120ハブ改稿版キャラクター

キャラクター

舞台設定は我々のストーリーにとっての基礎かもしれないが、人々はこの家を真にまとめ上げている壁だ。以下は、カノンを通して特に突出した、特に登場回数の多いキャラクターを抜粋し、説明と登場記事の一覧を添えたリストだ。

キャラクター 説明 登場記事
アベル (Able) アダムの息子であり、伝説的な人類の武将。第二次グレート・ディアスポラにおいて、彼の兄 カインとともに戦死。何万年も後にダエーバイト帝国に発見され緋色の王の魔法で蘇生されると、烈火の如き戦意と血の渇望により定命の領域に再度繋ぎ止められた。SCP財団からはSCP-076に指定されている。 To Craft a Monster // Breathe the End
アダム (Adam) マブ女帝の手を借りて、第二次グレート・ディアスポラにおいて野人文明への人類の叛乱を指揮した神話的人物。カインとアベルの父。歴史的記録にはほとんど残っていないが、それでも神々や古代の伝説は彼を記憶し、言及している。 N/A
アイルビー・ティアニー (Ailbié Tier'ney) 特に穏健なトリウムヴィレイトのセルのメンバー。ダミアン・ノヴァク事件の終結に際し、ダニエル・アシュワースとジェシー・リベラが暴君だったO5-9を打ち倒す手助けをした。その数年後、捕縛を回避するためにマリー・サラットのボーン・バタリオン側の勢力に参加することを余儀なくされる。 And Every Time We Meet Again (シリーズ), Human
アリス・シャープ (Alice Sharp) 元パラウォッチのフォーラムモデレーター。2021年のヴェール崩壊後はアンヴェールドのジャーナリストとなった。 The Furmen, Hour Zero, 'Nexus HyperLine' (N7S2M/ER9C3/X56ID), Public Release of OPERATION: WITNESS Materials, A Parapolitical Compass for These Difficult Times, unVeiled: The Illuminati Criticizes Vanguard During the Council of 108 Conclave
アリステア・ヴェンホフ (Alistair Vemhoff) サイト-120の翻訳チームのリーダーで、O5を除けばSCP財団全体で最古参の人物。40以上の言語に堪能。知識と幅広い経験が特徴。 In Life As In Language, SCP-5292, SCP-6747
エイモス・マーシャル (Amos Marshall) マーシャル・カーター&ダークの三大創設者の一人。スキッター・マーシャルの父。2012年、アイリス・ダークの会社乗っ取りのなか殺害される。 The Deathless Merchant of London, Money Game
アン・バーロウ (Ann Barlowe) 地のエレメントの活用を専門とする、頑固で刺々しいSCP財団の錬金術師。ロバート・マッデンとRa.aicとともに多元宇宙を遭難したことが一番有名。 Chronicles of the Irreal (シリーズ)
アンナ・シュルツ (Anna Szulc) サイト-120の種族間交流チームのリーダーで、エスターバーグとサイト-120の外交関係を扱う主な仲介者。飄々とした態度と外交手腕で有名。 SCP-7629
アンナ・シヴィトニ (Anna Świtoń) ポーランド人の魔女、奇跡術師にして、数々のオカルト紛争をくぐり抜けた猛者。パラテクノロジー的な改造で強化を受けている。民間軍事会社 A.R.G.U.S. Inc.のメンバー。 Blood, Gunpowder, and Heathers, SCP-PL-389, SCP-PL-399
ウェルノラドの獣 (The Beast of Wernorad) 砂漠棲ワイバーンの身体とダエーバイト戦士達の怒りの魂からダエーバイト帝国が作り出したキメラ。崇高なるカルキスト・イオン勢力に対する究極兵器として、生と死の外側の存在として作り上げられ、この状態ゆえにイオンの操肉術カルノマンシーが通用しないことを期待されていた。だがその命令にもかかわらず、結果として生まれた怪物は主人へと向き直りデヴォン市を殺戮、その廃墟で深い眠りにつき、何万年も後にSCP財団に発見されてSCP-682に指定されることとなった。生と死のサイクルの外側にある存在であるがゆえに、あらゆる生命体を軽蔑する。 To Craft a Monster // Breathe the End
ベッカー (Becker) 他人の頭を自分のもののように扱える能力を持った、無頭のパラヒューマン。奇跡解放戦線のメンバー。敵に対しては容赦しないが、大切な相手には優しい。 Hour Zero, SCP-6772, SCP-7102, UIU File: 2014-158 (OPERATION: VENENUM)
カイン (Cain) アダムの息子であり、伝説的な人類の武将。第二次グレート・ディアスポラにおいて、彼の弟 アベルとともに戦死。何万年も後にメカニト帝国に発見され壊れたる神の魔法で蘇生されると、メカニトの改造と聖句によって定命の領域に再度繋ぎ止められた。SCP財団からはSCP-073に指定されている。 N/A
“批評家”クリティック (The Critic) エスターバーグに拠点を構える、傲慢な野人の億万長者。注目を集め続けるためにアナーティストへの投資と支援を行っている。Are We Cool Yet?とは頻繁に顔を合わせている。 Nobody's Home
ダミアン・ノヴァク (Damien Nowak) “チルドレン”なるカルトの指導者。人類が妖精と野人から奪った領地を、本来の持ち主の手に奪還しようとした。そのためなら手段は正当化されると信じていた。ダニエル・アシュワースの手で死を迎えた後、24番目のノーバディ継承者として転生。新たなアイデンティティの下で、マブ女帝と全ての信奉者相手に聖戦を繰り広げた。ノーバディとしての責務と人間性のどちらを取るべきかに苦しんでいる。 ダミアン・ノヴァクタグが付いた全てのページ
ダニエル・アシュワース (Daniel Asheworth) サイト-120の主任奇跡術師であり、五大管理官の一人。ダミアン・ノヴァク事件への関与で一番有名。青年延長魔法を受け入れる体を持つ数少ない人々の一人。14歳で自宅を事故で燃やしてしまった後、蛇の手と黒の女王に育てられた。トラウマと喪失体験に満ちた長い人生から鬱に苦しんでいるが、最近はジェシー・リベラほか何人かとの友情で持ち直しているようだ。頑固ですぐ頭に血が上るが、善良な心を持つ人物。 ダニエル・アシュワースタグが付いた全てのページ
D.C. アル・フィーネ (D.C. al Fine) 変身能力を持つ世界オカルト連合 事務次長。異常界の鉄の女で、存命のなかで最もパワフルな奇跡術師の一人。 Hour Zero, LTE-1998-Burnout-Blaecca-Parallax
“死神”デス ("Death") “死”という人類概念の謎めいた化身。孤独で病んだ人間を、最後の時間に癒やしに来る。 Jäger, Part 2, SCP-6072
イーサン・マッカーシー・ジュニア (Ethan MacCarthy Junior) サイト-120に長年仕えてきた家系出身の病んだ男。前サイト管理官の息子。新たな五大管理官の一人として、4人の同僚とともにこの地位を継承。宗教・神学の専門家。喪失体験のある長い人生から来る悲哀とトラウマを、彼だけが引き出せる素晴らしい作品へと昇華する。 Chronicles of the Irreal (シリーズ), Jäger, Part 2, SCP-6072
“崇高なるカルキスト”グランドカルキスト・イオン (Grand Karcist Ion) サーキック・カルトの神話的メシア。ダエーバイト帝国に対する奴隷の叛乱を主導し、その結果ナルカの宗教・文化を生み出した。第一次オカルト戦争において、ロバート・ブマロ、聖ヘドウィグ、レガーテ・トラニオンの手により死亡。だが、彼が本当に亡くなったかどうかについては諸説ある。 To Craft a Monster // Breathe the End, The First Occult Flame War
ハンナ・リベラ (Hannah Rivera) 前サイト-30管理官。サイト-120の二大創設者の片割れで、もう一人はレイア・マイケルズ。ジェシー・リベラの祖母。サイト-120設立計画の承認を迫りサイト-01に力説したことと、トリウムヴィレイトの襲撃からサイトを守って亡くなったことで有名。 SCP-5292
ヘル (Hel) マブ女帝の子孫で、バルト海溝に住む妖精族の事実上の君主。奇跡術・変身の能力を持つ。 The Return to Niflheim
イルゼ・レインデルス (Ilse Reynders) サイト-43で働いている、13以上の博士号を持つ天才。時の止まった魔導炉に閉じ込められていた1世紀を利用して素晴らしい理論群を完成させ、それを使って脱出した。未来の彼女が本現実のデルタ-Tセルを運営している。ジェームズ・マイケルズとは友人・同僚としてよくやっている。。 Multiverse Threat Recovery Log: SCP-6936, O4's Summit, What's Up With All the Reality Benders? — A Demographic Overview of Global Ontokinetic Prevalence
“発明家”ジ・インベンター (The Inventor) 妖精の現人神である、現実改変者・奇跡術師。マブ女帝の姉妹にして妖精帝国の二大統治者であり、もう一人の君主に対して彼女以上に様々な形で反対していたとされる。内戦では姉妹に反旗を翻した。最終的に、紛争の最後でマブの手で直々に殺され、その際に名前を奪われた。“発明家”ジ・インベンターは、長きに渡り空白になってしまった本来の称号を代用するための渾名に過ぎない。 Esterberg (City) — Wikipedia, GASLIGHT, GATEKEEP, GIRLBOSS (シリーズ), A Faerie Tale Of Twin Queens, ラリストンの提言, The Lost Spire, Part 1, The Lost Spire, Part 2, Midnight Sun
アイリス・ダーク (Iris Dark) 2012年に無理やり会社を乗っ取って以後のマーシャル・カーター&ダークのメインCEO。パーシヴァル・ダーケの孫娘。コントロール中毒の冷淡なサイコパス。常に自分の権力・地位向上を気にしている。望みのものが手に入るのであれば、手段は選ばない。 The Deathless Merchant of London, Hour Zero, Money Game, 'Nexus HyperLine' (N7S2M/ER9C3/X56ID), UIU File: 2014-158 (OPERATION: VENENUM)
ヤクブ・フミリンスキ (Jakub Chmieliński) サイト-120に雇用されている、盲目の現実改変者。その過去から人を信頼できないが、かといってSCP財団 犯罪部門での活躍を止めるわけではない。 SCP-PL-369
ジェームズ・マイケルズ (James Micheals) 多元宇宙の存在を発見し、現代の存在力学理論を独力で作り上げた天才存在力学者。ロバート・スクラントンの弟子で、ロバート・マッデンのメンターであり、サイト-120の五大管理官の一人。シャイで社交下手で、公の場に出ることに頻繁に苦しむ。イルゼ・レインデルスとは友人・同僚としてよくやっている。 And Every Time We Meet Again (シリーズ), Chronicles of the Irreal (シリーズ), Fresh Blood Jäger, Part 2, SCP-5484
ジェームズ・ムーア (James Moore) サイト-120のRAISA局長にして、管理チームのリーダー。施設の書類仕事のほとんどを担当し、データベースを管理している。 N/A
ジェームス・ローランダー (James Rollander) アメリカ人起業家、資本主義実業家、狂気に片足突っ込んだオカルティスト。ファクトリーの設立は彼によるもの。マブ女帝に操られ、自身の行動はかの妖精君主から基底現実を守るためのものだと思い込まされていた。だが実のところ、彼のファクトリーは女帝のゲームのポーンにすぎなかった。 正常性の幕開けとその未来, ラリストンの提言
ジェレミー・コンウェル (Jeremy Cornwell) サイト-120の保安部のキャプテンにして、MTF部隊群の指揮官。マグダリン・コンウェルの弟。聡明ではないが、仕事への情熱と、他者を守ることに対する燃える決意を持っている。 And Every Time We Meet Again (シリーズ), SCP-5327, SCP-6772,
ジェシー・リベラ (Jessie Rivera) 心理学者であり、サイト-120の五大管理官の一人。優しい心を持ち、親友であるダニエル・アシュワースよりも現実的。自身の施設に収容されている人型アノマリーのことを個人的に気にかけている。強力な現実改変者だがその力は滅多に振るわず、ほとんどは大事な人物を守るために使う。妻であるマグダリン・コンウェルとともにエスターバーグで暮らしている。 リベラ博士タグが付いた全てのページ
ジョセフ・アームストロング (Joseph Armstrong) カオス・インサージェンシー所属の将校。攻撃的で怒りっぽく、組織が現在こんなことになってしまったことをただただ軽蔑している。組織がSCP財団から離反するきっかけとなった元の内戦のことを覚えている、数少ない存命の反乱兵インサージェントで、財団に対するゲリラ戦を今でも続けている。 The Holiday Special
“守人” (The Keeper) サイト-120の建造物内に統合された古代図書館、SCP-5292の幽霊司書。自身を聖書のノアの兄弟だと考えている。見知らぬ相手には手厳しいが、書物への情熱を共にする相手には優しい。 SCP-5292, SCP-6936
ラグナ王 (King Ragna) ドロガニアン族の王。SCP財団との緊密な協力により、長年の隔離状態から彼らがきちんと戻ってこれるように尽力した。 SCP-7629, The Lost Spire, Part 1, The Lost Spire, Part 2
ロイド・ウィリス (Lloyd Willis) アナーティストで、フィリップ・ウィリスの弟。二人のうち、より無茶をやるエネルギッシュな方。イカれた計画やプロジェクトよりも唯一大事にしているものは、心から大事にしている兄のこと。 A Broken Bookshelf, Hour Zero, Nobody's Home, Project Proposal 2012-120: "Art Is A Getaway Drug"
ルクレティア・ディーモン (Lucretia Deamonne) SCP財団に雇用されている奇跡術師であり、バイオリンを演奏しての現実改変・魔法行使を専門とする。存在力学部門 奇跡術課 黒魔術局の現局長。 SCP-PL-054, SCP-PL-389, The Return to Niflheim
マグダリン・コンウェル (Magdaleine Cornwell) サイト-120の五大管理官の一人にして、ジェレミー・コンウェルの姉。常に時間厳守、常に有能、他の管理官が自身の重要性の低いプロジェクトに携わっているときも、サイト運営を遂行する。ルール、スケジュール、規則を最重視。このため、彼女のことを詳しく知らない人間には酷い人物だと思われがち。妻であるジェシー・リベラとともにエスターバーグで暮らしている。 Danimals, Fresh Blood, GASLIGHT, GATEKEEP, GIRLBOSS (シリーズ), SCP-5672, SCP-5327
マリー・サラット (Marie Surratt) サイト-120に雇用されていた元SCP財団エージェント。SCP-5572によりスケルトンとして蘇生した後、当該地獄から逃亡、エスターバーグで最も力ある犯罪組織の指導者となった。狂っていて滅茶苦茶な一方、疑わしいものの良心もある。 The First Occult Flame War, GASLIGHT, GATEKEEP, GIRLBOSS (シリーズ), Hour Zero, 'Nexus HyperLine' (N7S2M/ER9C3/X56ID), SCP-643
マーク・カウフマン (Mark Kaufmann) サイト-120の研究チームのリーダー。ロバート・スクラントンがSCP-3001に消え、その妻 アナ・ラングが退職した後、両者の跡を継いでこの地位となった。元は第三南極帝国世界出身で、財団と帝国間の情報・人員交流を通じて基底現実のSCP財団に雇用された。 Inadvertent Neolinguistics, SCP-6625
マーク・ウォール (Mark Wall) 現代の記憶処理薬の開発者。プロメテウス研究所でも特に重要な社員の一人。シャナハン・ライアンとは恋愛関係にあった。 N/A
メテウス (Met'heus) 野人の現人神にしてドルヴトゥールの王。神話的人物であるフォメットの兄弟で、彼の影の中で一生を過ごしてきた。狡猾で人心掌握に長け、身内の人間の幸福のためなら、どれだけ外部に犠牲を強いても構わないと考えていた。 SCP-7600
ミッドナイト (Midnight) 蛇の手のメンバーである、魔法使いの知性あるメス猫。組織の主要な活動のほとんどに関わっている。過去についてはあまりはっきりしない。 The Deathless Merchant of London, Hour Zero, The First Occult Flame War
ミェチスワフ・バリー (Mieczysław Bury) サイト-120のメンテナンスチームのリーダー。正直者で勤勉、優しい人柄。 SCP-5484
ナタリア・エスレ (Natalia Estle) ナタリア・エスレ不動産の強欲で非道徳的なCEO。 N/A
オリヴィエ・ギネス (Olivié Gwyneth) 古代史を専門とする、一流の妖精の歴史家。シー・ラウンジのトップアーキビスト。妖精帝国の現代的理解を独力で確立した。ジェシー・リベラの親友。お茶と読書を愛してやまない。 A Faerie Tale Of Twin Queens, Hour Zero, Jäger, Part 1, KTE-6990-Mendel-Nimuebusterchild — "Werebeast Curse", Midnight Sun, One Spark, Four Flames, SCP-7629, The Lost Spire, Part 1, The Lost Spire, Part 2
オスヴェンドール・サリアン・エンザン (Osvendor Sarrian Enzan) 半人半妖精。反ヴェール活動家にして、『“正常性”委任批判』の著者。この本は、現代の反正常性ムーブメントの思想的基盤となった。 正常性の幕開けとその未来
パーシヴァル・ダーケ (Percival Darke) マーシャル・カーター&ダークの三大創設者の一人。長らくオカルティストを続けてきた家系に生まれた錬金術師・魔道士。自身にかけた奇跡術でほぼ不死となっている──このため、「ロンドンの不死商人」なる通称を賜った。パラノイア症で強欲な謀略家であり、大事にしているのは社の利益と安定性のことのみ。アイリス・ダークの祖父。2012年の社の乗っ取りでは、舞台から“平和裡に排除”された。 The Deathless Merchant of London, Money Game
フィリップ・ウィリス (Phillip Willis) アナーティストで、ロイド・ウィリスの兄。二人のうち、より現実的でシリアスな方。母親が幼い頃に死んでからというもの、弟を気にかけてきた。兄弟が大人になってからもずっと、弟のことを心から大事にしている。 A Broken Bookshelf, Hour Zero, Nobody's Home, Project Proposal 2012-120: "Art Is A Getaway Drug"
フォメット (Phomet) 野人神話の伝説的人物で、メテウスの兄弟。長年に渡り民を導き、その叡智でもって苦難の時代から平和へと向かわせた。最終的に、他の世界と知識を共有・交流したいと思い、基底現実から離れて多元宇宙へと旅立った。 Jäger, Part 2, SCP-7600
マブ女帝 (Queen Mab) 妖精の現人神である、現実改変者・奇跡術師。“発明家”の姉妹にして妖精帝国の二大統治者であり、何万年にも渡り鉄拳で暴政を敷いていた。帝国を崩壊させた内戦の絶頂で、姉妹と叛乱者たちの手により死亡。だが現実外のどこかで生きており、そこから花の日やファクトリー大殺戮といった企みを支援してきた。狂気、残虐、邪悪が彼女の中核。常に敵の二歩先を行き、死後の領域から現実への帰還を目論んでいる。 マブ女帝タグが付いた全てのページ
Ra.aic サイト-120のメイン人工知能徴募員Artificial Intelligence Construct。穏やかで打算的。サイトのデジタルデータベースのメンテナンスと神学研究が専門。サイトの共同設立者、レイア・マイケルズにちなんで命名。 Chronicles of the Irreal (シリーズ), SCP-6079, SCP-6651, SCP-6744
レイア・マイケルズ (Raia Micheals) ハンナ・リベラと並ぶ、サイト-120の二大創設者の片割れで、施設の初代管理官。ジェームズ・マイケルズの祖父。忍耐と理解の姿勢で有名。Ra.aicの命名元。 SCP-5292
ロバート・ブマロ (Robert Bumaro) 壊れた神の教会の指導者で、サイボーグの現人神。第一次オカルト戦争で崇高なるカルキスト・イオンの死に関わった三人の一人。 N/A
ロバート・カーター (Robert Carter) ルプレヒト・カーターの息子で、2012年にアイリス・ダークが社を掌握してからはマーシャル・カーター&ダークの三大CEOの一人。その冷酷無慈悲な性格から、一部では“悪魔の右腕”としても知られる。社の経営を担当し、社に負債がある全員が必ず代償を払うように自ら働きかけている。 The First Occult Flame War, Hour Zero, 'Nexus HyperLine' (N7S2M/ER9C3/X56ID)
ロバート・マッデン (Robert Madden) サイト-120に雇用されている、一流の存在力学者・数学者。個人的にジェームズ・マイケルズに見てもらっている。ルーキープログラムでSCP財団に参加。その研究と、アン・バーロウとRa.aicとともに多元宇宙で遭難したことで有名。 Chronicles of the Irreal (シリーズ), Fresh Blood
ロバート・シヴィアトロ (Robert Siwiatło) サイト-PL-69に雇用されている、深海植物の生物学者。魔法嫌い。エスターバーグ在住。勤務中は海底で働くことを厭い、自宅では街の魔法の雰囲気を唾棄する。常に疲れていて、十分な睡眠が取れていない。 The Return to Niflheim, Shrimping Pain
ルプレヒト・カーター (Ruprecht Carter) マーシャル・カーター&ダークの三大創設者の一人。ロバート・カーターの父。2012年、アイリス・ダークの会社乗っ取りのなか殺害される。 The Deathless Merchant of London, Money Game, SCP-PL-273
シャヴ・アヴ (S'amh Armh) パラテクノロジー的改造を受けた妖精のサイボーグ傭兵で、傭兵組織“プリモルディアル”で活動している。有能ながら残忍無慈悲。正常性機関の捕縛を逃れていることで有名。 Everchase, LTE-1998-Burnout-Blaecca-Parallax
聖ヘドウィグ (Saint Hedwig) マクスウェリズム教会の指導者で、準デジタルサイボーグの現人神。第一次オカルト戦争で崇高なるカルキスト・イオンの死に関わった三人の一人。 The First Occult Flame War, SCP-7629
緋色の愚者 (The Scarlet Fool) 妖精帝国の非道による数多い犠牲者の一人で、宮廷道化師から残忍な神へと変貌を遂げた。一部結社では“緋色の王”としても知られる。 To Craft a Monster // Breathe the End, SCP-6747, Tears and Bone
シャナハン・ライアン (Shanahan R'yann) 妖精の鉄アレルギー治療の影で尽力した天才。プロメテウス研究所でも特に重要な社員の一人。マーク・ウォールとは恋愛関係にあった。SCP財団がマブ女帝に操られるのを防ごうとして死亡。 GRANT REQUEST FOR THE CREATION OF A CURE FOR THE IRON ALLERGY NATIVE TO THE HOMO SAPIENS SIDHE SPECIES
シガーロス・ステファンズドッティル (Sigguros Stefánsdóttir) その若さに反して、強大な現実改変者。SCP財団によりSCP-239として収容され、現在はサイト-19で昏睡状態に置かれている。知らぬ間に一部のO5評議会員の謀略に関与していた。 Siggy and the Forgotten Kingdom, Siggy and the Slumbering Woods
スキッター・マーシャル (Skitter Marshall) エイモス・マーシャルの息子で、2012年にアイリス・ダークが社を掌握してからはマーシャル・カーター&ダークの三大CEOの一人。痛ましいナルシストで、子供がそのまま大人になったような人物。社の対外関係とパブリックイメージを担当。流行に目がない。 Hour Zero, 'Nexus HyperLine' (N7S2M/ER9C3/X56ID)
ヴィンセント・アンダーソン (Vincent Anderson) 元ディア大学生・プロメテウス研究所インターン生。天才奇跡術師、ビジネスマン、自家製サイボーグ。アンダーソン・ロボティクスの創設者・CEO。 Anderson Robotics' Installation Guide: Your New Black Series Sidhe-Issue Wing Chassis!, GRANT REQUEST FOR THE CREATION OF REMNANT HOST SYSTEMS TO PRESERVE HUMAN KNOWLEDGE POSTMORTEM

O5評議会

『120の記録書庫より』では、SCP財団は世界各国の13の初期正常性・オカルト機関から設立された。そのリーダーたちは、ほとんどが初代O5評議会となった。だが1911年のサイト-01の妖精襲撃において、初代O5評議会の大部分が亡くなった。このため、以下の表は2つのバージョンの評議会を示している──初代評議会と、ファクトリー襲撃以後に再編された評議会だ。評議会全体が様々な異常手段で不死に近い状態になっているため、メンバーは基本的に加齢せず、殺害によってのみ排除可能である。

初代O5評議会
ポジション 本名 説明&職責 出身の前正常性機関
“管理者”ジ・アドミニストレーター (The Administrator) @[データ喪失]、旧名 フレデリック・ウィリアムズ (Friedrick Williams) SCP財団の初代管理者で、残る13人の評議会員を連れてきた人物。ファクトリー襲撃後、マブ女帝に名前を奪われ、現在はSCP-4000に囚われている。 文化保全秘密協会 (Secret Society for Cultural Preservation
O5-1、“創設者”ザ・ファウンダー ("The Founder") アーロン・シーガル (Aaron Siegel) 一流の物理学者・錬金術師で、フレデリック・ウィリアムズの友人。財団全体の全ての主要な活動・プロジェクトを監督している。SCP財団で、存命のなかでは最古参の人物。前“管理者”の死後、その地位を引き受けた。 王立不可思議・特異物研究協会 (The Royal Society for the Study of Curiosities and Peculiarities)
O5-2、“記録官”ジ・アーキビスト ("The Archivist") N/A 元々は“壊れたる神”との詳細不明の協定の一環で財団に贈られた、メカニトの半神の依代として機能するオートマトンだった。後に活動しやすくするためスーパーコンピュータになった。マリア・ジョーンズとともに、財団データベース全体を監視している。パノプティコン全世界監視システムを運営。 N/A
O5-3、“腐頼漢”ザ・ロトゥン ("The Rotten") N/A 法スレスレで頻繁に非道徳的だが、常に財団・正常性全体の利益になるように行動する。内務・保安担当。財団の雇用システムを監督。悪魔現実に関する事件により、肺に感染した異常菌類と共生している。胞子が抜け出すのを防ぐため、呼気を濾過する保護マスクの着用を余儀なくされている。基本的にはその感覚に慣れているとはいえ、今でも苦痛を見せることはある。 N/A
O5-4、“分析官”ジ・アナリスト ("The Annalist") ジョン・ハドフィールド (John Hadfield) O5-8の兄弟。異常史、特に野人・妖精関係の専門家。異常貨物委員会のメンバーだった頃、世界の至るところを──異常・非異常問わず──探検して回った。全ての妖精・野人関連の歴史調査・研究を監督している。 異常貨物委員会 (The Commission on Unusual Cargo)
O5-5、“火付人”ザ・ファイアスターター ("The Firestarter") N/A 対外関係・法務を担当し、度々起点として必要となる炎の役割を負う女性。超常法務専門家。第六次オカルト戦争出身の、極めて強力な中国人魔道士。炎魔術に卓越していることで知られる。 異学会
O5-6 N/A 初代O5-6はファクトリー襲撃で死亡した。 N/A
O5-7、“グリーン” ("Green") N/A 初代O5-7はファクトリー襲撃で死亡した。 N/A
O5-8、“異端者”ザ・ヘレティック ("The Heretic") アビゲイル・ハドフィールド (Abigail Hadfield) O5-4の姉妹。極めて強力な現実改変者。特別プロジェクトアドバイザーとして、現実改変、魔法、神学に関する研究を監督。 超常現象の確保収容に関する王立財団 (Her Majesty's Foundation for the Secure Containment of the Paranormal)
O5-9、“神託”ジ・オラクル ("The Oracle") N/A 初代O5-9はファクトリー襲撃で死亡した。 ツァーリの賢人団 (Tsar's Seers)
O5-10、“イヴ” ("Eve") エヴリン・ブライト (Evelyn Bright) O5-12の妻。倫理委員会・財団内部裁判所の局長。人事に関するプロジェクトを監督。プロメテウス研究所の創設に深く関与。ファクトリー襲撃で死亡。 N/A
O5-11、“預言者”ザ・ヴィジョナリー ("The Visionary") N/A 存在力学部門を創設。全ての超常科学研究を監督。財団によるDクラス利用を大幅に減らした。ファクトリー襲撃後のある時、詳細不明ながら無関係の理由で死去。 N/A
O5-12、“ジ・アメリカン” ("The American") アダム・ブライト (Adam Bright) O5-10の夫。人類の代表者にして、外の世界に対するヴェールの代表者。軍事作戦監督。ファクトリー襲撃で死亡。 全米確保収容イニシアチブ (American Secure Containment Initiative)
O5-13、“外様”ジ・アウトサイダー ("The Outsider") N/A ファクトリー襲撃の際に厳密には死んでいるが、魂は奇跡術的にサイト-01に拘束され、死後も仕事を続けている。現在はゴーストとして活動。全ての宇宙外研究と、通常の人間には不可能な研究──例として反ミーム、非現実、超現実など──を監督している。 エステート・ノワール (Estate Noir)

現代のO5評議会
ポジション 本名 説明&職責 ヴァンガード設立投票
O5-1、“創設者”ザ・ファウンダー ("The Founder") アーロン・シーガル (Aaron Siegel) 一流の物理学者・錬金術師で、フレデリック・ウィリアムズの友人。財団全体の全ての主要な活動・プロジェクトを監督している。SCP財団で、存命のなかでは最古参の人物。前“管理者”の死後、その地位を引き受けた。
O5-2、“記録官”ジ・アーキビスト ("The Archivist") N/A 元々はメカニトの半神の依代として機能するオートマトンで、後に活動しやすくするため財団の運営指針に盲目的に付き従うスーパーコンピュータとなった。マリア・ジョーンズとともに、財団データベース全体を監視している。パノプティコン全世界監視システムを運営。財団を解散してヴァンガードを創設するという決定の後、Ot-2は逃亡、サイト-15を人質に取り、以来そこに立て籠もっている。
O5-3、“腐頼漢”ザ・ロトゥン ("The Rotten") N/A 法スレスレで頻繁に非道徳的だが、常に財団・正常性全体の利益になるように行動する。内務・保安担当。財団の雇用システムを監督。悪魔現実に関する事件により、肺に感染した異常菌類と共生している。胞子が抜け出すのを防ぐため、呼気を濾過する保護マスクの着用を余儀なくされている。基本的にはその感覚に慣れているとはいえ、今でも苦痛を見せることはある。
O5-4、“分析官”ジ・アナリスト ("The Annalist") ジョン・ハドフィールド (John Hadfield) O5-8の兄弟。異常史、特に野人・妖精関係の専門家。異常貨物委員会のメンバーだった頃、世界の至るところを──異常・非異常問わず──探検して回った。全ての研究・実験、特に歴史調査とあらゆる妖精・野人関係の件を監督している。
O5-5、“火付人”ザ・ファイアスターター ("The Firestarter") N/A 対外関係・法務を担当し、度々起点として必要となる炎の役割を負う女性。超常法務専門家。第六次オカルト戦争出身の、極めて強力な中国人魔道士。炎魔術に卓越していることで知られる。
O5-6 N/A N/A
O5-7、“グリーン” ("Green") N/A 財団のスパイ網と機動部隊作戦の謎めいた中心点。全員のことを何でも知っているとの噂。全ての諜報活動、機動部隊任務、軍事行動を監督する。半妖精。パノプティコン危機でエージェント・クロッカーに殺害されたが、その後すぐに評議会の手で蘇生された。他の財団職員は、単に代替わりしただけだと考えている。
O5-8、“異端者”ザ・ヘレティック ("The Heretic") アビゲイル・ハドフィールド (Abigail Hadfield) O5-4の姉妹。極めて強力な現実改変者。特別プロジェクトアドバイザーとして、現実改変、魔法、神学に関する研究を監督。
O5-9、“神託”ジ・オラクル ("The Oracle") ナタリー・アシュワース (Natalie Asheworth) O5評議会に侵入し、操っていた死神の化身。1985年の死去をもって、彼女の地位は永久に空席となり、その投票権限はO4評議会に移譲された。
O5-10、“イヴ” ("Eve") N/A N/A
O5-11、“預言者”ザ・ヴィジョナリー ("The Visionary") N/A N/A
O5-12、“ジ・アメリカン” ("The American") マイケル・ブライト アダム・ブライトの息子。人類の代表者にして、外の全世界に対するヴェールの代表者。財団と非異常政府との間の政治関係を担当。骨の髄まで保守的。
O5-13、“外様”ジ・アウトサイダー ("The Outsider") N/A ファクトリー襲撃の際に厳密には死んでいるが、魂は奇跡術的にサイト-01に拘束され、死後も仕事を続けている。現在はゴーストとして活動。全ての宇宙外研究と、通常の人間には不可能な研究──例として反ミーム、非現実、超現実など──を監督している。
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