ミーム学にミームタグ、読めば読むほど混乱する!
財団でのミームの解説を見ると
と、あります。
私の理解してる範囲でミームを例示するとすれば
へのへのもへじでしょうか。
文字列を見た時に「顔」を思い浮かべた方は
ミーム影響下です。
「顔」が思い浮かばなかった方は下を参照ください。
SCPに置き換えて言うなら
本を読んだら「死ぬ」オブジェクトは認識災害です。
本を読んだら「死にたくなる」オブジェクトはミームです。
と言える・・・はずです。
ぶっちゃけた話、社会問題や社会現象、社会における人間の行動を説明するのに都合のいい便利な概念です(少なくとも私の中では)。誤解を恐れずに言うと「私をそうさせる何か」です。
台風直撃の連休に人々がクッキーを焼き始めたのはそういうミームが爆発的に拡大したからであり、冷蔵庫の中に入ったりするようになったのもそういうミームが爆発的に拡大したからです。
ネットミームてのは要するにネット上の"特定コミュニティ"におけるネタってのが個人的な解釈なんですけども、ネットに関する-Jとか考える上でそこの線引きに悩んだりする。
さすがに例の蟻はアウトとしか言いようがないけど。
アイテム番号: SCP—JP-J
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP—JP-Jへの外部からのアクセスは制限されています。動画の閲覧には財団内部のネットワークIDが必要です。閲覧後はキャッシュをすべて削除し、動画を保存したり、保存した動画を持ち出さないようにしてください。
説明: SCP—JPは動画サイト及び投稿されている動画です。SCP-2525-JPは20██/██/██に、財団内部のネットワークの利用状況の調査にあたっていた技術担当職員が発見しました。誰が・何時・どのようにして・何のために財団内部にこのようなウェブサイトを開設したか一切不明であり、調査が続けられています。
投稿された動画は財団の収容しているオブジェクトに関するものから、Dクラス人員や職員に関するものまで幅広くありますが、すべてにおいて財団内部についての情報が含まれています。
動画記録
動画名: 銀河の彼方より生中継~待ってろアルファケンタウリ~
内容: トップページ右側中段でストリーム配信されている動画。映像はSCP-1958の車内右前方から車外の風景を撮影しているものと思われる。
動画名: ボブルが[編集済]を踊ってみた
内容: SCP-993が[編集済]の主題歌「[編集済]」に合わせてダンスをしている。ただし動画は10歳未満の児童でなければ正常に閲覧できず。
備考: 再生数に対してコメントが一件もないため、SCP—JPの閲覧者はすべて10歳以上の人間で構成されていると断言できる。
動画名: 友人が改造したシスシャイをプレイ
内容: SCP-069-Jのプレイ動画。現在Part15まで確認。ゲームソフトがハックされており、生徒会長のカインが弟のアベルを「攻略」するシナリオになっている。
動画名: 自販機に無茶振りしたったwwwwww
内容: 投稿者はSCP-294に架空の人物の体液や、販売が終了した飲料品を注文している。「最後に一言」を入力した直後、SCP-294が糞尿と思しき液体を出力して動画は終了する。
動画名: 【作業用BGM】サボテンアミーゴス【30分耐久】
内容: SCP-065-Jが30分間同じフレーズを歌い続けている。
備考: 月曜日に再生したところ、30分間無音であった。
こういうのが出てきた時に果たしてこれはネットミームとして扱うべきなのかどうかという問題があります。
一般的な動画サイトをモチーフにして、そこによく投稿される動画にSCPを絡ませた、という見解であればコミュニティは限定されないのでネットミームとは言い切れませんが、
動画記録でのタイトル名がこのままだったり、ナンバリングをSCP-2525-JP-Jにしたり、
SCP-2525-JPのトップページ右上には「さわやか動画」と書かれたバナーがあり、緑色のスライムのような物体が描かれています。
みたいな一文を加えると誰がどう読んだってニコニコ動画のパロディとしか思われないでしょうし、
動画のタイトルを Singing Cacti Amigos [Extended] みたいなのにするとYoutubeっぽくなる訳です。
そうなるとそれは明らかにネットミームになる訳ですから、当然アウトという結論になります。
いや突き詰めるとそんなもんモデルにするなって話ですが。
生物の設計図となるのがゲノムであるというのはご存じだとおもいます。
それに対して精神の設計図となるのがミームだとなんかで読んだ気がします。
だからミーム汚染はすなわち精神の設計図そのものが改変されることであり、設計図への影響により個人の精神だけでなく色々な範囲に影響が及ぶとかなんとか。
例えば、
(´・ω・`)
↑の文字は文字の集合体ですよね。でも、顔に見えます。それは、こういう並びが顔っぽく見えるという刷り込みを我々が持っているからですね。例えば人間とはかけ離れたアンモナイト頭のスンバラリア星人――この例えが微妙ならぺけロッパ星人でもアッチャラペッサー星人でもいいわけですが――にはこの顔文字は只の記号の連続であり、わけのわからん言葉なわけです。
これが、この記号が顔に見えるというミームであるわけですね。
ミーム的影響というのはすなわちこのような文化そのものがぶっ壊されたり改変されたりするものですから、文明とか人類の精神そのものがむちゃくちゃになるわけです。
ハイハットを等間隔で4回たたいて、1回目に合わせてバスドラムを、3回目に合わせてスネアドラムをたたく、それを繰り返すと、ほら、音楽に聞こえてきた。でも動物には「音楽」が理解できないでしょうから、ただのノイズにしか聞こえていないはず。これがミームです。
ってことかしら。
「音楽」に対するミーム汚染が広まると、音楽をノイズとしてしか認識できなくなるとか。
いや、4拍子が音楽に聞こえること自体、EX級のミーム汚染なのか?