少年漫画のようなストーリー展開とスピード感がとても心地よい作品でした。
命令に従うことのみを良しとしていたフィフスさんが、物語が進むにつれて自分で考え行動するようになる姿がとても素敵です。
大人しい口調のコピー、目覚めたばかりの実験体、模倣改造武器など、ロマンにロマンを重ねたような作品で読んでいてとても楽しかったです。最初から最後まで「SCP−079−2」へフィフスさんが付き添う形を崩していない様子も素敵でした。
「SCP−682」と対面してからの呆気ない拒絶の描き方も素敵でした。冷静に、感情的になり過ぎず描かれる感情が読んでいて心地良かったです。
タイトルの回収の仕方もロマンあふれる方法でとても良かったと思います。素敵な作品をありがとうございました。