当カノンについて
当カノンは、オネイロイ ハブを出自とする"潜在意識のインターネット"の概念・世界観を基盤とした上で、SCP-JPで独自に生み出された"夢の中の財団"こと"ファウンデーション・コレクティブ"に関する物語を描いた作品群です。
別途幾つかの項目で既に説明されている通り、ファウンデーション・コレクティブの目的・理念は現実の財団と概ね同様です。彼/彼女らは人類の潜在意識下を舞台に、異常存在や超常現象の確保・収容・研究・隠蔽等の活動を通し、現実の正常性維持に貢献します。とはいえ、その出自や起源等は、現実の財団同様に神秘のベールに包まれています。
また、当カノンの基盤となったSCP-ENオネイロイ関連記事群においても、"機動部隊-OP(ドリームチーム)"という夢の中で暗躍する財団のエージェントたちが存在します。しかしながら、ドリームチームのみが存在する時代/世界と比較した場合、ファウンデーション・コレクティブが構築された財団世界は、単純な時間経過による技術の進歩、もしくは何らかの突然変異的要因から生じた急成長・進展によって"財団のオネイロイ技術が飛躍的に発展している"という特筆すべき差異が存在します。
そもそもこの差異は、上述の潜在意識のインターネットについて考察した際、「世界中に人間の潜在意識が存在するのに、財団はドリームチーム等のリソースのみで、潜在意識下に由来する異常や騒動を監視・収容・隠蔽し切れるのか?」、「オネイロイが人間の潜在意識間を移動できるなら、財団職員の潜在意識下に侵入されて情報漏洩が起きかねないのでは?」等の疑問を抱いた結果、「夢の中に高度なオネイロイ技術を持つ財団が存在している?」という着想を得たことで生じたものでした。
そのため、当カノンを採用した記事を執筆する場合、その部分を意識することで、通常のオネイロイ関連記事との差別化に繋げられるかもしれません。更には、"夢の中の財団"という状況を最大限に利用し、"現実の財団が収容しているオブジェクトを、夢側の財団視点や報告書形式で描くことができる"という利点も魅力の1つと言えるでしょうか。例を挙げれば、夢の中であれば、一部の概念的/精神的なオブジェクトとも干渉できますし、交渉や収容を行うことができる可能性はあります。
なお、これまで述べてきた通り、当カノンがオネイロイ ハブを出自とする特定概念・世界観を基盤としている関係上、多くの場合で、作成された記事には"オネイロイ"タグが付けられることになるかと思います。
オネイロイ・ネットワーク
多くのオネイロイ関連記事では、人間は睡眠中に"シャドウ"または"オネイロイ"と呼称される存在となり、個人の夢の中である"潜在意識"の中で活動を行うとされています。そして、このオネイロイは覚醒している他の個人の潜在意識の中にも住んでおり、人から人の潜在意識へと自由に行き来をしているとも説明されています。
オネイロイたちが人間の潜在意識間を自由に行き来するこの様子に加え、複数人の潜在意識間が相互に接続されているこの状態を、上記項目でも述べていた"潜在意識のインターネット"もしくは"オネイロイ・ネットワーク"と呼称します。
より簡易的に表現するため、睡眠を"VRチャットへのログイン"、オネイロイを"アバター"、個人の潜在意識を"サーバー"、オネイロイ・ネットワークを"インターネット回線"として置き換えてみましょう。貴方は眠ることでVRチャットへとログインし、自作アバターを通してサーバー内に設置された空間・景色や出来事を体感することができます。そして、インターネット回線を経由して別のサーバーへと移動し、他のアバターと交流を行えるのです。
しかしながら、潜在意識下にも異常は生じますし、相互接続されたネットワークを経由して、様々な混乱や無秩序が運び込まれることも少なくはありません。それらは異常な性質を獲得したオネイロイであったり、現実側のアノマリーの特性によって齎された悪夢集団であったり、高次現実からの非実体的侵略者であったりと様々です。
それらを現実の財団同様に確保・収容・保護し、オネイロイ・ネットワークの正常性を維持することで、結果的に現実への悪影響を最小限に留めることも、ファウンデーション・コレクティブの主要な活動目的の1つとなります。
際限なき技術と構成員たち
上記項目でも述べていた通り、ファウンデーション・コレクティブが保有するオネイロイ関連技術は、平行現実の亜財団のみならず、大多数のオネイロイの集団が保有する技術力と比較したとしても、非常に高度かつ難解な代物と言えます。
ほんの数例を挙げるだけでも、"夢の可視化"、"人間のオネイロイ化"、"形而上存在の収容"、"オネイロイによる肉体の掌握"、"肉体を放棄した純粋なオネイロイ化"等々、枚挙に暇がなく、今後も増え続けることが予想されます。その一方で、(無論、研究成果に基づく技術も多く存在しますが)技術基礎がどのような経緯で獲得・発見されたのか、その出自・起源が不鮮明なままであるケースが半数近くを占めている点には留意すべきかもしれません。
また、ファウンデーション・コレクティブを構成する人員は、上記技術を活用することで世界中の個人の潜在意識下に潜伏しています。彼/彼女らが担うことになる役職は、現実の財団のそれと概ね同様であり、"研究者"・"システム設計者"・"フィールドエージェント"・"管理者"等々、これまた多種多様です。ただし、未だ公式な名称が与えられていないか、もしくは一般職員には一切周知されていない役職も少なくはありません。
──と、ここまで長々述べてきて何を伝えたかったのかと言いますと、"著者ごとに新たな技術・役職を自由に追加する/登場させることができる"し、"その出自や起源に関する物語を一切の制限なく構築してしまっても問題ない"ということです。
同様に、ファウンデーション・コレクティブ構成員の現実の姿も、自由に設定することができます。例えば、"現実ではうだつの上がらない雑用係が、夢の中ではエリート研究員"として活躍していたり、"現実では大学教授の人物が、夢の中では知らない間に研究顧問"として参加している等々。更には、現実で肉体を失ってしまった後の話へと繋いでも良さそうです。
隠匿された管轄領域
世界中に張り巡らされた広大なオネイロイ・ネットワークにて、ファウンデーション・コレクティブは随所の潜在意識を自らの管轄領域として活用しています。そして、その多くは独自技術により、他のオネイロイや集団による曝露から隠匿・偽装されています。この徹底的なまでの秘密主義的な姿勢は、基本的に現実の財団同様であると考えて差し支えありません。
また、集団を統括する管理者/O5評議会が存在するであろう潜在意識である"首都"や"主要都市"だけでなく、集団の起源や出自と関連する重要な領域の情報に関しても、その秘密主義故に設定は明かされてはいません。しかしながら、この部分も著者ごとに独自の解釈をして、記事内で自由に描くことができる要素の1つでもあります。
それだけでなく、現実で財団に従事する職員たちの潜在意識下には、オネイロイへの情報漏洩防止を目的として、ファウンデーション・コレクティブにより何らかのセキュリティが施されている可能性が考えられます。更に、一般人の潜在意識下に設置された管轄領域の場合、その潜在意識の"ホスト"である人物に齎されるメリット・デメリットを考えてみるのも1つのパターンです。
このように老若男女、様々な個人の潜在意識を物語の舞台とすることができる関係上、これまで述べたファウンデーション・コレクティブの秘密主義的な姿勢や各要素について意識することで、当カノンの記事を執筆する際の手助けとなるかもしれません。
他のコレクティブとの関係性
人類の潜在意識のインターネット上では、ファウンデーション・コレクティブ以外にも様々な"オネイロイの集団"こと"コレクティブ"が存在しています。同じ趣味・情報収集・娯楽・暇潰し・信条・宗教(そして、明確な理由も無く何となく)等の目的から集まった者たちで構成され、小規模なものでは"ファンサイト"、大規模になると"ソーシャルメディアサイト"のような形にもなります。
ファウンデーション・コレクティブは基本的に、それら多種多様なコレクティブたちと積極的に関連・接続しようとはしません。そして同時に、大半のコレクティブたちも、ファウンデーション・コレクティブの存在や正常維持活動を明瞭に認識してはいません。
しかしながら、ファウンデーション・コレクティブの存在は、一種の都市伝説や民間伝承という形で多くのオネイロイ達に噂され続けているのも事実です。更には、"オネイロイ・ウエスト"を始めとする一部の大規模なコレクティブ政府とは、何らかの契約・密約・取引を交わしている可能性も考えられます。
現に、ファウンデーション・コレクティブは複数の外部コレクティブ内へと工作員を潜入させており、複数人のコレクティブ構成員を"内通者"や"偵察睡眠者"として再雇用している実績もあります。ともあれ、事実は分からず、これまた明確な設定は明かされていません(つまりは、ここも著者ごとに解釈自由な項目ということです)。
そして、あらゆる中で特に異質な集団である"オネイロイ・コレクティブ"、彼/彼女らとの関係性もまた不明です。現実の財団によって要注意団体として登録されている彼/彼女らですが、夢の中においてもその目的や出自、規模、技術力等の情報の大半は、曖昧で不鮮明なものでしかありません。しかし逆に言えば、ほとんどが未知に包まれているからこそ、ファウンデーション・コレクティブとの関係性を新たに掘り下げられるチャンスである、と前向きにも考えることができるかもしれません。
夢界/潜在意識(Dreams/Subconscious)
読んで字が如く、各個人が睡眠中に経験する"夢の世界"のことを指す用語です。オネイロイ関連記事では、同時に"潜在意識の世界"という意味合いも併せ持っているケースが多くあります。
この夢/潜在意識の世界は、そのホストとなる個人が覚醒している状態にも存続し続けます。そして、近隣の人間同士で繋がった夢界のネットワークを、後述のオネイロイたちはあたかもネットサーフィンをするかのようにして行き来しているようです。この状況が"オネイロイのインターネット"という概念の元となっています。
また、場合によっては、オネイロイの集団により"都市"が個人の潜在意識内に築かれているケースもあります。その結果として、ホストも何らかのプラスもしくはマイナスの影響を被る可能性があると考えられます。
シャドウ/オネイロイ(Shadow/Oneiroi)
各個人が有する、夢の中の"アバター"とも言える存在を指す用語です。その睡眠中、多くの人間はシャドウ/オネイロイとなって、自身の潜在意識の世界、そして他者の潜在意識の世界で活動することができます。
ただし、一口にシャドウ/オネイロイと言っても、その種類・性質は様々であるようです。多くは、自らが夢の中に存在していることにも気付いてはいないか、覚醒後に自らのオネイロイとしての活動を一切記憶していないと考えられます。
同様に、上述されている人間の潜在意識間のネットワークを往来する性質自体も、全てのオネイロイが有しているわけではありません。その一方で、危険は伴うものの、特殊な訓練や技術を介することでも会得可能なようではあります。
なお、シャドウとオネイロイの違いについては明言はされていないものの、シャドウを「現実の肉体の影/側面」と読み取るならば、シャドウとはオネイロイの中でも後述する"肉体者"を指す用語だとも解釈できます。
肉体者/夢見(Corporeals/Dreamers)
睡眠を行うことによって、現在進行形で夢を見ている人間由来のシャドウ/オネイロイのことを指す用語です。要するに、現実に肉体を残した状態で夢の世界にログインしている者、とでも表現できるでしょうか。
似た意味合いで"夢見"と呼称されているケースも見受けられますが、これは現実に肉体を残しつつも、眠りに就いて夢を見ることで潜在意識の世界へとアクセスする者たちを直接的に言い表した用語、と言った感覚かもしれません。
その背景もあってか、肉体者は後述する"非肉体者"と比較して、夢での活動に制約やデメリットもあるようです。例として、シャドウへと曝された影響が、自身の潜在意識、更には現実の精神・肉体にまで影響を齎したケースも存在します。同様に、シャドウがホストから不適切に分断された場合、昏睡状態、あるいはまた別の異なった状態を引き起こす可能性も考えられるようです。
非肉体者/純粋なオネイロイ(Non-Corporeals/Pure Oneiroi)
上述した肉体者とは反対に、何らかの要因によって現実で肉体を放棄して、潜在意識の世界へと降下した者を指す用語です。要するに、常に夢の中へとログイン状態になっていて、アバターが独り歩きしている状態とでも表現できるでしょうか。
同じ意味合いの用語として"純粋なオネイロイ"と称されるケースも見受けられますが、これは肉体を完全に放棄して夢界へと降下しているという状態を、また違った形で言い表している、という感覚かもしれません。
肉体者に比べて潜在意識のネットワークにおける活動の自由度が高く、基本的に死ぬことはほぼ無いようです。しかしその反面、不死性に飽きを覚える者もいるとされています。なお、どの程度の肉体者がその死後、非肉体者となれるのかは不明です。
夢界実体(Dream Entities)
こちらも書いて字が如く、"夢の世界の実体"を指す用語です。ただし、シャドウ/オネイロイとは異なり、"夢の中で生まれた存在"、つまりは"ホストの潜在意識に由来する、AIやNPCのような存在"とでも言い換えられるでしょうか。
多くの場合、その性質はホストの潜在意識、精神状態に紐付けられている可能性が高く、それによって敵対的であるか、友好的であるか等も変わってくると考えられます。また、オブジェクト等の異常性が夢界実体へと影響を与えるケースもあるようで、それによっても性質や特性は大きく変化しています。
なお、夢界実体の詳細について明言された記事は現状なく、単にオネイロイや夢の中で生まれた存在全てを総括して、この呼称を用いられて可能性もある点には注意が必要です。
集団/コレクティブ(Collectives)
潜在意識の世界における、オネイロイの集団を指す用語です。あらゆる精神のグループがコレクティブとなることができるらしく、一般的には"〇〇〇・コレクティブ"といった形式の名称が付けられています。一方で、集団名に"コレクティブ"を含まない例も多くあるものの、集団という意味でのコレクティブである点は同様です。
その規模は大小様々であり、趣味の集まり・サークル活動程度の数十人規模から、何千何万人のオネイロイを有する大規模なもので存在します。上述した"オネイロイのインターネット"の概念に当てはめるならば、趣味を同じくする者が集まって立ち上げられた、ネット上の大小様々なコミュニティ・サイト(つまりはここ、SCP Wikiのような)とでも言い換えられるでしょうか。
なお、要注意団体である"オネイロイ・コレクティブ"と、"オネイロイの集団"という概念自体は別であることを留意ください。
オネイロイ・ウエスト(Oneiroi West)
存在する中で最大かつ最も理論的なオネイロイの集団/コレクティブです。参加者は肉体者・非肉体者の両方を含むとともに、その全てが潜在意識のネットワークを行き来できる性質を持ち、自らが夢の中の存在であることも理解している模様です。
その内部では、財団/FCの偵察睡眠者や機動部隊工作員がメンバーとして参加し、暗躍もしているようです。その一方、彼らが財団/FCの存在について、どこまで知識を有しているのかは不明です。また、最大規模のネットワークを持つ集団であるがゆえに、多くの物語にて舞台装置として活用されています。
オネイロイ・コレクティブ(Oneiroi Collective)
謎めいた巨大なオネイロイの集団です。財団だけでなく、他のオネイロイたちにとっても謎の存在のようで、多くは未解明です。現実の財団に要注意団体指定を受けているのは、オネイロイの中でも、この集団のみであることに注意ください。
一般的には、形而上空間に位置する集合意識存在と考えられており、物理空間には夢世界と相互作用する無生物や有機体(つまりは、これが財団によって確保・収容されているオブジェクト)として現れることが知られています。
その目的は不明であり、関連する記事での振る舞いや、他のオネイロイや財団/FCとの関係性も非常に不鮮明なものとなっています。しかしながら、最近では、疑似的にでも夢を現実へと持ち出そうとする傾向性が強くなっているようにも見受けられます。また、その起源に関しても未だ不明ですが、外宇宙や並行世界をルーツとする集団であるとする噂もあります。
なお、上述した"オネイロイの集団"と混同されがちですが、全く異なった概念です。メタ的に説明すると、先に"オネイロイ・コレクティブ"という要注意団体が記事で登場し、その後に"オネイロイのインターネット"という設定が作られため、非常にややこしいことになった、というのが複数の有識者による共通見解です。
さて、ここまで複数の"オネイロイ"及び"ファウンデーション・コレクティブ"の世界観や用語の説明を行ってきました。もうお気付きかもですが、基本的には設定を記事に合わせて自由に追加・変更してしまっても良い、という話ばかりをしていましたね。
──というのも、既存のオネイロイ関連記事で、各用語や設定・背景について詳細に書かれたケース、事細かに説明されたケースというのが、ほとんどありません。この経緯もあり、著者が各々のヘッドカノンに依存した設定で記事を構築している現状です。
自由というのは、良く言えば好き勝手に新しい事柄を生み出して、自らのヘッドカノンが今後の主要な設定と成り得るということです。その一方で、初めて記事を考える場合や、これまでの設定を踏まえた記事を作成しようとしている場合、この自由というのが大きなハードル・障害となってしまうことも事実です。
そこでこの項目では、ある程度関連記事を読んだ/書いた著者でも混乱する"夢の世界"の解釈について例を挙げましょう。
Example 1: 潜在意識下での経験こそが夢の正体
全ての人間は固有の潜在意識を有しており、睡眠を行うことで誰しもが自身の潜在意識下へと、自らのシャドウを出現/生成させます。そんな潜在意識下には、夢界実体という夢由来の生態系が存在している他、別のシャドウ/オネイロイたちが訪れるケースもあります。そして同時に、素養さえあれば自らのシャドウを、別の人間の潜在意識下へと移動させることもできます。
ただし、全ての人間が潜在意識下での経験や出来事を、明瞭に認識・記憶できるわけでありません。大抵の場合、自らの潜在意識下で目撃・対話した夢界実体や一時訪問者たちのことも、覚醒に際して完全に忘却されてしまうか、あるいは夢の中の登場人物であった程度としか思わないことでしょう。
更に言えば、オネイロイとしての素養無き人間の大半は、睡眠中の潜在意識下で"自身のアイデンティティや現実での経験・体験等に基づくフラッシュバックと、それに付随する無秩序かつ混沌とした無意識的要素のコラージュ"の描写を経験するだけに終わります。そのため、自らの潜在意識下を往来・居住する他のシャドウ/オネイロイたちのこと等、気に留めてもいないか、そもそも気が付いてすらいないケースがほとんどです。
もしくは、自らが夢を経験していることを理解しておらず、頻繁に潜在意識下の景観・構造が切り替ったり、フラッシュバックの内容に沿って夢界実体群が消えたり出たりするようなホストの潜在意識下は、非常に不安定な領域として他のシャドウ/オネイロイたちの活動の場として適していないのかもしれません。そうなれば、一時滞在者たちがホストのシャドウと対話を試みるケースは稀有でしょうし、場合によっては、ホストが睡眠する際して、そのシャドウと出くわしてしまわないように早期に退出することでしょう。
Example 2: レイヤーが異なる夢界
全ての人間は固有の"形而上空間"である"夢界"を有しており、睡眠を行うことで誰しもがその空間へと、自らのシャドウを出現/生成させます。この空間内は、所有者となる人物のアイデンティティや現実の出来事、無意識的要素に関連して内装・構造が変化する他、その変化に合わせて夢界実体群が適宜生成・消去されます。つまり、人間は睡眠中に上記空間内で経験した出来事を、覚醒後に夢として認識しているのです。
また、一部のシャドウは、固有の"夢界"から別層の"夢界"、つまりは"オネイロイ・ネットワーク"によって相互接続された複数の個人で構築された"集合意識"へと移動することができます。とはいえ、この移動性を獲得するシャドウは極めて少数であり、大半はホスト固有の夢界から出ることなく一生を終えます。
なお、ホスト固有の夢界は完全に独立した空間であり、他の人間由来のシャドウ/オネイロイが訪れることはまずありません。逆に言えば、多くの移動性を持たないシャドウが固有の空間に引きこもっているからこそ、他のシャドウ/オネイロイたちが自由気ままに各個人を中継地点として往来、もしくは一時の住まいとできる理由であるのかもしれません。
このタブでは、当カノンに基づいた記事を作成する際の参考・引用・活用を目的に、オネイロイ関連記事で頻繁に登場しているか、ファウンデーション・コレクティブと強く関係する用語について、簡易的に列挙・説明しています。なお、下記に列挙する用語及びその説明は、部分的に各著者のヘッドカノンに由来/依存するものであり、必ずしも正確でない点には留意ください。
また、"オネイロイ"のタグが使用されている記事(未翻訳は除く)全体での関連用語については、こちらが参考になるかもしれません(なお、外部サイトであることと、下記同様に個人のヘッドカノンに由来/依存する説明である点に注意してください)。
あ行
- 一時滞在者(transitory) - コレクティブの民族構成の1種。おそらくは正式にコレクティブに属さず、領域内に滞在する旅行者や視察者、あるいはクローラー等の使用のみを目的とする存在だろうか。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 移民の状態(immigration status) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団への参加申請の可否。基本的には「Close」もしくは「Open」の記述でステータスが表される。(出典:オネイロイ ハブ等)
- エルドリッチ(eldritch) - 「超自然的」「気味の悪い」等の様子を意味する単語。転じて、「超常的存在」を指す用語の1つとして用いられている。夢の中において、これらの全てが(一般のオネイロイ/夢界実体とは、描写・性質が大きく異なる点を無視すれば)敵対的というわけではないが、危険性の高いものはFCによる収容を受ける。(出典:SCP-1936-JP等)
- オウルBOT(owl bot) - オネイロイ・ウエスト内のネットワークで使用されている代表的なクローラー。その名の通り、フクロウのロゴが特徴的。最近になって、それぞれの目が動くようになった。(出典:#ユーファニア等)
- オネイロイ(oneiroi) - 一般的には個人の潜在意識、つまりは夢の中の「アバター」とも言える存在を指す言葉。その外見は個人のアイデンティティと関連し、人から人へと自由に漂い、地球に広がる無秩序な集団を形作っている。なお、記事によってオネイロイ・コレクティブの略称として使用されている点には注意。(出典:オネイロイ ハブ等)
- オネイロイ・ウエスト(oneiroi west) - 存在する中で最大かつもっとも理論的なオネイロイの集団。視察や夢を見ている人間と、身体を完全に放棄した純粋なオネイロイで構成され、それらメンバーは自律性と自己認識を持っているとされる。最大規模の集団ということもあり、話の舞台装置として多く活用されている。(出典:オネイロイ ハブ等)
- オネイロイ・コレクティブ(oneiroi collective) - 謎めいた巨大なオネイロイの集団。形而上空間に位置する集合意識存在とされ、物理空間には夢世界と相互作用する無生物や有機体のオブジェクトとして現れることが知られている。財団での要注意団体としての登録や関連オブジェクトの発見に反し、オネイロイたちにとっては謎の集団。目的や起源についても明らかになっておらず、一説では別の世界線由来の存在とも噂される。(出典:オネイロイ ハブ等)
- オネイロイ・ネットワーク(oneiroi network) - オネイロイのネットワーク、つまりは接続された複数の人間の潜在意識間によって構成されたインターネットのことを直接的/端的に表した言葉。(出典:amamielの提言等)
- オネイロス型幽体(oneiric apparition) - オネイロイの中でも、夢界での操作・改変能力を有するオネイロイ個体。つまりは、明晰夢を見ている時に夢の中を自由自在に破壊・創造できるという状態を、任意に再現し行使できる性質を有するオネイロイのことを表したと思われる言葉。頭には「クラスI/II/III」等の表記が付けられ、そのクラスによって性質の強弱も変わってくる模様。(出典:プロジェクト・モルフェウス等)
- オネイロマンサー(oneiromancer) - 一般的には、「夢判断家/夢占い師」を表す単語。大規模なコレクティブにおける稀有な公式役職の1つでもあり、個人の潜在意識内を独自に調査・査定し、評価/レビューを行う。この評価はコレクティブによる都市開発計画に利用される他、治安の良し悪しや潜伏心地の判断材料としても活用されている模様。(出典:オネイロマンサーのリ・オリエンテーション等)
- オプションフィルタ(additional filters) - 夢界での検索時に設定・指定できる追加項目。通常のネット検索での「アンド ノット」のような標準的機能だけでなく、記事によって特殊な項目が設定されることも。(出典:オネイロイ ハブ等)
か行
- 機動部隊オミクロン-ロー(MTF-OP) - オネイロイとなる過酷な訓練を受けた、ごく少数の精神的に頑強な成功者たちで組織された機動部隊。その性質を活かして夢/潜在意識の中を調査するだけでなく、オネイロイ以外にも幾つかの夢と関連するオブジェクトの報告書内でその名を目にすることができる。また、オネイロイ・コレクティブとの間にパイプを有しているようだが、その詳細は不明。(出典:ブラック・ロータス等)
- クエリー(query) - 夢界での検索時に入力・指定する検索ワード。基本的に、クエリーにて指定したワードに即した項目がページ下部にヒット・表示され、それを読み進める形で進行していく形式の記事が多い。なお、現実のインターネットのように、ヒットする項目は必ずしも正確・均等ではない模様。(出典:オネイロイ ハブ等)
- クローラー(crawler) - 夢界での検索時に指定する検索エンジン、ボット。コレクティブ毎に独自のクローラーを持っている他、同じコレクティブ内でも複数のクローラーがあるケースも。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 公用語(official languages) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団内で使用されている言語の種類一覧。多くは実在する言語が記載されているが、中には抽象的な表現も多く見受けられる。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 孤立地帯(isolated area) - 何らかの要因によって、ホストの潜在意識間の相互接続が途絶えてオネイロイの往来や通信ができなくなってしまっている領域のこと。なお、ファウンデーション・コレクティブの研究チームによって、夢界のアノマリーを収容・隔離する手段の1つとして技術開発・研究が行われている模様。(出典:SCP-1936-JP等)
- コレクティブ(collective) - オネイロイの集団のことを指す言葉。あらゆる精神のグループがコレクティブとなることができるらしく、一般的には「〇〇〇・コレクティブ」といった形式の名称が付けられている。一方で、集団名に「コレクティブ」を含まない例もあるが、集団としてのコレクティブである点は同様。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 監視睡眠者(observation sleeper) - 個人または複数で構成された対象の潜在意識内の特定領域に滞在・潜伏し、継続的な監視を行うエージェントのこと。現実における、収容室前に配置される警備員に近い存在、もしくは自動操縦された一種のドローン的存在だと思われる。(出典:#アエリアナ等)
さ行
- 最大の都市(largest city) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団が保有する領域の中で最も居住者の多い、あるいは土地の広い潜在意識、そのホスト名が記載されると思われる。(出典:オネイロイ ハブ等)
- サーチ(search) - 夢界にてネット検索を行う際に選択することになる、検索範囲のネットワーク指定。オネイロイのネットワークの規模が大きい≒オネイロイのネットワークを構成するホスト/潜在意識が多いほどに、検索範囲と結果も幅広くなると思われる。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 時間経済(time economy) - コレクティブの基本情報の1つ。おそらくは、集団領域の潜在意識内における現実と比較しての時間経過傾向を表していると思われるが、詳細は不明。(出典:オネイロイ ハブ等)
- シャドウ(shadow) - オネイロイの別称。「現実の肉体の影/側面」と解釈するならば、オネイロイの中でも特に肉体持ちのことを指す単語であると考えられるが、明言されてはいない。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 州(states) - 特定のコレクティブが保有/支配する領域、接続された潜在意識、それらのホストのことを指す表現。場合によっては、この州を増やすため、領域を巡ったコレクティブ同士の争いが起こることも。(出典:#ユーファニア等)
- 自由な意思(free consciousness) - コレクティブの民族構成の1種。一般的にはオネイロイのことを表す記載だが、おそらくは非肉体者のことを指していると思われる。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 住民の呼称(demonym) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団に所属するメンバーが自他共にどのように呼称されているかを表している。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 首都(capitol) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団が保有する領域の中でも、政府の中心地となっている潜在意識、そのホスト名が記載される。なお、原文では「capital(首都)」ではなく、「capitol(国会議事堂)」の英単語が使用されているため、政治の中心地としての意味合いが強く表れている。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 純粋なオネイロイ(pure oneiroi) - 非肉体者の別称。肉体を完全に放棄して夢界へと降下しているという状態が、また違った形で表現されている。(出典:オネイロイ ハブ等)
- スクール・コレクティブズ(school collectives) - 共通する教育機関の同世代の卒業生のみで構成された小規模な集団の総称。年を経るごとに集団の個数が増加傾向にあるとされている。その一方、同じ学校で同世代の幼馴染がほぼ同時期にオネイロイとしての自己認識/自律性を獲得する、というのは本来レアケースであることから、この現象に対して異常性の存在を提言する声も上がっている。(出典:育つ子は寝る)
- 政府(government) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、その集団内での政治制度が表記される。なお、政府や制度の存在を否定するケースや、特殊な政治体系を持つ集団も。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 潜在意識(subconscious) - 一般的に自我では把握/意識できない領域を指す言葉。オネイロイたちは、人間の潜在意識間をネットサーフィンするかのように往来する。また、一部では夢界とも表現される。(出典:オネイロイ ハブ等)
た行
- 脱出者の状態(emmigration status) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団からの脱退の可否。基本的には「Close」もしくは「Open」の記述でステータスが表される。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 中継所(the relay) - オネイロイのネットワーク上に存在すると仮定されている、遠隔地の潜在意識と潜在意識同士を中継する特殊な地点。一種のポータル的存在、あるいはネット上でリンクを踏んだ状態とも。(出典:#アエリアナ等)
- ドリームチーム(dream team) - 機動部隊オミクロン-ローの部隊名。(出典:ブラック・ロータス等)
な行
- ナイトメア・コレクティブ(nightmare collective) - 首都及び最大都市を持たず、オネイロイとその領域やホストに悪影響を及ぼす、一種の災厄/災害のような存在。現実において、多くの人間の精神状態に大きな影響を与える何らかの出来事が発生した際に出現すると思われる。種類は幾つかあるようだが、詳細は不明。(出典:眠れぬ夢等)
- 肉体者(corporeals) - 現在進行形で夢を見ている人間由来のオネイロイを指す呼称。要は、現実に肉体を残した状態で夢にログインしている者のこと。そういった背景もあってか、幾つかの記事内では非肉体者に比べて、何らかの制約やデメリットの存在が示唆・描写されるケースもある。(出典:#ユーファニア等)
- 肉体持ち(corporeals) - 肉体者の別称。しかし、(翻訳の関係もあるが)関連記事内では、「肉体者」ではなく単に「肉体」と呼ばれるか、こちらのワードが使用されることの方が多い。(出典:#ユーファニア等)
- ノウアスフィア(noosphere) - 人間の思考の圏域を表す言葉。人間の脳がアクセス可能な概念及び、それらの相互作用の集積と比喩されることもある。その経緯からか、複数の関連記事で用いられている。(出典:プロジェクト・モルフェウス等)
- 乗っ取り(takeover) - オネイロイ及び夢界実体が、対象としたシャドウを取り込む/捕食することによって、現実の身体を掌握した状況を指す言葉。財団によって研究・実験が行われており、上層部は既にこの技術を活用して、肉体を入れ替えているとも言及されているが詳細は不明。(出典:上書き保存)
- ノンコン(noncon) - コレクティブの民族構成の1種。「夢のエレメント」と同義とされる言葉だが、何の略称であるかは明示されていない。夢を構成する要素、もしくは夢由来の存在であると想定するならば、非概念的存在(non-conceptual)、無意識的存在(non-consciousness)等だろうか。(出典:オネイロイ ハブ等)
は行
- 非肉体者(non-corporeal) - 何らかの要因によって現実で肉体を放棄し、潜在意識の世界へと降下した者を指す言葉。要は、常に夢の中へとログイン状態になっていて、アバターが独り歩きしている状態とも。肉体持ちに比べて自由度が高く、基本的に死ぬことはないが、その不死性に飽きを覚える者もいる模様。(出典:星々の下で眠る等)
- 非肉体持ち(non-corporeal) - 非肉体者の別称。(翻訳の関係もあるが)関連記事内では、こちらのワードが使用されることの方が多い。(出典:27番オネイロイ局等)
- ファウンデーション(foundation) - あるオネイロイのサイトにて挙がった、不明なコレクティブの名称。ファウンデーション・コレクティブ、もしくは現実の財団自体を指していると思われるが、財団外部のオネイロイやコレクティブたちがその存在や活動内容をどの程度理解、知覚しているのかは不明。場合によっては、単なる都市伝説のメン・イン・ブラック程度の認識なのかもしれない。(出典:#マウソロス等)
- ファウンデーション・コレクティブ(foundation collective) - 財団職員のオネイロイによって構成されたコレクティブ。主に、人間の潜在意識上に影響・出現するアノマリーの対応を行っている。また、他のコレクティブからその存在は隠匿されており、閉鎖的なローカルエリアのオネイロイ・ネットワークを構成していると思われる。(出典:amamielの提言等)
- ファウンデーションニュース(foundation news) - 範囲がファウンデーション・コレクティブ内に限定されたニュースページ。内容も財団職員のみが閲覧するためか、他のコレクティブのニュースサイトとは異なり、オネイロイや潜在意識に関連するアノマリーの情報開示、周知、報告といった側面が大きい模様。(出典:#アエリアナ等)
- ブラック・ロータス(black lotus) - 機動部隊-OPによる、活動中作戦の1つ。情報収集と隠された神経ネットワークに関連する脅威の判定を行うことが目的とされている。(出典:ブラック・ロータス)
- フート(hoot) - オネイロイのTwitterにおける「呟き/ツイート」のこと。ちなみに、hootとは「フクロウの鳴き声」を意味し、これ以外にもオネイロイ内ではフクロウを模したシンボルが度々見受けられる。(出典:オネイロイ ハブ等)
- ホスト(host) - オネイロイ側から見て、自らが存在している潜在意識の現実の肉体、もしくはコレクティブの領域が置かれている人物を指す言葉。オネイロイの世界がネットワークと関連付けられていることを考えると、もしかしたらホストコンピュータとも掛かっているのかもしれない。(出典:#ユーファニア等)
ま行
- 民族構成(ethnic groups) - コレクティブの基本情報の1つ。つまりは、集団がどのような存在によって構成されているかの内訳。主要な種類としては「ノンコン」、「自由な意識」、「肉体」、「一時滞在者」が挙げられる。それらの詳細は各項目を参照のこと。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 夢界(dream) - 夢の世界、潜在意識の世界と同義の言葉。ただし、それらは英文だと単に「dream」とのみ表現されており、このワードは実質的に和製用語と言って差支えない。例えば、「dream entity」が「夢の中の実体」もしくは「夢界実体」と訳されているように、主に「夢の中の」を言い換える/短縮する形で使われることが多い。(出典:SCP-2876等)
- 夢界実体(dream entities) - 書いて字の如く、「夢の中の実体」を指す呼称。オネイロイとは異なり、「夢の中で生まれた存在」、「ホストの潜在意識に由来する、AIやNPCのような存在」であると思われ、その性質はホストの潜在意識、精神状態に紐付けられている可能性もある。その一方で、詳細について明言された記事もなく、単にオネイロイや夢の中で生まれた存在全てを総括した呼称の可能性がある点には注意。(出典:SCP-2876等)
や行
- 夢のエレメント(dream element) - ノンコンと概ね同義とされる言葉。肉体持ちのような現実由来ではない、夢を構成する要素、もしくは夢由来の存在を指していると思われる。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 夢見(dreamers) - 肉体者/肉体持ちとほぼ同義の表現。この用語に関しては、現実に肉体を残しつつも、眠りに就いて夢を見ることで潜在意識の世界へとアクセスする者たちを直接的に表現したワードと言える。(出典:星々の下で眠る等)
- ユーファニア(xiupania) - 大女皇クィ・シャオが支配する敵対的なコレクティブ。この集団内部に存在する主要なオネイロイはクィ・シャオの劣化コピーであり、肉体持ちは目覚めるにあたって政府の承認が必要とされ、しばしば年季奉公の使用人や二級市民として扱われている。(出典:#ユーファニア等)
ら行
- リフート(rehoot) - オネイロイのTwitterにおける「リツイート」のこと。単にフート(hoot)の頭に、リ(re)を付けただけである。なお、フート自体については当該項目を参照のこと。(出典:オネイロイ ハブ等)
- 零細コレクティブ(small collective) - 少人数のオネイロイによって構成された小規模なコレクティブ。ほぼ個人サイトでの趣味の集まりに近く、複数の集団に掛け持ちで所属しているケースもあると思われる。また、オネイロイ・ウエストのような大規模集団とは異なり、検索ツール等のネットワーク機能は有していない可能性も。(出典:育つ子は寝る等)
わ行
- ワールドニュース(world news) - オネイロイのネットワークにおけるニュースサイト。オネイロイ・ウエスト内から発信されていると思われるが、詳細は明らかにされていない。オネイロイ間の争いや災害、危機勧告や注目の人物に関する話題など、取り上げられるトピックは様々である模様。(出典:オネイロイ ハブ等)
その他
- FC Local Area Network(N/A) - ファウンデーション・コレクティブ内でも、限定された領域(ローカルエリア)のみで接続されたネットワーク。ファウンデーション・コレクティブが対応する夢界のアノマリーも多岐に渡ると考えれば、研究グループごとの狭い/限定されたネットワークがあること自体は不思議でもないと言える。(出典:育つ子は寝る等)
- FC SUBNET(N/A) - ファウンデーション・コレクティブ内での標準的な検索範囲となるネットワーク。おそらくは、ファウンデーション・コレクティブ領域である財団職員の潜在意識内を検索対象にしていると思われる。(出典:#アエリアナ等)
- Oneiroi Archive™(N/A) - オネイロイ・ウエストが運営する、夢界の資料アーカイブサイト。オネイロイ・ウエストのコレクティブ領域内では、規定によって基本的に全てのやりとりがアーカイブ化され、利用規約に従えば誰でも閲覧が可能である模様。(出典:育つ子は寝る等)
- OWサブネット(OW subnet) - オネイロイ・ウエスト内での標準的な検索範囲となるネットワーク。オネイロイ・ウエストの(肉体持ち/非肉体持ち双方の)構成員規模を考慮すると、あらゆるコレクティブの中でも最大規模の検索範囲であると考えられる。そのため、他のコレクティブのメンバーが活用するケースも。(出典:#ユーファニア等)
- redȊst(N/A) - オネイロイのインターネットで、検索内容と関連したサイトへのリンクを表示するページ/サイト。単に関連項目やアーカイブを表示するだけか、一種のソーシャルブックマークサイト的存在だと思われる。また、ウェブサイトへのリンクを収集・公開する、英語圏の実在するソーシャルニュースサイト「reddit」に由来している可能性もあるが詳細は不明。なお、「redist」とは「redistribution」もしくは「redistributable」の略ではないかと考えられ、それぞれ「再配布」「再配布可能」を意味する。(出典:#ユーファニア等)
- SCP BOT(N/A) - ファウンデーション・コレクティブ内のネットワークで使用されている代表的なクローラー。その名の通りと言うべきか、財団のシンプルなロゴが特徴的。(出典:amamielの提言等)
上記一覧に未記載の頻出・関連性が高い用語、もしくは追加希望の用語がある場合、ディスカッションかSCP-JP公式Discordの「#オネイロイ」チャンネルにてコメントをお願いします。また、一部用語は正式な英訳が存在しておらず、暫定的な形で意訳/直訳されている場合もあります。そのため、英訳に誤り・問題等がありましたら、同様にご報告いただけますと幸いです。
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