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アイテム番号: SCP-2111
オブジェクトクラス: Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-2111は機動部隊オメガ-0(”アラ・オルン”)によって根絶されました。SCP-2111に似た実体の将来の出現は特定され、破壊されます。
説明: SCP-2111は1980年10月23日に殉職した財団エージェント、ミシェル・ユーでした。自分の死から1981年4月21日までの記憶を想起できたオメガ-0隊員は存在しませんが、SCP-2111はこの期間に財団職員の記憶を攻撃したものと仮定されています。1981年4月21日、対抗概念部門の研究者、ビクトリア・テイラーはSCP-2111の攻撃についての予備調査を公表しました。直後、エージェント・ユーと識別される実体はSCP-2111データベースに出現し、ファイルを改変しました(下記参照)。この活動により、死亡した職員であると識別される実体がデータベース内に出現する現在も進行中の現象が引き起こされたようです。
これらの実体は自由意志を持つ情報構成物で、現在特定されていない基盤2上で活動しています。このデータベースは、実体の意識がタイプII局所心霊顕現と同様の方法で合一できる焦点として機能しているようです。
SCP-2111は、長期の記憶補強薬の処方の結果として、死亡した財団職員が生前の死者を直接知っていた職員の「人為的に固化された記憶」の中に「閉じ込められている」と信じていました。彼女は反ミーム部門と対抗概念部門内で生前の彼女を直接知っていた者を標的とし始め、彼女の記憶を持つ者を殺すか、その記憶を消去することを目的とした反ミームまたは認識災害による攻撃を始めました。さらに、少なくとも1度、O5-8を標的とした攻撃が行われました。SCP-2111は徐々に死亡した職員から支持者を集め、彼らにこれらの攻撃の展開方法を教えました。
犠牲者の多くはミーム、反ミーム戦闘を経験しており、これらの職員の数名がデータベースへの出現後に機動部隊オメガ-0を結成しました。SCP-2111は類似した実体により特異的に作成された反ミーム攻撃には免疫がないと仮定されており、この種の実体を的確に編集削除できる多目的ツールが設計されました。自我戦闘訓練(Identity Warfare Training, IWT)です。1994年3月10日、機動部隊オメガ-0の工作員はIWTを用いて、情報実体としてのSCP-2111を消去しました3。これに続き、彼女の信者の全ては降伏するか、消去されました。降伏者は機動部隊オメガ-0への忠誠の遵守を書き込まれ、SCP-2111に関与する全ての記憶を消去されました。