ファウンデーション・コレクティブ ハブ
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Foundation Collective
維持され続ける意識

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"世界をより理に適ったものへと"

クローラー: SCP BOT | クエリー: ファウンデーション・コレクティブ とは | サーチ: FC SUBNET
オプションフィルタ | アンド: カノン | セキュリティクリアランス: レベル3以上


ようこそ、ゲスト様。オネイロイは初めてですか? もしもそうでしたら、一番下の項目から読み始めることをお勧めします。


ファウンデーション・コレクティブ(Foundation Collective) — しばしば正式な文書内でもFCと略称され、非公式な場では単にファウンデーション、もしくは様々な都市伝説・噂に基づく呼称で言い表される — は、人類の潜在意識のネットワーク上に再構築された、現実の財団と同性質の機能/目的/主義/心理等を有する集合意識です。

その主な活動内容は、現実を含めたあらゆる要因からオネイロイ・ネットワーク上へと齎される無秩序と混沌、異常性の抑制・統括・制御です。これら活動の大半は、夢界での概念的アノマリー/エルドリッチ/オブジェクト群の確保・収容・保護に繋がります。そして、その取扱いや研究活動も、現実の財団と概ね同様の挙動となります。

FCの管轄領域となる州は世界中に広く分布している一方、多くは非常にローカルな零細コレクティブ、もしくはオネイロイ・ウエスト等の大規模集団の過疎的支配領域であるかのように偽装・隠蔽されています。この状態を維持すべく、表向きオネイロマンサーとして活動する潜入エージェントにより、意図的な領域の資産価値引き下げが行われているとの噂もありますが、FC政府から正式な回答は行われていません。

重要施設や主要都市・首都を内包する潜在意識の大半は、あらゆるオネイロイ・ネットワークから分断されたローカルエリア環境に配置されているか、危険地帯(一例としては、オネイロイ・コレクティブの支配領域)であるかのように振る舞うことで、あらゆる存在群の侵入を抑制しています。なお、上記管轄領域の多くにおいて、その位置座標は配備されるFC構成員以外に非公開となっています。同様に、FCの起源領域や統括政府が配置されている都市・首都の実在性も、現在まで公表されていません。

上述したFCの主要活動は、約32%の非肉体者(純粋なオネイロイ)と、約20%の肉体者(夢見のシャドウ)によって為されています。ただし、全ての肉体者が現実で財団職員である、とは必ずしも限らないことに留意してください。彼/彼女らの一部は、自身の睡眠中に無意識的にFCへと参加し、研究や任務に従事します。そして、覚醒に際して夢の出来事を全て忘れます(一方で幾つかの例では、ある者は現実の財団の庇護下に置かれ、またある者は現実の財団に研究顧問として誘致されました)。

また、集団構成の最大要素(約35%)である夢のエレメントで形成された夢界実体群は、有効利用可能な一部が防衛・偽装等の機能や、偵察・監視等用ドローンとして活用されます。なお、統括政府関係者がいずれの集団構成要素に当たるのかは、これまでの例に違わず不明です。それに加え、実際の集団構成が公表されている割合と一致していないのでは、との指摘も時折挙がりますが、大半は無視されます。

新たに集団へと迎え入れられた構成員は、保有する知識や適正を考慮した上で、主に機動部隊、収容スペシャルリスト、研究チーム、システム設計者等の役職に割り当てられます。しかしながら、自己認識・自律性等のオネイロイとしての適正によっては、現実の財団上と役職が大きく異なってくるケースもあります。更に、職員によっては夢と現実、その両方の財団での二重生活を認識していないことも珍しくありません。

なお、肉体者であった構成員が死亡した場合、その内の一定数は非肉体者として改めて集団に再雇用されます。また近年、FC構成員である肉体者のシャドウが、純粋なオネイロイとして降下する件数は増加傾向にあります。これに関し、一定の指向性を与える機構の実在性も噂されていますが、政府関係者はそれを否定しています。

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ファウンデーション・コレクティブ
(Foundation Collective)

首都
[検閲済]

集団構成(████):
34.9% ノンコン
31.8% 自由な意識
20.4% 肉体持ち
12.6% アノマリー
0.3% 一時滞在者

構成員の呼称:
FC職員, 構成員
[様々な他称/都市伝説/噂]

政府:
管理者
O5評議会

時間経済:
1周期 ≒ ∞

現実:
リアリスト/イデアリスト

心理学:
機械的, 秘密主義, 明晰

移民の状態:
It depends

脱出者の状態:
N/A


Last Edited 06:00AM FC by Mielscience


[VIEW EDITS] [HISTORY] [COMMENTS(-)]




難しく考えず、こう考えてみてください。"自分はただ、適当なwikipediaのページを流し読んでいるだけ"だと。


Foundation Archive

Foundation Archiveは、FCによって管理・統括されている夢界資料庫です。
ファウンデーション・コレクティブの開示可能な一部情報をリストアップしています……

集団概要: ファウンデーション・コレクティブ(FC)は、夢の世界において財団の役割を担う集団です。その目的・理念は現実の財団と概ね同様であり、人類の潜在意識下に齎される/潜む/害を成す異常存在を確保・研究することによって、現実の正常性維持に貢献しています。

集団の起源及び出自に関しては、政府からの公式声明は現在も行われていません。関連する情報へのアクセスには相応の権限(政府高官相当)が求められるとも噂されていますが、真偽の程は不明です。

なお、その他の詳細な情報に関しては、別途参考資料を確認ください。しかしながら、それらの多くは不正確であるか、もしくはダミー/偽装情報である可能性が常に示唆されている点には留意してください。



統括政府: FCの政府構造は、現実の財団と多くの類似点を示す組織形態を有していると信じられています。それに加え、集団を統括する政府首脳陣がO5評議会であることも、過去に公表されています。

しかしながら、それら首脳陣が現実のO5評議会メンバーのシャドウであるのかも、現実に肉体を持たないオネイロイであるのかも不明です。それと同様に、夢と現実で別々のO5評議会が存在しているのかも、明らかにはされていません。そして、この実態を知覚しようとするあらゆる試みは、強く非推奨です。

また、政府の基礎/基底部分は、秘密主義的性質を強く示していると確認されました。これは領域内の堅牢なセキュリティとして機能する反面、一部構成員にはある種の弊害と成っている可能性があります。



管轄都市: FCは世界中の多種多様な潜在意識下に管轄領域を隠匿しており、それらは中継所・監視所・保管庫・避難所・収容施設・研究施設等、様々な用途の都市群を秘密裏に含有しています。

中でも、FC活動の主要・重要拠点となる都市は、より厳密な選定基準を満たした潜在意識下にのみ建造されます。更に都市成立後は、領域を有するホストを現実で保護下に置くケースも珍しくありません。

また、全財団職員の潜在意識下に管轄領域が存在する、との説もありますが、その信憑性は低いと考えられています。一方で、オネイロイ・ネットワークを経由した情報漏洩の防止を目的に、全財団職員の潜在意識下にはセキュリティ/セーフティが施されているとする説は、多くの構成員に支持されています。

なお、管轄領域間の接続のみで確立された独自のローカル・ネットワークは、俗にFCネットワークと称されます。しかしながら、これら都市間の往来には、一定以上の権限を要求されることがほとんどのようです。



職員構成: FC職員の大半は、現実で実際に財団職員として活動している/していた人間由来のシャドウ/オネイロイであると考えられています。しかしながら、自身が夢の中でFCに参加している/していたことを理解・自認できている/できていた者が、どの程度存在している/していたのかは現在も未公表です。

それと同様に、財団職員以外の人間に由来するシャドウ/オネイロイが、FCと雇用・協力関係を結んでいる/いたケースは度々散見されますが、その正確な総数が算出された事例は未確認です。

また、肉体者が現実で死亡した場合、一定確率で非肉体者としてFCに再雇用されます。しかし、その正確な確率やプロセスは未だ解明されていないと思われます。噂では、███年以上現役の職員がいると囁かれていますが、集団及び個人の秘密主義的性質のため、その真偽は定かではありません。これからも。


抽象的で曖昧な説明が多いでしょうか。でも、夢の中ですものね。あまり深く考え過ぎないほうが、良いのかもしれません。


re:dȊst all eyes under us



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ところでですが、ファウンデーション・コレクティブのこと、もっと知りたいと思いますか?



当カノンについて

当カノンは、オネイロイ ハブを出自とする"潜在意識のインターネット"の概念・世界観を基盤とした上で、SCP-JPで独自に生み出された"夢の中の財団"こと"ファウンデーション・コレクティブ"に関する物語を描いた作品群です。

別途幾つかの項目で既に説明されている通り、ファウンデーション・コレクティブの目的・理念は現実の財団と概ね同様です。彼/彼女らは人類の潜在意識下を舞台に、異常存在や超常現象の確保・収容・研究・隠蔽等の活動を通し、現実の正常性維持に貢献します。とはいえ、その出自や起源等は、現実の財団同様に神秘のベールに包まれています。

また、当カノンの基盤となったSCP-ENオネイロイ関連記事群においても、"機動部隊-OP(ドリームチーム)"という夢の中で暗躍する財団のエージェントたちが存在します。しかしながら、ドリームチームのみが存在する時代/世界と比較した場合、ファウンデーション・コレクティブが構築された財団世界は、単純な時間経過による技術の進歩、もしくは何らかの突然変異的要因から生じた急成長・進展によって"財団のオネイロイ技術が飛躍的に発展している"という特筆すべき差異が存在します。

そもそもこの差異は、上述の潜在意識のインターネットについて考察した際、「世界中に人間の潜在意識が存在するのに、財団はドリームチーム等のリソースのみで、潜在意識下に由来する異常や騒動を監視・収容・隠蔽し切れるのか?」、「オネイロイが人間の潜在意識間を移動できるなら、財団職員の潜在意識下に侵入されて情報漏洩が起きかねないのでは?」等の疑問を抱いた結果、「夢の中に高度なオネイロイ技術を持つ財団が存在している?」という着想を得たことで生じたものでした。

そのため、当カノンを採用した記事を執筆する場合、その部分を意識することで、通常のオネイロイ関連記事との差別化に繋げられるかもしれません。更には、"夢の中の財団"という状況を最大限に利用し、"現実の財団が収容しているオブジェクトを、夢側の財団視点や報告書形式で描くことができる"という利点も魅力の1つと言えるでしょうか。例を挙げれば、夢の中であれば、一部の概念的/精神的なオブジェクトとも干渉できますし、交渉や収容を行うことができる可能性はあります。

なお、これまで述べてきた通り、当カノンがオネイロイ ハブを出自とする特定概念・世界観を基盤としている関係上、多くの場合で、作成された記事には"オネイロイ"タグが付けられることになるかと思います。

オネイロイ・ネットワーク

多くのオネイロイ関連記事では、人間は睡眠中に"シャドウ"または"オネイロイ"と呼称される存在となり、個人の夢の中である"潜在意識"の中で活動を行うとされています。そして、このオネイロイは覚醒している他の個人の潜在意識の中にも住んでおり、人から人の潜在意識へと自由に行き来をしているとも説明されています。

オネイロイたちが人間の潜在意識間を自由に行き来するこの様子に加え、複数人の潜在意識間が相互に接続されているこの状態を、上記項目でも述べていた"潜在意識のインターネット"もしくは"オネイロイ・ネットワーク"と呼称します。

より簡易的に表現するため、睡眠を"VRチャットへのログイン"、オネイロイを"アバター"、個人の潜在意識を"サーバー"、オネイロイ・ネットワークを"インターネット回線"として置き換えてみましょう。貴方は眠ることでVRチャットへとログインし、自作アバターを通してサーバー内に設置された空間・景色や出来事を体感することができます。そして、インターネット回線を経由して別のサーバーへと移動し、他のアバターと交流を行えるのです。

しかしながら、潜在意識下にも異常は生じますし、相互接続されたネットワークを経由して、様々な混乱や無秩序が運び込まれることも少なくはありません。それらは異常な性質を獲得したオネイロイであったり、現実側のアノマリーの特性によって齎された悪夢集団であったり、高次現実からの非実体的侵略者であったりと様々です。

それらを現実の財団同様に確保・収容・保護し、オネイロイ・ネットワークの正常性を維持することで、結果的に現実への悪影響を最小限に留めることも、ファウンデーション・コレクティブの主要な活動目的の1つとなります。

際限なき技術と構成員たち

上記項目でも述べていた通り、ファウンデーション・コレクティブが保有するオネイロイ関連技術は、平行現実の亜財団のみならず、大多数のオネイロイの集団が保有する技術力と比較したとしても、非常に高度かつ難解な代物と言えます。

ほんの数例を挙げるだけでも、"夢の可視化"、"人間のオネイロイ化"、"形而上存在の収容"、"オネイロイによる肉体の掌握"、"肉体を放棄した純粋なオネイロイ化"等々、枚挙に暇がなく、今後も増え続けることが予想されます。その一方で、(無論、研究成果に基づく技術も多く存在しますが)技術基礎がどのような経緯で獲得・発見されたのか、その出自・起源が不鮮明なままであるケースが半数近くを占めている点には留意すべきかもしれません。

また、ファウンデーション・コレクティブを構成する人員は、上記技術を活用することで世界中の個人の潜在意識下に潜伏しています。彼/彼女らが担うことになる役職は、現実の財団のそれと概ね同様であり、"研究者"・"システム設計者"・"フィールドエージェント"・"管理者"等々、これまた多種多様です。ただし、未だ公式な名称が与えられていないか、もしくは一般職員には一切周知されていない役職も少なくはありません。

──と、ここまで長々述べてきて何を伝えたかったのかと言いますと、"著者ごとに新たな技術・役職を自由に追加する/登場させることができる"し、"その出自や起源に関する物語を一切の制限なく構築してしまっても問題ない"ということです。

同様に、ファウンデーション・コレクティブ構成員の現実の姿も、自由に設定することができます。例えば、"現実ではうだつの上がらない雑用係が、夢の中ではエリート研究員"として活躍していたり、"現実では大学教授の人物が、夢の中では知らない間に研究顧問"として参加している等々。更には、現実で肉体を失ってしまった後の話へと繋いでも良さそうです。

隠匿された管轄領域

世界中に張り巡らされた広大なオネイロイ・ネットワークにて、ファウンデーション・コレクティブは随所の潜在意識を自らの管轄領域として活用しています。そして、その多くは独自技術により、他のオネイロイや集団による曝露から隠匿・偽装されています。この徹底的なまでの秘密主義的な姿勢は、基本的に現実の財団同様であると考えて差し支えありません。

また、集団を統括する管理者/O5評議会が存在するであろう潜在意識である"首都"や"主要都市"だけでなく、集団の起源や出自と関連する重要な領域の情報に関しても、その秘密主義故に設定は明かされてはいません。しかしながら、この部分も著者ごとに独自の解釈をして、記事内で自由に描くことができる要素の1つでもあります。

それだけでなく、現実で財団に従事する職員たちの潜在意識下には、オネイロイへの情報漏洩防止を目的として、ファウンデーション・コレクティブにより何らかのセキュリティが施されている可能性が考えられます。更に、一般人の潜在意識下に設置された管轄領域の場合、その潜在意識の"ホスト"である人物に齎されるメリット・デメリットを考えてみるのも1つのパターンです。

このように老若男女、様々な個人の潜在意識を物語の舞台とすることができる関係上、これまで述べたファウンデーション・コレクティブの秘密主義的な姿勢や各要素について意識することで、当カノンの記事を執筆する際の手助けとなるかもしれません。

他のコレクティブとの関係性

人類の潜在意識のインターネット上では、ファウンデーション・コレクティブ以外にも様々な"オネイロイの集団"こと"コレクティブ"が存在しています。同じ趣味・情報収集・娯楽・暇潰し・信条・宗教(そして、明確な理由も無く何となく)等の目的から集まった者たちで構成され、小規模なものでは"ファンサイト"、大規模になると"ソーシャルメディアサイト"のような形にもなります。

ファウンデーション・コレクティブは基本的に、それら多種多様なコレクティブたちと積極的に関連・接続しようとはしません。そして同時に、大半のコレクティブたちも、ファウンデーション・コレクティブの存在や正常維持活動を明瞭に認識してはいません。

しかしながら、ファウンデーション・コレクティブの存在は、一種の都市伝説や民間伝承という形で多くのオネイロイ達に噂され続けているのも事実です。更には、"オネイロイ・ウエスト"を始めとする一部の大規模なコレクティブ政府とは、何らかの契約・密約・取引を交わしている可能性も考えられます。

現に、ファウンデーション・コレクティブは複数の外部コレクティブ内へと工作員を潜入させており、複数人のコレクティブ構成員を"内通者"や"偵察睡眠者"として再雇用している実績もあります。ともあれ、事実は分からず、これまた明確な設定は明かされていません(つまりは、ここも著者ごとに解釈自由な項目ということです)。

そして、あらゆる中で特に異質な集団である"オネイロイ・コレクティブ"、彼/彼女らとの関係性もまた不明です。現実の財団によって要注意団体として登録されている彼/彼女らですが、夢の中においてもその目的や出自、規模、技術力等の情報の大半は、曖昧で不鮮明なものでしかありません。しかし逆に言えば、ほとんどが未知に包まれているからこそ、ファウンデーション・コレクティブとの関係性を新たに掘り下げられるチャンスである、と前向きにも考えることができるかもしれません。

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