長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

概要:

今の所与太話です

長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

hannyahara 27 Dec 2017 16:48

SCP-JPももうすぐ5周年を迎えます、それなりにキリのいい年月が経とうとしています。

これまで色々コンテスト企画があり、私も参加させて頂いてきました。5周年を迎えるみぎり、また企画が成されることと思います。

これまでのコンテストはその多くがSCP記事にまつわるものと、テーマに沿った短編tale企画が多かったですが、そろそろ長編Taleに挑戦していくのも面白いんじゃないかと思っております。

SCP-ENにはリザレクションカノンハブというものがあります。こういう長編Tale(カノン)ハブには少なからず興味があります。

そこでこういうもの、つまり複数の作者による、それなりにシリアスな合同プロジェクトみたいなものをやってみるのはどうでしょうか。

今の所与太話レベルになると思いますが、あわよくば企画として成立させてみたいものです。SCP-JPでもしやるとしたらこんなストーリーラインがいい！とかそういう話をしてみませんか？

Re: 長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

the-one-witch 28 Dec 2017 04:52

JP独自といえば、と考えて私が思いついたのは、嘆きの水曜日です。
嘆きの水曜日に関するお話が出た頃はちょうど私が活動休止中だったようで、詳しいことはあまり知らないのですが(JP発祥のお話ですよね…？)、
この事件について掘り下げていくのも楽しそうだなと思いました。

Re: 長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

seafield13 28 Dec 2017 04:59

この前同じようなことを考えまして、そこで思いついたのが「第二次・財団内戦」みたいな感じのやつです。
SCP-1905-JPに出てくるプリンストン計画において、SCP-████-JP-EXの公開に反対するO5評議員が離反を図り、内戦になるみたいな話です。
人類滅亡の淵で内戦するというのもあれなので、離反した側にも何か大義があるとよいかなと思います。たぶん、離反した反乱側は世界オカルト連合などの支援を受けられるかもしれません。彼らがプリンストン計画に代わる何らかの手段を持っていて、財団と戦争になると。

Re: 長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

hannyahara 01 Jan 2018 12:51

あぁ～いいですねえ、楽しそうです！嘆きの水曜日事件はいろんな記事とクロスリンクできて楽しそうです、財団内戦も他の要注意団体と絡めて話が作れそうでワクワクしますね。

やはり何らかのインシデントが起きて、それに関して対処や抗争を行うという流れが書きやすいものだと思います。何のインシデントを題材にするか、というのは十分考慮する必要がありますね。個人的には具体的な名前、すでに出たものだと嘆きの水曜日などの有名な事件そのものを扱うのはカノンの固定化に繋がりちょっと窮屈な印象があります。

例えば、嘆きの水曜日や何らかのインシデント(具体的に名前を出すかどうかは置いておきます)の後、財団が何らかのアクションを起こし、それでもやはりインシデントが起き、それを解決するという流れなどは既存の話を元にした上で新たな展開を書きやすいかと思います。リザレクションでもあるように、事件の流れを大まかに分割し、それぞれのフェーズについて各々が書いていくというスタイルがいいんじゃないかなあと思ったりしています。

今のところ私の妄想なので、対象とするインシデントや、そもそものストーリー構成について何か面白い意見を持っている方はいらっしゃいますか？まだまだ与太話レベルですが話をやっていきましょう！

Re: 長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

roune10121 01 Jan 2018 13:56

日本列島はSCP-169の亜種で一部のオブジェクトはその体の一部であり、それを財団が収容するのか、それとも、日本の為に終了(死んでも沈まない設定)するのか。色々葛藤する物語…今ふと思い浮かんだ。

Re: 長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

fullfool578 01 Jan 2018 22:11

本家の pitch-haven的な、職員と要注意団体の因縁を描く奴とかいいなぁって。
なかなか目立たない職員やGOI-JPは多いし、そういうところで晴れ舞台を作ってあげるのもいいと思う。

Re: 長編Tale(カノン)ハブ作りたくない？

fumeinadebaisu 02 Jan 2018 02:59

大正時代に日本政府が蒐集院を廃して初期の財団を受け入れることに決めたifヒストリーの大正財団カノンなるものを以前思いついたものの、蒐集院の廃止に不満をもつ者たちが怪しく蠢く中、職員候補としてスカウトされた旧制高等学校の生徒が元蒐集院の胡散臭い男女のエージェント(女の方はどう見てもくのいち)に面倒をみられることになり…というところで発想力が尽きてしまうなどしていました。
_{単に現代の職員を大正ロマンやスチームパンクっぽい衣装で描いたイラストを延々投稿するハブでもいっそいいかもしれないけど、それは長編Taleじゃないんや…}

もうひとつ、たまたまこのスレッドが立つ数日前に思いついたのがこちら。

おもろい財団

+ show block

lolfoundationの日本(関西)版…ではなく、笑えることを至上の価値とする異常な文化に上書きされた日本(沖縄を除く)が舞台です。lolとの最大の差として、財団内でも財団外でも似たような(スクラントン現実錨で若干、若干だけど影響を受けるようになるまでの時間を引きのばしたり、シャンク／アナスタサコス恒常時間溝で完封できたりするものの)影響を受ける点、また被影響者の大半は異常なことが起きていることに気付いている点が挙げられます。異常な状況を恐れたり、利用したり、なんとか状況を打破しようとしたりする財団外の人々(GoI、PoIを含む)の話も書くことが可能です。というよりも、不可避です。

プロローグ

その昔、強い日本をリーダーとして欧米と共産勢力を退ける平和なアジアの理想を夢見た、あるいは自らにそう信じ込ませたある男。彼は軍部で異常ミームや認識災害を用いた心理戦の研究に携わりますが、やがて日本は敗れ、そして軍人たちが働いた五族協和の理念に反する狼藉を知り、厳しい現実に直面した彼は現実の世界に失望してしまいます。そんな彼は一時の夢と幻と模造の世界に没頭することに万人の救いを見出し、人形による演劇とそのバリエーションに重きを置いた異常芸術に身を投じます。そうして始まったのが布袋劇団福神座です¹。

そんな彼が作った無数の試作品のひとつ、ある失敗作は安全裡に無力化され、誰にも悪影響を与えないように放棄されました。そのはずでした。

シチュエーション

異常がじわじわと拡がる中、O5司令部は強毒性のSARS変異体の蔓延²というカバーストーリーのもとに日本列島を封鎖。沖縄の大半とその他遠方の離島を除く日本は異常技術的にも封印されました。

被影響者の間には、あくまで二次的かつ非異常性の反応として、とりあえず他人が面白い振舞いをしたら笑ってあげるのがエチケットであるという考え方と、笑いはあくまで笑いであり、面白くなければ笑うべきではないとする考え方が発生しています。そのいずれも、相手がジョークとして意図しているか否かとは全く関係ありません。つまり、この社会であなたが車にはねられて苦しんでいるとき、人々は純粋に不幸な目に遭っている人間がいるということに反応して笑い、あなたが面白く吹き飛んだことで爆笑し、あなたがマヌケな姿で横たわっていることでまた笑い、フロントガラスにひびを入れた車で慌てて走り去るドライバーを笑い、あなたを避けて走る後続車を笑うのです。そしてその一方で人々は前述の価値観の相違で口論し、また一部の人はあなたが今の"おいしい"状況でもっと笑いを取ろうとしないことに憤慨するでしょう。これが救命や通報を後回しにしたまましばらく続き、なんとか事態を収拾させようとする者は"おもろくない人"として非難されます。ほとんどの人がこの状況に強烈な違和感と苦痛を感じながら、強迫的に笑いを求めずにはいられません。そういう異常なのです。

主要な舞台と登場人物

富良野地下、サイト-XXX

日本国内とその領海で発見された、現実改変能力が疑われる非生物オブジェクトを中心に収容している中規模のサイトです。性質上、比較的大規模にスクラントン現実錨が運用されているほか、ごく一部の実験施設ではXACTSが随時稼働しています。それゆえ、異常を察知してロックダウンが開始されたサイトの中で、職員たちはゆっくりと侵食してくる異常の恐怖に直面することになります。笑えればなんでもアリ、笑えなければ無意味という価値観は間違いなく深刻な収容違反のリスクをもたらします。自動ロックダウンはどこまで持ちこたえるでしょうか？ 一部の職員はオブジェクトの相互作用による思わぬ出来事に直面したり、あるいは大胆にオブジェクトを使って事態を切り抜けようと考えたりするかもしれません。

沖縄、在日米軍基地に偽装された武装エリア-XXXX

比較的小規模ではありますが、財団が世界の正規軍事施設の中にもつ武器庫兼訓練所兼兵舎のひとつです。評議会による封印決定に反発する少数の人たちが、なんとか外から活路を開こうとしています。

被影響地/影響外地域の各所、一般人の視点

前述の通りです。

布袋面の男

異常が蔓延してから間もなく囁かれ始めた都市伝説です。笑うこと、あるいは/および笑わせることにあまりにも失敗し続けた人の前に現れるとされ、黒いスーツに布袋の面を身につけ、わざとらしい似非関西弁で喋るといわれています。この実体と遭遇したときに具体的に何が起きるかについてはバリエーションによってまちまちですが、どの場合も一貫して、笑いを至上の価値とする世界における冷酷な処刑人であることがほのめかされています。

SCP-1912-JPとAnomalousのタオルにインスパイアされた、XK-クラスシナリオ後の未来世界で東弊が20世紀後半の日本を超技術で無理やり再現しようとしている空間に住民候補として放り込まれた(異常な)一般人の話も考えているけど、特に設定は固まっていません。旧南関東奇譚会関連のTaleネタも5つぐらいあるので出力してハブを作りたいけど、残念ながら短編連作で長編ではない…

Footnotes

1. 当然ながら当カノン独自の設定であり、このハブに属さない作品には必ずしも当てはまりません。

2. おそらく2003年ごろがスタートになりますが、それより後でも別に問題ないかも。