画像出展: https://www.flickr.com/photos/electricnude/48016272/
by: electricnude
CC BY-SA 2.0
下書きから期待していました。
感想はそちらでおおよそ述べたのですが、先程読んで気づいたことがあったためさらに感想を。
補遺3のメッセージを残した人物がリストの#9の人物だったのですね… そう思って改めて見ると、SRAを見つめるような素振りってことは…
頭では分かっていても彼にとってはやはり絶望的だったでしょうね。[編集済]の行為がなんだったのか、ぼんやりと察せられるような印象深い演出でした。
(あるいは、現実性喪失のために考えることの感じることもままならなくなっていた、という解釈もできるかもしれませんね。それもまたやるせない。)
腕のない彼がどうやってパネルを取り外し基底世界へ来れたのか、何を意図していたのか、そもそも知性は残っていたのか。そういったことはあえて描かないようにしています。
SRA使用に警鐘を鳴らした彼も、今ではSCP-1280-JP-1、"SRAによる収容対象"として、SRAに囲まれて消滅してゆく。そういった皮肉は伝えられるように描いてみました。
深く読み込んで頂き、ありがとうございます。評価も二分してますし、こういった後味を残せるように、慎重に改稿を重ねていこうと思います。より良くできる点などがあれば、ご指摘頂けると幸いです。
度々財団で登場するSRAの深い部分に、新しい見地から切り込んでいった面白い発想の記事だと思います。
ただ気になる点として、まず特別収容プロトコルに黒塗りの検閲等が使われることは、よほどの理由が無い限りよくないでしょう。どこでどう扱うのか、という内容を記した、世界観的に重要度のかなり高い部分ですので、ここはサイトや収容室の名前、日時などは細かく決めてしまうほうが良いかと思います。
また、クリアランスレベル4以上を必要とするデータの部分が若干冗長に感じられる点も気になります。破損しているデータであるというのを加味しても少し長く感じました。このオブジェクトの真相を語る部分であるというところから逸脱しないよう、不要な部分から慎重に削っていくと読みやすくなるのではないでしょうか。
ご批評、大変ありがとうございます。
ただ気になる点として、まず特別収容プロトコルに黒塗りの検閲等が使われることは、よほどの理由が無い限りよくないでしょう。
サイト名の黒塗りは時たま散見されるため問題ないかな、という認識でした。ですがおっしゃる通り、明確な理由がなければ避けるべき点ですね。修正し、設定してみようと思います。意図の薄い黒塗りを排除し適宜中身を設定することで、特別収容プロトコル内の検閲を無くしました。
クリアランスレベル4以上を必要とするデータの部分が若干冗長に感じられる点も気になります。
やはり…。冗長部分が多い(単純に長く読みにくい)かな、という気はしていました。補遺3を中心に、更にスリム化するよう検討してみようと思います。
評価も賛否両論であり、どうすれば良いか迷っておりました。参考になる貴重なご意見、誠にありがとうございます!
サイト名の黒塗りは時たま散見されるため問題ないかな、という認識でした。
私はその認識は間違っていないと思っています。原則として、特別収容プロトコルには検閲は使われません。一方で、サイト名などに関しては使われる例は十分にあります。これを補足する材料として幾つかのエッセイでは以下のように触れられています。
8. リアリズム。 これは鍵となる要素として頭に入れておくべきです。どんな検閲であっても第一に理由となるのは、現実に政府機関の文書でも何かしら検閲が行われているから、ということです。そして、そのようなことをする目的は、知ることを許可されていない閲覧者が詳細事項を把握できないようにするためです。特定の日付、名前、場所は大抵自由に検閲されているでしょう(何を削除しているのかを示し、余分に削除していないことを明らかにするため、通常は黒塗りです)。これは、特別収容プロトコルの欄で検閲を使用するのに唯一適切な動機であると一般的に考えられています。
zen-and-the-art-of-data-expunged、その3: 検閲に関する納得のいく説明 より引用
- 手順に含まれているものは一切修正しないでください。 特別収容手順は、いかにして確実にオブジェクトあるいは現象の収容を維持するか、あるいは復旧するかを記述している緊急指示と同じです。その情報を編集したり削除するのは理にかなっていません。このルールの唯一の例外は施設の呼称です。自分がどの施設にいるのかを知るためにこの情報を利用する必要がある人がいるかどうかは一目瞭然だからです。
マッケンジー博士の収容手順、Tipsより引用
引用ここまで
長々と書きましたが、要は収容施設名を検閲する理由もあると言えばあります。その上で、検閲するか細かく指定するかは執筆者に委ねられていると言って良いでしょう。
内容に関してですが、補遺以降が冗長に感じてしまいました。財団が滅んだ別世界が登場するのは先駆者も多いので、それらに負けないようなストーリー・演出・アイデアがあればより面白くなると感じました。
ご指摘ありがとうございます。
サイト名の黒塗り
なるほど…詳細なご説明、大変ありがとうございます。参考になりました。
今回については、検閲する意図を明確にするため、また設定した収容室名などが気に入ったので、細かく指定する方針で行きたいと思います。
内容については、冗長という意見が多数あるため、より短くまとめられるように改稿する予定です。
手始めに、補遺1を若干削り、補遺2に関するパラグラフの順序を一部変更し、いくつか細々とした修正を加えました。
また、補遺3については、語りすぎる部分を削る他、構成を変える、何か演出かアイデアを加えるなども検討してみたいと思います。時間がかかるかと思いますが、少しずつ改稿していく予定です。
改稿キャンペーンに伴い、補遺以降を大幅に改稿しました。
変更点: 補遺1の探査記録、補遺2の人型実体郡、補遺3のログを削除。代わりに、実験記録、インシデント記録(人型実体1体の出現記録)、画像・文書・映像ログの追加を行いました。
追加画像出典(改変前) - CC0
https://pixabay.com/ja/日没-雲-空-赤-雲景画-劇的な-オレンジ-ビーチ-太陽-205717/
主に冗長さの解消を意図しました。以下の通りです。
実験記録: 記事単体での異常性の理解しやすさ(3001依存の脱却)、探査ログの簡素化
インシデント記録: 人型実体の記述の簡素化
各種ログ: 長い文書の撤廃、視覚的にも読みやすく。