この辺りはヘッドカノン(各々の考え)にもよりますが、セキュリティクリアランスレベルページ、執筆ガイド内の「職種と職位」の内容によれば、まずエージェントには2通りあります。:
タイプ1: …しばしば武装せず、深刻な異常活動を制御する装備がありません。彼らの仕事は何か奇妙な出来事が発生すれば速やかに救援を要請することです。
タイプ2: …基本的な武器を携帯しますが、彼らは兵士ではありません。彼らの仕事は異常が確認された場合に支援を要請することです。
このことから、おそらくエージェントになるためには身体能力などはさほど求められません。どちらかというと営業マンのような体力や行動力、何よりも異常事態を察知した際のとっさの判断力が重要視されるのではないでしょうか。日本支部人事の例で言えば、エージェント・育良はガリガリで視力も悪く臆病ですが、的確な判断力を持つことから優秀なエージェントとして数えられています。
あと、一部エージェントは一般組織、中には一般人グループなどに潜伏することがありますので、いかにして「変な組織のヤバイヤツだ!」と悟られないかの、演技力やステルス能力がもっとも求められる能力なのではないでしょうか。
研究員もおそらく、一般的な研究業程度の能力は求められます。しかしそれ以上に明らかに「異常」という存在に対して動じない、あるいは精神を保てるだけの精神力が重要視されるかと思います。何せ通常の科学技術や常識をぶち壊すようなオブジェクトが大量に存在するわけなので、そんなことで精神を壊されて自殺するようではただの邪魔になります。なのでいわゆる「Think outside the box(常識にとらわれず創意工夫する能力)」が求められるかと思います。特に財団では「現実改変」という、本来はありえないような出来事を研究する部門などもありますので、そういうことについては特に穿った考え方を持つ人材が要求されるでしょう。
いずれの職種でも、確実に求められるのは「臨機応変な判断力」です。予測不能な状況が非常に多いこの財団世界では、何かがあった、あるいは予兆があった時にすぐに言い出して、行動に移すだけの能力は絶対に必要です。なので、IQや身体能力は常識的でも問題ないと思われます。
以上が私の考えです。長くなってすみません。