plaguebearer: 元々はJoke記事から始まったのではなく、ピーター・グリフィンの記事を書こうと思ったんですけど(309はファミリー・ガイのエピソードから)私のミスが面白すぎたのでこのままにしておきます
ヒント: rev. 0を参照してください。
plaguebearer: 元々はJoke記事から始まったのではなく、ピーター・グリフィンの記事を書こうと思ったんですけど(309はファミリー・ガイのエピソードから)私のミスが面白すぎたのでこのままにしておきます
ヒント: rev. 0を参照してください。
概要紹介: 使われていなかったSCP-309-Jに文書が出現した。最初はアイテム番号とPeterという異常なオブジェクトクラスが記述されていたが、すぐに『記事を削除する』にはどうすればいいかという内容に書き換えられた。 低レベルのSWN001-1 実体によるものと考えられる。
発生日時: 2018年6月15日
場所: 財団のデータベース
追跡調査措置: 財団内の出来事のため記憶処理や隠蔽は必要ありません。(As this occurred within the Foundation, no amnestics or cover-ups were needed.)SCP-3309やその他のswn001-1実体を使用して文書内の異常を削除することが検討されています。
びっくりするくらい受けてる理由がわからないけどあちらだとそこそこUVされてて「超笑った」とか書かれてる……ファミリーガイネタとしてツボるなんかがあるんだろうか(Object Class: Peterはちょっとフフってなったけど)。
6本足の方は「まだ」記事としての体裁は整っていましたから、「まだ」「まだ」理解できるの出来るのですが、これは本当に分からないですね。
当記事の編集を実施しました。
編集の要約:
原文は以下のとおりです。
i accidentally hit save instead of save draft and now this is posted
現行の日本語訳は以下のとおりです。
間違えて下書きの保存の代わりに保存を押してしまったんですけど投稿されました
これを以下のように変更しました。
下書きを保存じゃなくて保存を押してしまってこれが投稿されました
各所について変更の意図を述べます。
下書きの保存:
原文を見ると「save draft」から引用符が省略された表現であることが分かります。
現在Wikidotの日本語UIは機能していないものの1、翻訳状況のページを見ると現行の訳は「下書きを保存」とありますので、これに準拠しました。結果的にこれが先頭に来ているので文法的な不自然さもありません。
の代わりに:
原文は全体的にカジュアルな表現であり、固い雰囲気は全然持っていないことが推察されます。
「~の代わりに」の代わりになる表現として「~ではなく」があるので、「じゃなくて」とするのが原文の雰囲気に近づくと思いました。
間違えて:
「accidentally」をロングマン現代英英辞典で調べると、
in a way that was not planned or intended
「計画されていない、または意図されていない方法で」とあります。
「誤って」、「偶然」、「間違って」などと訳されます。
この文章の場合、「accidentally hit」は日本語的に「押してしまって」で十分に表されていると感じました。そこにもう一語付け加えて説明的になることを避けるために除きました。ですが、この変更は再考の余地があるかもしれません。
なお、「投稿されました」を「投稿されてしまいました」等にするべきかを検討しましたが、変える必要性がないと判断しました。
こういう場合の過去形と現在完了のニュアンスの違いについて、進研ゼミ高校講座の解説が参考になりました。
〈過去形〉と〈現在完了形〉の違い。|英語|苦手解決Q&A|進研ゼミ高校講座|ベネッセコーポレーション
https://kou.benesse.co.jp/nigate/english/a14e3803.html
(1) I lost my way. (過去形)
単に「(過去において)道に迷った」と言っているだけで、今も迷っているかどうかについては何も触れていないのでわかりません。
(2) I have lost my way. (現在完了)
ある過去の一時点から今もまだ迷っているという状況を伝えています。
「投稿されてしまいました」だと今も困っているようなニュアンスを含み、経緯の説明のようにも感じられる原文のメッセージ内容が変形します。
なので「投稿されました」のままが適切であると考えます。
「これが」の追加:
暗黙に「投稿されました」と言うならitになりそうな気がするので、thisを「これが」と訳出しました。
押してしまったんですけど:
まず、原文にはbutのような逆説の接続詞は出てきません。ですが初訳者の意図を想像すると、順接の意味を持つ、ありがちな表現として用いていることは理解できます。
この訳の正当性を考える上での判断材料として、以下のサイトを参考にしました。
逆接の接続詞は強い。「しかし」取り扱い注意 - ことばマイスター ナカハラハラハラ|朝デジ就活ナビ2020
https://www.asahi.com/shukatsunavi/articles/SDI201804046268.html
ちなみにこの「が」は曲者で、順接の意味もあるんですね。
・大学に入ってから一日5キロのウォーキングを欠かしていませんが、おかげで風邪一つひきません。
この「が」は単なるつなぎの意味しかありません。まさに先ほど書いた「要らない」助詞の典型です。
臨床心理士を自称する方のコラム。
口癖の心理学!語尾に「~けど」をつける人の性格傾向と対処法 - Latte
https://latte.la/column/78837896
威圧感のある人と話すときや目上の人に言いづらいことを言うときに「ほんとにコレ言っちゃって大丈夫かな」という不安と「でも言わなきゃ!」という使命感が、語尾に「けど」をつける心理につながります。
現実に即した使用例を確認するためにYahoo知恵袋を参照しました。
「しまったんですけど」の検索結果(Q&A) - Yahoo!知恵袋:
https://chiebukuro.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%91%E3%81%A9
なんだかんだで逆説的な意味合いを含んだ使い方が多数であると感じます。
以上をベースに検討した結果、逆説的な意味合いが含まれると原文のメッセージ内容が変形し、等価性が維持されないと判断しました。
それに、「押してしまったんですけど」だと文が冗長になります。極めて短い記事全体の文章の中で、原文にないニュアンスの文字列が存在感を発揮しているのは避けたいです。
対象ページ: Joke SCP
個人的な印象として、タイトルは意訳の自由度がある程度高いと思っています。しかし、この記事においては原題からあまりにも文意が離れています。
本家で改題があった可能性がありますが、経緯は追えていません。
原題: the prime example of what not to do
邦題: 間違えて記事全体
これを以下のように変更しました。
やってはいけないことの最たる例
各所について変更の意図を述べます。
what not to do:
A Few Examples Of Things Not To Do In An SCP And What To Do Instead
SCPを書くときにやってはいけないこと、代わりにやるべきことのリスト
ガイドハブにあるエッセイwhat-not-to-doに習い、「やってはいけないこと」としました。
prime example:
「主な例」、「典型的な例」と訳されますが、当記事の内容は上記エッセイで挙げられた内容どころの話ではないので、「最高の例」、「最良の例」が候補に浮かびました。ですが、「の」が連続すること、そうするとやや直訳調であるため、「最たる例」としました。
これには特別な理由があり、本家の情報付き評価モジュール(クレジット付き評価モジュールと等価のはず)内で著者のあとがきが語られているため、コンテンツの一つとして訳文にも反映するべきだと感じたためです。
原文と翻訳内容を以下に記載します。
訳注で記事を汚したくないと考えたため、実際の記事からは意図的に脚注を取り除いています。
ですので、私が記載した脚注に関しては記事に反映しないことを希望します。
Thanks to: Nobody, and Everybody.
(原文ママのほうが分かりやすいかと思います)
So, this is getting about 10 more lines of code today.
さて、これに今日、10行ぐらいのコードが追加されます。
Anyways, if you're here at this point you're probably here from the top articles, since this has stopped being a meme at this point.
とにかく、現時点でここに居るということは、きっと「評価の高い記事2」から来ていることになるのでしょう。これがミームではなくなった現時点からは。
I'm just as confused as you, and if you want actual insight, feel free to check out the many comments on this.
私はあなたと同じくらい混乱しているので、実情の理解が必要なら、ここのたくさんのコメントをチェックしてみてください3。
I appreciate everything everyone's done to me after this point, especially the folks in SCPD who motivated me to become an actual author instead of a useless one-hit wonder crap.
この時以降、皆さんが私にしてくれたことすべてに感謝しています。特にSCPD4の方々は、私に役立たずの一発屋ではなく、本物の著者になろうというやる気を起こさせてくれました。
All of you randomly checking back on this to be in awe of the rating, I love you.
不定期にここを訪れて評価に畏怖するすべての人へ、大好きです。
-pb
(おそらく著者のplaguebearerのイニシャル)
more from you know who
著者ページ5
JPのディスカッションでは好意的な感想がないため、私の感想を記しておきます。
この記事は既読でしたが、あらためてjokeタグが付いたページのリストからこのページに飛んで内容を読むとめちゃくちゃ笑いました。
他の方のコメントにもある通り、なんでこんな所にこんな名前のページがあるの?→ああそういう事ね、というあるあるネタとしての一面があるのだと思います。
現に初めて読んだ時(私がwikidotにアカウントを作っていなかった時)は、うろ覚えですが別に面白くなかった気がします。
※なお本家では「Top Rated Pages of All-Time」の2ページ目に「how do i delete articles」の名前で存在しており、ページのコンテキストと内容のギャップで笑わせている面もあると思います。
本家ディスカッションで最近あったやり取りも面白かったです。
rattles: どうしてまだ消されてないの6
Leveritas: 著者にまだ誰も説明していないのだと思います。
plaguebearer(著者): please help