SCP-3939-12
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収容前に撮影されたSCP-3939。

アイテム番号: SCP-3939

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3939は現在、サイト-39の仮収容保管セルC(39-PC01-C)に保管されています。試験中でなければ、適切な大きさの標準収容ロッカーに保管してください。

SCP-3939は可能な限り早く仮収容から移されます。

説明: SCP-3939は製造時期が不明ですが、1930年代の設計及び製造の傾向と一致する蓄音機またはレコードプレイヤーです。磨かれたマホガニー材で作られた八角形の木製台座があり、当時のHMVのロゴが刻印されています。この台座の上には蓄音機の機構と大きな真鍮製のホルンに接続されたターンテーブルがあります。全ての部品の状態は良好です。

現在、SCP-3939のターンテーブルには黒いレコード盤があり、目に見える電源がないにもかかわらず、標準的な速度で回転しています。

更なる調査は保留中です。

あなたが横に一歩踏み出すと — あなたが台座を回って、後ろに手が届くように — すぐに何かがあなたに向かってくる。それが何かを理解するには少し時間がかかるが、一度分かると、それは明白だった。

真鍮製のホルンが動いた。まだあなたにまっすぐ向いている。サリーの判断にやられたと感じ、あなたの中の何かは小さく冷たくなる。結局彼女は正しかった。

「わかった。もっともだ。私は負けた。」とあなたは認める。あなたは彼女の方をちらっと見る。

彼女は困惑した顔をして眉を寄せている。「え?」

「君の勝ちだ。回転した。」

彼女は3939の方を向き、同じ表情を保つ。「違う。」

「間違いない。これは私を指していて、私はここにいる。私たちが入ってきたとき、ドアの方を指していたんだ。」
恐らくそれは常に聞き手を指すよう設計されているので、音がより良く聞こえるかもしれない、とあなたは希望的に考える。「サリー、君はこれが見えているか、それとも私が狂ってきているのか?」

彼女はしばらくの間あなたを見ている。「あー。あなたは、えー、狂いそうなの?」

「回転しているのが見えないってことか?」

「いいえ、全く。」

「こっちに来てくれ。」

彼女はあなたの所に動き始めると — 蓄音機が動いていないにもかかわらず — 驚く。

「わあ、すごい。まだ私の方に向いてる。」彼女は息を吐く。あなたはその現象を心に留める。

裏面には面白いものは何もない。

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