SPCから見たSCP財団の不気味さとそれに対する謎議論が面白かったです。
一方で、この記事は「サメ殴りセンターのGoIフォーマット」としては適当でない箇所がいくつか存在します。以下のように修正することを提案いたします。
(主なソースは本家SCP sandbox IIの「SPC hub」です)
この記事はGoIフォーマットであり、ジョークSCPとは別物です。SPCのGoIフォーマットは一般に「SPC-XXX」と表記するので、それに倣って「-J」を取り去った方が良いでしょう。
- 「中央情報管理局ならびにプロジェクト運営事務局(CICAPOCO)による通達」が必要
冒頭に持ってきます。「SPC-489-JP-Jというプロジェクト」が、稼働中であるか・休止中であるか・終了済であるかを記載します。今回の場合は稼働中だと思います。
加えて、プロジェクトの運用方法(休止中の場合は再開の条件)も同時に記載します。鮫科殴打ケイパビリティ内にある
センター81A8で培養されたSPC-489-JP-Jを鮫科存在の生息海域に放流し、生態系に介入する形で鮫科存在を殴打して下さい。
は本来こちらの枠に入る文章です。
これは殴られるべきサメについて記載するジョークSCP型のSPC記事(SPC-3284-J等)に用いる表記ですね。サメ殴りに役立つ物品について書くGoIフォーマット形式なら不要です。
SPCというものはサメ殴りに役立てる一つのプロジェクト全体を指す呼称です。この記事の合成フグはSPC-489-JP-Jそのものではなく、SPC-489-JP-Jというプロジェクトに含まれる構成要素の一つという位置づけになります。
なので、例えば
SPC-489-JP-Jはセンターと日本生類創研の共同研究によって生産された合成フグです。
は
SPC-489-JP-Jはセンターと日本生類創研の共同研究によって生産された合成フグ([ここに適当な英単語2個のコードネーム])を構成要素として含みます。
といった表現になります。当然、以降の合成フグに関する話もSPC-489-JP-Jではなく別途定めたフグのコードネームで進めることになります。
SCPにおけるセキュリティクリアランスが0〜5までの数字で表されるのに対し、SPCでは英単語で表され、「OVERT / UNQUALIFIED / QUALIFIED / PRIVY / ORACLE」の5種類が設けられています。この記事の折りたたみだと「QUALIFIED」が適当でしょう。
既訳の記事や未訳の本部SPC記事も参照しつつ、よりSPCらしさのある記事を目指していただければと思います。