面白い記事とはなんでしょう？

概要:

怖い記事、不思議な記事、奇妙極まりない記事・・・記事には様々なものがあります。

面白い記事とはなんでしょう？

ak1-yorunaga 27 Apr 2014 08:56

最近、面白い記事とは何かと悩むことが少なからずあるのでスレッドを立てさせてもらいました。
私自身、様々な記事を書いてまいりました。
それらの記事は好評だったもの、あまり評価していただけなかったもの、不評につき削除された（した）ものもあります。

さて、面白い記事とは何なのでしょう。
もちろん、「自分が面白いと思うもの」が最も適当な答かも知れません。
ですが、「自分が面白い」＝「読み手が面白い」ではないことは
執筆者でもある皆さんはよくご存じの事ではないかと思います。

「読み手」にとって「面白い」とは何なのでしょう？
というのが今の私の悩みです。
（まあ、「万人受けする記事など存在しない」と言ってしまうのも一つの答かも知れませんが・・・

正直答え何てあってないようなものだとは思ってるので、お気軽に答えていただければ幸いです。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

naiki 27 Apr 2014 09:12

新入りなのですが
最近、ただ単に不可思議であるだけではいけないっていうのが大きいような気がします。
逆にいえば複雑な設定の方が良くって、単純なものはあまり評価されないというか。
分かりやすく言えば、性質におまけの怖さがつかなきゃ駄目。みたいな。
本家の方もあって、ハードルが上がっているのかもしれません。
どうしても本家と被らないようにとか、制限が厳しくなっているように感じました。
（そりゃ当然だけど）

正直、これは面白くないとか。面白いとか。
下書きの段階でハッキリ評価して貰いたいのが山々です。
後で言われると本投稿したのに今更そんな・・・って感じがしてしまいます。
もう少し私が気長に意見を待った方がいいかもしれませんし、皆さんのご都合もあるかもしれませんが
－評価で削除されてしまうよりかはその寸前でバッサリ切っていただく方が気が楽です。
半ば愚痴になってしまったかもしれませんがこんな感じです。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

tokage-otoko 27 Apr 2014 09:31

あなたにとって面白いと思える記事が良いものです。ただし普遍的に同意を得られるわけはありませんが。それを信じて記事を投げれば相応に評価は帰ってくるでしょう。
というかアレですね、面白いっていうガチ主観でしかないものに対して答えなんてあるわけ無いじゃんッ！　ってぶっちゃけ思いますね。そんなん考えるくらいなら記事を投げたほうがいいですわ、マジで。え？　最近書いてないよねお前？　充電中なんですよ！
Wikiに人が増えたらまぁ評価も変わるんでしょうが。ただまぁ、人が増えると新しい記事に対して古い記事が埋もれてしまいそうなきらいはありますので、注目のSCPとかに古い記事の掘り起こしを期待しています。
あとごちゃごちゃした記事よりシンプルな記事のほうが少なくとも私は好きです。というかややこしいものでなければ評価されにくいとかそんなんじゃなく、単に面白さの問題でしょう。そりゃ凝ったものは目を引きますが、ここの最大評価であるSCP-096-JPは超シンプルですよ？　このWiki始まってまだ一年経ってないので、記事ができたのが初期だからとかはそもそも論外です。

というか趣味でしかないものに対して血眼になって人気取りするくらいなら好きなもの書きましょう。趣味に対して苦行やってどうすんのさ？　そもそも超狭い界隈で、人気もクソもないのにさ。そりゃ+が増えると嬉しいけどね、でもそれに血眼になるくらいなら別のことをやったほうが100倍有意義ですよ。

追記：言い過ぎましたね。
面白いものがなにか……と言われると、割りとSCP記事というものは創作としては幅が広いものだと思うので、結構難しいですね。ただ、何かしら読み手の心を動かすところがあるならばきっといい記事ができるでしょう。
小説やらを書く時と同じで、結局はこれもアイディアをどこまで文字（と画像）で表現できるか、というところに尽きるでしょう。だからこそ、自分が面白いと思うものをひたすら取り込んで、それを自分なりに消化して記事を書くことが重要でしょうね。いかなる創作も豊かな経験（この"経験"はゲームでも小説でも漫画でも絵画でも彫刻でも、何かに触れるということから生まれます。もちろん自然や社会に触れることも含んで）なしでは作り得ないのですから。

最後の編集 27 Apr 2014 09:56 by tokage-otoko さらに表示

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

grejum 27 Apr 2014 09:36

　「読み手」としての僕が面白いと思う記事は、読んだ時点で何らかの感情を持ってしまうような記事です。scp-087なんかは単純に怖いですし、1981は実際には誰も犠牲になっていないのに不気味です。231は世界を救うという大義名分のもとに残虐な行為を行う「人間の恐ろしさ」があり、なんとも後ろめたいような気分になります。かと思えば231のtaleである「人に必要なもの」では人間の持つ優しさなどが描かれていて感動したりします。

　なので「書き手」としては読んだ人にこう思ってもらいたい、こんな感情を抱いてほしい、というのを持って書けば、自然と面白い記事になるのではないでしょうか。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

dr_toraya 27 Apr 2014 10:24

書いていて面白い記事＝読んでいて面白い記事ではない、ということは自分も常々悩むテーマです。
書いたものをあとから見てみると、辻褄が合わない部分が出てきたり、そもそもたいして面白くない気がしてきたり。

最近本家から翻訳された中ではSCP-315, 2006などの「よく考えられてるな」と感心するものが面白いですね。315は「言われてみれば確かにそうだ」という感心と適度な不思議がうまい具合に構成されています。2006は「何にでも変身できて人類を絶滅させうる怪物」というそれだけではdownvoteなものですが、その性質と特別収容プロトコルが恐怖と興味を募らせます。
記事が増えてアイディアかぶりが増えてきたいま、「自分ではこんなこと思いつかない」という秀逸なアイディアこそが、記事に求められているのではないでしょうか。

日本支部で言えば、SCP-496-JPは自分には思いつける気がしません。210-JPは特製自体はシンプルながら「記憶喪失の(おそらくは)戦闘用ロボット」というキャラクターが愛着をわかせ、自分ではこのような魅力的な文章にならないと思います。

SCP財団が発展してきたのはストイックな記事、適度なユーモア、奇抜なアイディアの集大成だからであると考えています。
だからただのラノベ(またはショートショート、SS)になっている記事は、「財団記事としては」面白くないんだと思います。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

dr_toraya 27 Apr 2014 10:28

あ、本家231のような、よくわからないけどおぞましいものも大好きです。610や093のような、それだけで映画一本作れそうな大作も大好きです。こちらはまた別の意味で自分には書けないと思いますし。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

ak1-yorunaga 27 Apr 2014 13:06

＞naikiさん
記事はシンプルな方が「読み手」としては楽だとは思います。
もちろん、複雑な設定を付けることも悪いとは言い切れません。
ですが、それらを全て事細かに「描写」し始めるとおそらくは「読み辛い」あるいは
「読むのが大変」な記事なってしまう可能性が高いでしょう。
また、オブジェクトの性質の「結果」に対する恐怖は一つの記事のキモです。
あるいは、描かれていたものに対して「補遺」でひっくり返すというのも面白いでしょう。

なお、私は下書きに対してレスする際に内容についてはあまり言及しません。

＞tokage-otokoさん
まあ、確かにそこまで熱くなる必要もないのかもしれませんね。
＞grejumさん
読み手に対して何らかの感情（多分大体は恐怖または嫌悪でしょうね）を想起させるような記事というのは
確かに魅力的で面白い記事になりそうです。

＞zephonさん
よく練られたことをうかがわせるような記事は確かに魅力的ですね。

最後の編集 28 Apr 2014 05:24 by ak1-yorunaga さらに表示

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

soilence 27 Apr 2014 13:16

私個人は面白いネタが段落ごと位にチャンポンしてあるような記事が好きな傾向がある気がします。
同じドクタークレフ様の「核心を読者に想像させるシリーズ」でも
モントークどころかその失敗でどんなKeterな大惨事が起こったかさえ隠してしまっている231よりも
天丼ネタ（そこは合作ページですが）が楽しい緑のスライムや
全然超常現象と関係のない全ての行が楽しいジョナサン・ハリスの方が好きですね。

後、読み専だった頃は特別収容プロトコル飛ばして読むことが良くあったので
オブジェクトが面白ければ多少プロトコルが甘くてもUpvoteしちゃう事が良くあります。

サイトメンバー全体の「面白い」の傾向は、
誰がどの記事にUpvoteしたかを分析しないと見えてこないかもしれないですね…

少なくとも私が思うのは、
このwikiにおける（メンバーにとっての）「面白い」は世間一般の「面白い」とは違うって事ですね。
ザルゴ、クトゥルー神話、洒落怖、Jホラー、ラノベっぽいモノがSCP記事になって没にされても、
じゃあそれは客観的絶対的に面白くなかったのかっていうと、違うと思うんですよ。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

locker 27 Apr 2014 14:06

+ 滅茶苦茶長くなったので折り畳み

私達の殆どは今偶然このように集まって創作を行っている訳です。
決して、誰かが「正当な評価を下すために全体的価値観のバランスが取れるよう人を集めた」ことで集まっている訳では無いと思います。
当然、価値観が偏る事もあるでしょう。というか絶対あるはずです。気付いていないだけで。
そもそもまだ決して多くない人数の集団で創作をしているわけですからね。全体として価値観が偏るのは致し方ないところです。

重要なのは、そんな私達が「評価を下す者」でもあるということです。
実際の「読み手」はサイトメンバーではない方も含まれますから、面白さの評価を下す事の出来るサイトメンバーだけが面白さの基準を作るわけです。
価値観が偏っているかもしれない集団内でそれが行われるわけですから、客観的に見て絶対的な面白さを評価する、なんていうのは夢のまた夢というものでしょう。
私達は、明らかに何らかの間違いを犯しながら活動するのです。しかしだからこそ、自分に自信を持つ事が重要なのだと思います。そうしなきゃ、そもそも何も動きませんからね。

このような小さな集団内で「読み手」、あるいは「面白さ」という曖昧模糊なことを議論するよりは、自分の感じた面白さを記事にしてぶつけて、その反応を実際に受けた方が遥かに良い「面白さの探求」に繋がると思います。
価値観というのは変動するものです。一つの集団内では、人の入れ替わりや社会全体の嗜好の変化で変動し、一人の人間では、新たな価値観との交流や経験によって変動するものです。それは自分自身にだって言えることでしょう。
今日褒められたものが明日には貶されることも、その逆もあり得るのです。自分が昔好きじゃなかったものが、時が経って「悪くないかも」と思える事もあり得るのです。故に私達はマイナス評価を恐れるべきではありません。それは単に運が悪かっただけなのかもしれません。
しかし最も重要なことは、プラス１でもマイナス１でもなく、その記事に対して直接ぶつけられる意見（価値観）に応え、そして逆に取り込んでやるぞ、という度量を持つ事なのではないでしょうか。「そういう価値観もある」という事を考える事ではないでしょうか。

「面白さ」が他人の価値観に拠るものなら、それを記事に寄せられた意見から取り込む事が出来ます。
「面白さ」が執筆者の力量に拠るものなら、多様な価値観同士の交流と経験によって発想の深化や自由度を高める事が出来ます。
たとえ発表をしなかった場合でも、単純に「書き、校正する」という事を行うだけで、文章や語彙に関する能力は確実に高まります。
「面白さ」を心の底から求めるなら、私達がすべきは、幻影を掴むが如き「面白さの議論」ではなく「面白さを追及する具体的行動」つまり「執筆とそれに対する健全なディスカッション」なのではないでしょうか。
議論によって一朝一夕に「面白さ」を理解するのではなく、地道な努力と経験の積み重ねこそが、創作をより味わい深くしていくのだと思います。
削除される記事には多くの人の価値観が寄せられています。マイナス評価の記事にこそ、交流と勉強、そして面白さを探求する機会が眠っているのではないでしょうか。そのためにも、私達はガンガン怯むことなく活動すべきなのでは無いでしょうか。まさしく財団のような不屈さで。

で、えーと、一応スレの主旨には沿おうと思います。私が「面白い」と感じるものはですね、印象的な台詞が入っているとそれが頭の中で何度もぐるぐると回っていい具合に気になりますね。
本家だとSCP-8900-EX（翻訳文ですが「私は残念でならない、諸君。本当に残念だよ」のところ）とか、日本支部だとSCP-174-JPの手紙の文面とかですかね。
淡々とした描写ももちろん良いものです。しかし全体として淡々としているからこそ、こういった時たま現れる感情的なものと、そういった感情を出さざるを得なかった状況というのがより際立って、何かグッと来ますね。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

darumaboy 27 Apr 2014 23:25

確かに評価は気になるところですが、ここに限って言えば評価基準は「面白い」かどうかが殆どで、文章力とかそういう技術面を競い合うようなジャンルではない以上、曖昧で主観的な評価しか出来ないのは当然でしょう。
しかし、そこをフォローしているのがここの投票システムだと思っています。
参加者が増えればそれだけ様々な視点からの評価が出て、それが目に見える形で反映されるわけですからね。
ただ現状のここではまだまだ機能しきれていない部分でもあるので、難しいところではありますが。

結局のところ、これで商売してるわけじゃないし、あんまり評価気にせず自分が面白いと思うもの書いてりゃいいんじゃないとしか思わないですね。

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

broken_bone 28 Apr 2014 14:56

困ったときは、目的と相反するものを全て取りのけよという言葉があります。
面白い記事を書くということの反対、つまり面白くない記事に必要なものを全て羅列してみて、それらを取り除けてみればいいのです。
たとえば、
・ただの　モンスター/マジックアイテム/人殺し/変な病気/ランダムに物を生成する何か　である
・とりあえずKeter or Thaumiel書きたいって欲求に任せて書いた
・「ぼくのかんがえたえーじぇんと」の引き立て役
とかその辺の要素を羅列して、それらを踏まないように書いてみれば…あれ？無難なだけであまり面白味のない記事が出来た…

Re: 面白い記事とはなんでしょう？

elsamael 10 May 2014 00:45

きゃーいまさら反応しちゃうよ☆

我々は……このｗｉｋｉの事に限らず……知識欲に突き動かされています。何もハイカルチャーやそれに準じたもの、もしくは単純に学問に限らず、ドアの向こうに何かあるがゆえにその扉を開かざるを得ない心持になります。
で、あるならばこのような作品群の面白さの基準にひとつには扉を開かせることがあるのではないでしょうか。
ＳＣＰを知り始めたときのそれは単純にリンクをクリックすることでしたが、ある程度読み進めていくとさらに奥に扉があることにお気づきでしょう。ＳＣＰ記事という家屋敷の中にある無数の扉、これを意識することが寛容ではないでしょうか。それぞれの部屋は建築段階で何かしらの用途を見込んで設計されたはずです、現在は機能してなくてもです。入れないけど構造的にこの空間に空きがある…つまりここに隠し部屋があるはずだ！なんてことも。
言わば、ＳＣＰ記事を読むことの快楽は廃墟を訪れるジュブナイルな好奇心によるものだと推察しています。いえ、大げさに言えば知的好奇心とは押しなべてそのようなものなのでしょう。
無邪気な探偵気取りの少年少女を楽しませる、そういうイメージで考えています。

もしかしたらＴＲＰＧのマスターに近いことをさせられているのかもしれません。