僭越ながらご意見を。
(下書きの期間に間に合わなかったとは言えない……)
シンプルにいい記事ですねー。高評価も納得です。
このお札おかしい?みたいな平凡な違和感を拡大させて相貌失認に繋げるとは。よい発想だと思います。締めも「旧一万円札」という伏線を回収しつつ流石財団と納得させる綺麗なオチですし。
一応、細かい事ばかりですが気になった点をいくつか。
『目視時間と影響の段階』の説明はニュアンスは伝わるのですが厳密に言うなら「5分間のうちにだんだんとその段階の症状が進行していく」あるいは「目視時間はその段階に移行する大体の目安時間で、5分ほどの個人差がある」のどちらか……でよいのですよね?
こう、記事の文章を文字通り解釈すると目視0分以上=一目見たらだれでも違和感を持ち始めるから被害が広がるんじゃね?とか、15分~20分で段階4なら、それ以上見るとどうなるの?15分の時点で最大の段階に到達する15分~でよくね?とか考えてしまいまして。
多分そういう意味じゃなくて前述のどっちかなんだろうなーとは分かりましたが、この辺はっきりさせた方がより「らしい」かな、と。
それからこれは著者によって考えが違うところかもしれませんが、財団がコレを100枚も保管しているのは不自然かなとひっかかりました。
消耗品ではないしガラス越しで見せても実験はできるでしょうから、きちんと保管管理するなら滅多に消耗しないはず。それでも避けられない摩耗や破損を考慮して多く見積もっても、20枚ぐらいもあれば十分ではないでしょうか?100枚もあるとむしろ収容違反時のリスクに繋がりそうですし。
あとは、もうホントにちょっとしたことすぎて恐縮なんですが
SCP-206-JPは一般的なD号1万円紙幣と同一の真札です。
「真札」は「本物の紙幣」の意味なので、どんなにそっくりでも日本銀行発行の本物の1万円札ではない以上「真札」にはならないかと。単に「同一です。」でよいかと思います。