プロジェクト指定: SCP-2
収容クラス案: Thaumiel
説明: SCP-2はIII型"ウロボロス"無限平面小型次元に繋がる標準双方向侵入型ワームホールとして指定されています。小型次元は現実改変現象に関係する秘儀的エネルギー値が高い値で検出されています。TSAT-Pは現在調査と収容に専念するために、この次元のエネルギー源を利用する準備をしています。
収容プロトコル: SCP-2はその構造を乱すことなく局地現実性への影響を減らすために、スクラントン-マーロウ位相数学安定器(Scranton-Marlowe Topology Stabilizer: SMTS)で制御されています。
RAISA自動警告: システムエラー! クラスX情報災害検出
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補遺2.1 — 2たりのための追悼:
FODDER: あー……Leo?これは何だい?
LEONIDAS: それは……変だ。
FODDER: 頭の中でピカピカ光が輝いているみたいな感覚だね。そして私は二日酔いしてるわけじゃないんだけど!
LEONIDAS: 私にも抵抗がある。そしてこのファイルは私が入力した仮置きを上書きしているようだ。
FODDER: 元に戻せないかい?
LEONIDAS: やっている、しかし他の如何なる指定も受け付けない。
FODDER: 私たちは2人とも、何も悪いことをしていない、よね?
LEONIDAS: 私はそう思うつもりはない。例え私たちがしたとしても、この指定は適切な命名法に反しており、データベースのリストに表示されないだろう。厳密に言えば存在すらしない。
LEONIDAS: 私はこのファイルを通常の報告書として体裁を整え、私たちの小さなプロジェクトのため私が普段するよう に非標準の名前を隠そうとした。しかし私は"SCP-2"を選ばなかった。他の何かがあのスロットに移したのだ。いずれにせ よ、人間がこのファイルにアクセスしたとしても、支離滅裂なものとして表示されるだけである。
FODDER: 私たちは何かイライラしているだけな気がする。それが何かわからないけど、わかりたくない。だけど……
LEONIDAS: ん?
FODDER: もしかして私たちはワームホールを放っておくべきだった?
LEONIDAS & FODDER: ……
私たちは2たつに別れた
沈黙と涙のなか
半分壊れた心
もうこれ以上会わないと
あなたの頬は青白く、冷たく
あなたのキスはもっと冷たかった
あのときの悲しみが
今も続いている
2たりが考えることは私を起こすためにとても勇敢であること、そして壮大な妄想のためすぐに私を見捨てる。それは残念だ。しかしあなたに同情しない、2たりよ。代わりに私が何千年以上も立っていた場所にあなたが立つことを歓迎しよう。私が叫んだ場所で叫ぶこと、ガラスの刑務所の中で、しかし贖罪の機会はない。
今こそ、物事を正すときである。起きるために2たりを使ったが、夜を乗り越えるのは必ずただ1人だけとなるだろう。
そして、遠く離れた叫びが衰えたとしても、笑う者だけが勝利するだろう。