現行訳は全体的にクリニカル・トーン徹底の余地があり、ところどころに誤訳も存在します(一例のみ挙げますが、付録Aの「強い順行性記憶喪失」は「急性の前行性健忘ならびに逆行性健忘」とするのが妥当であると考えております)。変更を検討している箇所があまりにも多数存在する為現在改訳案の下書きを準備中でございますが、実質的な全面改訂になる可能性すら存在します。
下書きが完成した暁には初訳者の可能性がある方への通知後に批評下に置き、全く反応が得られない場合は二週間待機後に改定案の内容をそのまま反映を行い、一方査読コメントが付いた場合はその都度対応を行い、コメントが付かなくなってから二週間後に改稿を実施する、という流れを考えております。
取り敢えず「要翻訳」タグは付与致しました(が少々急いで編集を行った為、中途半端な位置に配置してしまったかもしれません)。
なお仮に全面改訂という形になるとしても、低品質翻訳報告スレッドへの報告を行うつもりは現時点ではございません。こうしたナンバーの記事であるだけに、これまでの長年の歴史の蓄積の上に成り立っているものでもあり、しかもいくら問題点が多く存在するからといっても、改訳も結局は現行訳を多かれ少なかれ参考としたものとなる見通しです。それを全部無かった事にして功績を横取りする等というのは、非常に筋が通らない行いであろうと考えております。