収容対象そのものの設定は、とても面白いと感じました。
ただ「インタビュー」以降の内容に、多少疑問を持ちます。収容以前の一般社会(例えば病院など)で何らかの事故が起きたのであれば、とても自然なことだと思いますが、インタビューは財団内での話です。危機管理や事前の調査が不充分に思えます。
このインタビューでの対応からは、SCP-1231-JP-3は強く危険視されているようには思えません。「事案」での死亡事故が起きる前で欠損者との接触さえ回避すれば、「空が見たい」程度の要求も通るように思います。ガイドハブに下記の通り指針が示されていますから。
私たちは窓のない空のコンクリート製収容房に異常性を持った人間を閉じ込めることが出来ますが、それはSCPを陰鬱にさせるだけでしょう。こういった理由から、彼らが基本的な設備を与えられ、収容セルの範囲内だとしてもレジャーの機会を得ていると仮定することができます。