日本支部は3周年を迎え、1500人を超える登録人数を抱える巨大なコミュニティとなりました。中でも今年から加入したメンバーはScpperDBによれば現時点で800人(私もまたその中の一人です)を超えており、現在コミュニティとしての成長期の真っ只中にあると言えます。こういったコミュニティが継続的に成長するためには、新たに参加してくるメンバーが積極的な活動を行いやすい土壌が必要だと思います。そこで、新たに執筆者となろうと考えるメンバーを増やす目的での、新規執筆者にスポットを当てるイベントの開催を提案します。この提案では、新人に限定するという都合上単発開催では機会の平等性が保てないため、システム化されたルールで定期的に開催できる環境が望ましいと考えています。また初めて記事を書いてみよう、という意欲を駆り立てるためには、名誉だけでなく目に見える形での特典が必要になると考えています。更に、受賞者以外の参加者についても何か得るものがあった、と感じるイベントであるべきだと思います。私はこれに基づき、以下に示すプランを考案しました。
"新人賞"案
一定期間内に投稿された初投稿記事の中でそれぞれ最もRateの高いものを"新人賞"として表彰し、次期の受賞者が決まるまでの間注目記事と同じようにトップページにリンクを掲載する、というプランです。
開催期間
季節毎の新人賞、という体にするのが良さそうなので、3ヶ月の投稿期間と1週間程度の集計期間を設けます。集計期間は次回の投稿期間と重複しており、この間に投稿された記事は次回のエントリー対象となります。
対象と参加方法
SCP-JP, Tale-JPはそれぞれ別部門とし、既にSCP-JPを書いたことがある作者でもTale-JPを書くのが初めてなら対象になり、その逆も同じです。条件を満たす記事に専用タグを付けることで参加と見做し、ルールなどの詳細を書いた特設ページ(毎回ほぼ同じ形式のページを用いるため流用が容易です)のListPageモジュールに反映されるようにします。エントリーする記事は通常のSCP-JP, Tale-JP記事と同じ手順で投稿し、通常通り評価を受けます。投稿期間・集計期間の間にエントリー記事が低評価による削除となった場合、次にその作者が執筆する記事もエントリー対象として認められます。ただし削除のガイドラインにおける"その他の削除理由"に該当した場合と自主削除を行った場合1は、その作者が次に執筆した記事はエントリー権を失います。
受賞者と特典
集計期間を過ぎた時点で最高評価を得ている記事が、その季の新人賞受賞となります。受賞記事は注目記事と同じようにタイトル、作者名、概要をトップページに設けた専用枠内に掲示します。これに加え、2, 3位の記事もその下に少し小さめにタイトルと作者名を掲載します。また、エントリー特典として評価委員2による評価コメントが全ての記事に対して付くようにします。
このプランではトップページのレイアウトの改定など、サイトスタッフ主導で行わなければならない部分も多いため、運営面での是非やルール規定についてなどのご意見を頂きたいと思います。あくまでたたき台の案として、ここから議論により更に改善していくつもりです。また、このイベント自体の是非についてや、"新人執筆者応援プロジェクト"という枠組みでの対案などがあれば、そちらも忌憚ない意見をお願いします。
なおこの新人さんを応援するイベントをやろう、という案はIRCチャットにおいてnanamatiさんにより発案されたもので、その後の議論を踏まえて上記のプランを練っています。議論に参加した皆様に、この場で御礼申し上げます。