SCP-1939-JPの異常性は人間に飲まれた時に発現します。
摂取された際、あるいは経口摂取された際、というような表現がより適切ではないかと考えました
補足:uv+1
ああ、なんか違和感あると思ったらモンエナじゃないですか。頭バグりすぎてディスカッション見るまで気づきませんでした。
BBC18タグが利用されている割に、不気味さ・ホラー・都市伝説・陰謀論などの要素はあまり感じられませんでした(ちょっと都市伝説性はあるかも)が思い返すと正統派の都市伝説ですね、面白かったです。
発生するのが日本国内のみであるのがいまいちピンとこないんですよね。
モンスターエナジーはアメリカ発祥で、配布している存在はどうやらギリシャの神なのに、なんで日本でのみ起こっているんでしょう?
必ずしも設定の必然性が必要というわけではないですが、ちぐはぐな感じがします。
財団が知りえない情報なので報告書には出ませんし、執筆中は「ちぐはぐさ」が面白いと思って書いていたので綿密な設定は用意していません。しかしながら、ある程度大まかには経緯を考えてあります。
まず、SCP-1939-JP-1はギリシャ神話に描かれる本人ではなく分霊されたものです。分霊というのは元々の神道の考え方ですが、「神社」を「神殿」に読み替えればギリシャ神でも成立するかと考えています。
ある時その神殿を失ったSCP-1939-JP-1は世界中をめぐり(少なくとも1903年にはアメリカにいたようですが)、自身の過去の信仰に似た「道祖神」信仰のある日本に定着しました。日本に来たのは1960~70年代を想定しています。日本におけるモンスターエナジーの販売は2012年からで、日本で出会いました。
補足になりますが、分霊とは神道の用語な訳ですが、分霊と似た概念は西洋でも存在するようです。
代表格として、不老不滅の魔法使いとされる「リッチ」は自分の魂を複数の道具などに切り分け、不老不滅を維持するようです。ハリポッターのヴォルデモートが想像しやすいでしょうか。
補遺のエージェント有明の対応があまり財団のエージェントらしくなかったように感じます。
「立派な仕事人なんだろう?」と問われた時に、「なぜそのことを」と返すのはあまりにも陳腐です。誤魔化しもなく、直接このセリフに飛ぶのは仮にも一般人に財団の正体を隠し続けながら活動してきたエージェントの一員として違和感がありました。
それ以外は、優しさと不思議さに溢れていてとても好きな記事です。
読み返して気になったのですが、プロトコルでオブジェクトの消費が許可されていますね。
財団がしなくてもいいのにオブジェクトの異常性を発動させるなどありえるのでしょうか?いくら研究が進んでいようとも、不要なリスクを財団が負うのは違和感があります。
このオブジェクトが財団の運営に著しく有用であるとか、使わなければ悪影響がでるだとかなら分かるのですが。
プロトコルに
実験目的以外での夜間のSCP-1939-JP摂取は禁止されています。
と記載されています。-1が収容できていない以上、SCP-1939-JPの数は増え続けるわけですし、「どうせ収容したままダメにするくらいなら有効活用する」というのはそこまで違和感はないんじゃないでしょうか。
まあこの辺りは好みの問題になってしまう気もします。
買われなきゃ増えないですし、売り場になる路地は特定されていますし、処理の必要をあんまり感じないですね。
処理方法も「せっかくだから飲もう」ではウチのお袋レベルです。
異常物品を多数扱う財団職員なら、思わぬ異常性が潜んでいる事に留意するでしょう。この報告書が作られた次の日に、いままで摂取した人間全員がB-29になって白昼堂々東京にクラスター爆弾をぶちまける可能性は0ではありません。
うーん、まあ確かにそうですね。自分の客観性が足りなかったです。
ただ正直なところ、それを修正する必要性はあまりないなと自分は思いました。