まずSCP-3980は伝染性の情報災害であり、生きていてかつ「感染した」全ての人間はそれ以外の観察者からすると死んでいるように見え、死んでいてかつ「感染した」全ての人間は生きているように見える。死んでいる3980-1実例との会話というのは単に話相手が頭の中で言葉を補っているだけだ (死体は実際には何も喋っていないが、死体と「話している」人間にはその相手が死体でなければ話しているであろう内容が聞こえる)。伝染因子は3980に感染した人間が生きている/死んでいるように見えるにも関わらず、実際には死んでいる/生きていると気がつくこと (キムがインタビューで「言った」という3語の言葉は「私は死んでいる」 "I am dead" )。これこそが財団が露骨に「生存者は存在しませんでした」と主張している理由であり、見たところ不要な全サイトのセメントによる埋め立てを行った理由だろう。