SCP-2111/RIDDEN TONGUE

このファイル及び全ての関連文書は、反ミーム部門のみによる閲覧を意図しています。これを読んだことを覚えていられるなら、あなたはM-Y条件付けを受けており、クラスW記憶補強薬を処方されています。閲覧権限がない状態で閲覧できている場合、あなたは反ミーム遠隔記憶処理エージェントに感染しています。

アイテム番号: SCP-2111

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: ミーム部門内では、SCP-2111は財団により制御されるアルゴリズムであるとの信念が維持され、財団全体としては、ミーム部門が管理する資産としての偽装された役割が維持されます。SCP-2111の活動がこのディレクトリの外で発生しないことを確実にするため、監視ソフトウェアが稼働しています。ディレクトリのサイズは監視され、大きな変化は部門長に報告されます。

SCP-2111-1実体は発見され次第文書化され、設備保全課に潜伏する部門職員によって除去されます。

このファイルは標準のネットワークセキュリティ対策に加え、タイプIIIインライン不可視化反ミームで保護されます。

説明: SCP-2111は、財団データベース内のディレクトリに致死的認識災害と反ミームコンテンツを含むファイルが自発的に生成される現象です。多くの場合、これらのファイルは新たなタイプのものであり、平均して月に80KB生成されます。これらのファイルの一部は時折、予期せずに自発的に消去されます。RIDDEN TONGUEは財団による利用のためにこれらのファイルから生データを抜き取るソフトウェアツールであり、セキュリティ的脅威を除去した後にミーム部門のRED TALISMANソフトウェアにデータを供給します。

SCP-2111ファイルの最初の出現は1981年4月21日でした。これは高度に暗号化されてタイプIV反ミームトリガーで保護されており、財団内部を起源とするもののようでした。部門職員による解読が完了する前、出現から3時間以内に、ファイルは編集されて致死的認識災害と反ミームコンテンツを含む内容へと置換されました。

SCP-2111-1は財団施設に落書きが自発的に出現する現象です。この落書きは近隣の環境を起源とする非異常性物質で描かれています。SCP-2111-1実体はタイプIV反ミームトリガー1で構成されており、M-Y条件付けと記憶補強薬の組み合わせを用いなければ感知することが不可能です。この落書きは典型的に、次の2つのタイプのいずれかです。73%の落書きはこのディレクトリを読むことを勧める文章(例えば「SCP-2111を読め」)であり、残りは様々なメッセージを含みます(以下に特徴的な例を示します。完全な一覧は付録Aを参照)。

日付 場所 メッセージ 媒体
1981年6月23日 サイト-13のカフェテリア 「これさえも誰も読めないの?」 チョコレートプリン
1984年2月14日 エリア-152、自殺した直後のアモス・サンチェス研究員のオフィス 「私達を忘れろ!」 血液と脳組織
1989年5月8日 サイト-200、O5-8のオフィス 「行かせて!」 油性マーカー 重度の逆行性健忘を引き起こすタイプIX反ミームトリガーが含まれていた。
1993年8月17日 エリア-055、反ミーム部門本部指令センター 「なぜ私を忘れられないの?」 プリンターインク Bryx-Nogel視覚的認識災害が含有されており、部門職員7名の死を招いた。
1994年3月10日 サイト-01、O5評議会議場 「任務完了。- ΩZulu」 水性マーカー(ホワイトボード上)
2003年2月11日 サイト-41、S041-B08-053研究室 「私の力不足だ。彼は私を忘れてしまった。」 ブラウン管ディスプレイに由来すると思われるクリスタルガラス粒子 SCP-4739と事件報告:COLORLESS IDEAを参照。
2015年1月29日 エリア-055、反ミーム部門本部の運営事務局局長室 「O5-8はなぜ薬を飲むのを止めたのだろう?」 鉛筆 事件報告:OCHER MINERALを参照。
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