しながら移動していました。SCP-002-02-FRは時折ドイツ語で、被害者に対する手術を行う人物に対し指示を与えているところが観察されています。また時折、SCP-002-02-FRは壁を傷つけることなく通り抜ける前に、容器を[データ削除済]します。
SCP-002-FR fut découvert lors d'une visite guidée de cette salle d'opération ancienne par une classe de troisième de l’école de ██████,
SCP-002-FRは、オーストリアの██████校の中学3年生によって、
訳案: SCP-002-FRは、オーストリアの██████校中等部3年の学生によって、
学生たちは家族の元に帰す前に隔離を行いました。
訳案: 学生たちには家族の元に帰る前に隔離措置が施されました。
かなり細かい部分まで指摘する形になってしまいお手数をおかけしますが、確認をお願いいたします。