画像はWikipedia様より以下のページのものを縮小・加工しています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Hercules%E2%80%93Corona_Borealis_Great_Wall
https://en.wikipedia.org/wiki/Three-torus_model_of_the_universe
また記事中で要注意団体"犀賀派"を使用させて頂きました。
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https://en.wikipedia.org/wiki/Hercules%E2%80%93Corona_Borealis_Great_Wall
https://en.wikipedia.org/wiki/Three-torus_model_of_the_universe
また記事中で要注意団体"犀賀派"を使用させて頂きました。
犀賀派からのメッセージは完全に蛇足だと思いました。この部分が物語の面白みを皆無にしています。このようなメッセージをオチにするなら、財団と犀賀派が協力するという部分をキチンと書いて、宇宙の危機を回避させたほうがいいです。正直、このメッセージは解説のためにあるようにしか見えません。
また、特殊なオブジェクトクラスを使う理由が不足しているように思えます(将来的なK-クラスを引き起こすSafe/Euclid/Keterクラスのオブジェクトは山ほど存在しますが、それらは特殊なオブジェクトクラスを付けられていたりはしません)。
全体的な感想としては、危険であるが面白みに欠ける記事だと思いました。画像などでハッタリは効いていると思うのですが、そのハッタリが結局のところ「こいつは危険なんだ」を強調する以上のものになっていないので、面白さに役立っていないのです。
犀賀派を出しているのですから、犀賀派と財団の協力などもっと書けるネタはたくさんあるはずですし、ただ危険なオブジェクトを描くよりもそいつをどうやって収容するかという部分に力を入れてみてはどうでしょう。
ご意見ありがとうございます。
・犀賀派を使っている点について
犀賀派からのメッセージはtokage-otokoさんの仰るよう犀賀派の設定を利用したオブジェクトの説明という側面が強く、補遺1で「この宇宙に居る限りはどうやっても回避できない。別世界に逃げることを検討しよう。」と前フリを付けた上で、その平行世界に逃げても無意味だということを説明し逃げ道を塞ぐことを目的としています。これはこのオブジェクトのテーマが「ある日突然世界は終わってしまうかもしれず、しかもそれを回避する方法は存在しない」といういわゆる宇宙的恐怖を財団世界観で表すというものであり、多次元に跨る活動ができる程の技術を持つ犀賀派に白旗を上げさせることで、平行世界の存在が一般的な財団世界での最終的な逃げ道を潰しています。犀賀派が脅しにきている下りは、彼らがわざわざ財団にこの事実を伝える動機づくりの為に存在しており、本筋から離れるため少し蛇足感はあるかもしれません。
y33r41さんの仰る「犀賀派らしさ」というのは、世界を救うために出来る限りのことをやっている、という感じでしょうか?たしかに現状では、出てきてすぐ白旗を上げたうえに脅しにかかっているのでその点をサラッと流してしまってはいます。これも犀賀派を説明のための道具として使ってしまっているからであり、試行錯誤の下りを長くすると蛇足になってしまうのではないかと危惧したためです。
現状このコンセプトを崩すつもりないので、オブジェクトのタイムリミットが自力でわかったり、犀賀派と協力するなどして回避方法を発見するなどの展開は考えていません。ただ、メッセージ部分については上記の良くない点を直すか、犀賀派を使う以外の方法が思いつけば改稿を検討したいと思います(犀賀派は小道具であり、特に拘ってはいないので)。
・オブジェクトクラスについて
自分のヘッドカノンとして、Keterクラスオブジェクトは現在、あるいは将来的に収容したり一時的にでも無力化する手段が存在しており、財団がギリギリで世界の崩壊を抑えられているものであるという考えがあります。それに対して財団の力ではどうしようもなく、世界の崩壊をただ待つしか無いオブジェクトも存在し、それらは「確保」も「収容」も出来ておらず、人類という種の「保護」すら不可能です。そのようなオブジェクトは異常存在なので書類上で管理こそしますが、通常オブジェクトとは異なる管理規程が存在していると考えています。SCP-2317などが既に先例として存在しているので、それに習った形です。これについては描写が足りていないと思うので、もう少し文中に説明を加えたいと思います。
・ただ危険なだけで展開が乏しい
これについては前述のように「宇宙的恐怖を表現する」を本筋としている以上、その説明に繋がること以外は書く必要がないためこのような形になりました。ただ恐怖を演出する布石として、補遺1とメッセージの間に財団による試行錯誤を入れるという方法は思いついたので、検討してみたいと思います。
宇宙的恐怖に対する無力感と、その宇宙的恐怖を演出するリアリズムは作り込まれていてとてもいい雰囲気だと思います。もう少し欲を言うと「並行宇宙」へ逃げるという手段の最後の切り札感があるともっと良かったです。
ただ、後半の犀賀派のメールがデウスエクスマキナ的で私にはちょっと合いませんでした。あまり私に犀賀派の知識がないため宇宙的恐怖が、謎の個人の告白にスケールダウンしてしまったように感じられたのがその一因です。
ご意見ありがとうございます.
「並行宇宙」へ逃げるという手段の最後の切り札感があるともっと良かったです。
こちらについては,展開やストーリーの乏しさが以前より指摘されていたこともあり,財団によって様々な方法が検討されたという下りを追加する形で現在改稿を行っています.
宇宙的恐怖が、謎の個人の告白にスケールダウンしてしまったように感じられた
犀賀派の使用方法については他にもご意見を頂いており,最後のオチとして平行世界にも逃げ場がないことを表現する別の方法があれば,そちらに変更する方向での改稿を考えています.現在考えているのは逃亡先候補の幾つかの平行世界で同様の観測を行い,その法則性から財団自ら現行バージョンの犀賀と同じ結論に至るというものです.書いてみてしっくり来るようなら,こちらに変更しようと考えています.
指摘点を踏まえ、オブジェクトの性質以外の後半部分についての大幅な改稿を行いました。
主な点としては、
・犀賀派を使わない展開に変更したため、メッセージ部分を削除。
・財団による試行錯誤を、対策委員会の提言という形で複数例記述するように変更。
・この提言を利用して新たに「亜光速での逃走」という逃げ道を示した上で、その末路についての描写を異星人からのメッセージという形で盛り込む展開を追加。
・並行宇宙への逃げ道について、前述の提言において示された上で財団自ら調査・分析するという流れに変更。
・その他SCP本体についての描写で、足りなかった記述を脚注などに追記。
となります。
以前ご評価いただいた皆様につきましても、本稿に対する再度の評価をお願いします。
とても細かいところですが、1点だけ。
南方博士の提言に出てくる「孤立系」ですが、熱力学的には「物質も熱も仕事も外部とやりとりできない系」を指します。これだとコロニーが自力で加速できず、内部エネルギーも一定であり減少しないため、不適切ではないでしょうか。
他には「閉鎖系1」「断熱系2」「開放系」3があります。ロケットなら熱も物質も外に出しながら進んでいるので開放系ですが、財団が熱を捨てるようなシステムで満足するとも思えませんし、断熱系にするのはまぁあり得るのかな、というのが私の考えです。しかし、コロニーが到達する速度の関係で周囲の恒星から発せられる光もエネルギーとして使用できないのであれば、ここは単に「亜光速なので補給ができない」と表現するのでも充分ではないかと思います。
ご指摘ありがとうございます.その通りなので,表現を修正しました.
恒星光は微弱すぎてほぼ無視できるにしても,加速とか諸々のために色々外部に捨てる必要がありますもんね.
Firefoxで作業していたので気づきませんでした・・・
とりあえず補遺3までhtmlブロック内に格納することで、本文はぶつ切りにならないようにしておきました。脚注以下の部分は相変わらずなのですが、とりあえず応急処置です。脚注や二重折りたたみをhtml内に組み込めないか少し試してみます。
また、この変更に伴い脚注の一部を本文内に折り込みました。
C-takeさんご提供のコードにより、スマートフォンのブラウザやChrome等で大きな空白ができてしまう問題を解消しました。
ライセンスについて補足です。
File:Hubble image of MACS J0717 with mass overlay.jpg
ライセンス: CC BY 3.0
著作者: NASA, ESA, Harald Ebeling (University of Hawaii at Manoa) & Jean-Paul Kneib (LAM)
File:Bryan Brandenburg Big Bang Big Bagel Theory Howard Boom.jpg
ライセンス: CC BY 3.0
著作者: Bryan Brandenburg