Eshu 2
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ごきげんよう。これは録音です。

これを聞いているということはあなたはO5評議会の一員であるということであり、今から財団だけではなく、世界全体の将来を決める問題について投票しようとしているということです。

レベル-5ステータスへの昇進以降は、SCPデータベースのすべてを読むことが可能になっています。あなたはこの時点で、数千とは言わないまでも数百のドキュメントを読んできています。注意を払っていれば、いくつかのパターンに気付いたことでしょう。

93%以上のアノマリーが過去100年に生まれていて、同じぐらいの大部分が北アメリカ産なのです。

真面目に勤めてきたならば、1911年に財団がある異常存在の種族の組織的殺害を開始したことを知っているでしょう。そして、人類の歴史についてわずかでも知っているならば、ジェノサイドには必ず結果が伴うということを知っているでしょう。

1912年に発見されたアノマリーの数は前年の2倍でした。1913年にはさらに2倍に。何が起きているか我々が気付く頃にはもはや手遅れでした。アノマリーはこの世の始まりから存在していたでしょうが、あなたが知っての通りの世界、この怪物たちがありとあらゆる角に潜む世界、現実性がほんのわずかに触れただけで壊れてしまう世界はどうでしょうか? ひとえに私達の怠慢と残忍さから生まれたのです。

数十年に渡る研究では決定的な答えは得られませんでした。因果関係は証明されていませんが、相関性は疑う余地がありません。異常なエコシステムのバランスにおける何か本質的なものが壊れ、エコシステムがそれ自身を補償のために適応させたのです。私達は前世紀を、この過ちによってなされたダメージを元に戻す努力に費やしてきました。

私達は確保します。収容します。最も大切なこととして、保護します。ええ、私達は世界をアノマリーから保護しますが、逆もまた真なりです。GOC、オブスクラコーア、財団 — あなたがどんな名前を名乗ろうとも、死を選ぶならば阻まれるでしょう。私達はかつてその選択肢をとり、そして2度と繰り返させません。

票を投じなさい、そしてあなたが誰を保護しているのか肝に銘じておきなさい。


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