
晴れて113-Bがこちらに転載されましたので、"Némo et le Nautilus"の日本語表記について少し。
現在のこちらの翻訳では、フランス支部の(準)要注意団体"Némo et le Nautilus"は、「ニモ・アンド・ノーチラス」と表記されています。
しかしながら原文では、見ての通り"Némo"という、アクサン・テギュ(eの上の右向きの点、「エ」の音を作ります)の入った綴りになっており、音の上では「ネモ」になるものと考えられます。
またこの要注意団体の名称は、ヴェルヌの小説『海底二万里』、ひいてはその登場人物に材を取っているものと思われますが、こちらに関しても日本では、「ネモ船長」の名前で広く膾炙しています。
以上二つの理由から、"Némo et le Nautilus"の日本語表記は、「ネモ・アンド・ノーチラス」とした方が適当ではないかと存じます。もし初訳者様がいらっしゃるようでしたら、恐れ入りますが上記の点に関してご確認をお願いしても宜しいでしょうか。
(また、補遺最終行の「要注意団体(le groupe d'intérêt)」が「利益団体」となっているようです。こちらはちょっとしたミスかと思われますが、問題等なければ修正が必要かと…。すみません)